猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

久しぶりにペダルを踏んで炎天下を高崎へ、L'atelier itと長野堰の円筒分水を訪ねてきました…

2024-09-09 21:42:34 | なっからさくい生活

高崎駅の東、高崎市立城東小学校の南側にある長野堰の「円筒分水」です。烏川から取水された長野堰は高崎の街中を抜けてこの分水で四つの支線に分けられて、下流の360haの農地を潤しています。全国的には結構あるのですが、群馬県内ではここだけかな、珍しい分水なんです。昨日、運動ついでに立ち寄ってきました。

 

     
<おい、出かけるのか?>、着替えをしていたらCOCOが声を掛けてきました。「うん、今日は少し走ってくらぁ」、<大丈夫か? 暑いぜ!>、「でもな、運動不足で身体が重いんだいね、動かさなくちゃ」、<人間は不便な動物だいね>、「猫がうらやましいやい!」

     
10時半前にネオンライム号のペダルを踏んで家を出ました。猛暑の8月は100kmほどしか走ってないんです。普通の月の半分にもなってない、運動不足なんです。そいで、10時の気温は30℃でしたが思い切って走ることにしました。南部大橋で利根川を西へ、800mほど下流の廃棄物処理場の煙突が暑さでぼやけて見えていました。気をつけて走らねば、道端の空き地のニラの花がきれいでした。

     
箱田町で滝川を渡って高崎市へ、新保田中町からは染谷川沿いの道を下流に向かいました。まだ水を必要としている水田があるらしく、滝川も染谷川もたくさんの水量を維持していました。

     
高崎商業高校の東あたりかな、染谷川の取水堰の可動堰の直下にアオサギが一羽、静かに佇んでいました。このあたりで出会う一番大きな鳥です。

     
県道高崎駒形線に出ました。県道の橋の上から眺めた染谷川です。わが家を出てから約8㎞、橋の上から川を見ながら給水休憩です。東から緩やかな風が流れてきていました。ここから宿大類町の田んぼ道を走って、高崎健大の近くまで行ってから、中居町を抜けて高崎駅に向かいました。

    
そいで、国道354号線の歩道を高崎駅東口に向かって走っていたら、歩道の植栽に面白い花が咲いているのを見っけて自転車を停めました。ハギによく似ていますけど、ハギでない奴です。

    
ヌスビトハギ(盗人萩)です。ハギはマメ科の木ですけど、ヌスビトハギはマメ科の草です。花もよく見るとハギとは違っています。それにしても、ひどい名前をを付けられたものです。牧野富太郎博士は、この草の実が泥棒の足跡に似ているのでこの名が付けられたって説明してるのだそうですが、にわかに信じ難い説です。

 

    
高崎駅の東で去年の5月に開店したって教えてもらっていた洋菓子店『ラトリエ イット』に寄りました。真っ白な外装、控えめな看板、インスタグラムはこちらです

    
自転車ですので焼菓子を10個ほど、「箱にお詰めいたしますか?」、「いいえ、私のおやつですから…」、笑顔で「ありがとうございます」。生菓子もとてもきれいです。ユキ子さんに買いに来てもらいましょう。

 

     
帰りは、高崎芸術劇場の少し東から、長野堰の支線が流れる道に出ました。どこへ行っても水が見たくなるみたいです。そいで、円筒分水を見に立ち寄ったんです。円筒分水の下流の水路は三つの流れに分けられています。左から倉賀野堰、矢中堰、そして狭い鳴上堰、長野堰から分水された支線です。

     
上から流れて来た長野堰の流水は円筒分水の手前で地下に潜り円筒分水の中央に噴き出してきます。サイホンになっているんです。そして内側の円筒から外の円筒に溢れ出した流水は、外の円筒に設けられた仕切りで四つに分けられます。

     
四つの支線の受益農地面積に応じた水量を、正確に分けることができる仕掛けになっているのです。造られたのは1963年です。それにしても一番手前の堰、「地獄堰」って名前なんです、凄いですね。どうしてこういう名前なのか、私は知りません。

 

     
円筒分水からはせっせとペダルを踏んで前橋に戻ってきました。江田町まで来て給水休憩、休ませてもらったのは江田鏡神社、河津桜と獅子舞で有名なんです。上毛野国府が設けられたころに由来する古いお社です。

     
家に戻るとCOCOは私のベットの上でした。<無事だったか?>、「あ~ね」、<どれほど走ったんだ?>、「27㎞ほどかな…」、<おつかれさん…>。着替えをしてしばらく休んでから、ヤギカフェへランチしに行きました。

     
ヤギカフェへ行くと見たことのないボトルがありました。「トーキョー ハチオウジン」と読めます。「八王子の蒸留所で作られているジンです」とマスター。飲むと、「八王人」という特別な人になってしまうような気がしました。飲みませんでしたよ、前橋人のままでよいですから。

     
帰り道、フウセンカズラの花と実、ケイトウの花に出会いました。後は家で身体を休めて、それから夕食づくりをしました。

 

     
夕食のおかずは野菜の天ぷら、鶏肉のおろし炊き、蓮根のきんぴら、汁はナスとシメジに青じそとネギです。ユキ子さんは母さんと、私は一人飯です。

     
野菜のてんぷらは、青しそ、ニンジン、それと庭で採れたミョウガです。鶏肉のおろし炊きは、焼いた鶏肉をあっさり味の煮汁で大根おろしと煮て、オクラを添えて、万能ねぎの刻みを盛っています。

     蓮根はキーマカレーに使った残り、鶏肉の端を刻んで加えてきんぴらにしました。おろし炊きもきんぴらも、なんか懐かしい味になりました。

運動して疲労が出るかなってちょっと心配でしたが、今朝になっても大丈夫、月曜日ですから、NiiSへトレーニングに行ってきます。雨になりそう…

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい


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