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日常の視点

ナスのホットサラダ(タイ風)

2007年04月28日 | kitchen


3品目は、焼きナスを使ったアジア風のサラダです。

この写真じゃわかりにくいですが、クボトモコさんの黒っぽくて素朴でおしゃれな感じの
片口のお鉢に盛り付けました。

中には、焼きナスとナンプラー、レモン汁、パクチー、ミント、すりゴマが入っています。

うちでは、彼が香りが強すぎるものを苦手としているので、まさかパクチーやミント、ナンプラーが入っている料理は滅多に作れませんでしたが、今日のメンバーのタカコさんとクボトモコさんは、探究心が旺盛そうなのと、エスニックなものにも反応してくれるんじゃないかと予想して、冒険して作ってみました。

期待通りに、おふたりともパクチーは大好きだそうで、珍しそうに味わって食べてくれました。

作り方は超簡単。
4人分でナス3本を使用します。

網で直火の強火でナスの皮を焦がすかの勢いでじっと動かさず放置。
しばらくしたら、裏に返して裏面も焦がすくらいの勢いで焼いて、火からおろしてそのまますかさず皮を向きます。

ここでのポイントは、熱いからといってナスを水に浸けないことかな。

指に水をつけるか、トングで引っ掛けて、ピリーってすぐさま皮をむいちゃうところです。

この過程で、むっちり濃厚な焼きナスの出来上がりです。

それを適当に切って、中身を開いて、ナンプラーとレモン汁を合わせておいたタレに、パクチーとミントを合わせて混ぜてゴマをふったら出来上がり。

本当はこんな焼きたてのナスがよかったのですが、今回は手間がかかるので、ナスとタレを合わせた状態で冷蔵しておいて、盛り付けるときにパクチーとミントとゴマを混ぜました。

おふたりの感想は、「チーズが入っているみたい」とか「ミントを私も料理に使ってみよう」とかまるで料理人が試食しているような風情で味わって食べてくれました。

彼は(パクチー怖さに)まったく手をつけなかったので3人で食べたのですが、気がつけば完食。
冒険で作ったけど思ったよりインパクトがあったようです。

ここまでで、簡単な前菜3種類。

普段自分でも食べるような前菜(パクチーは都合上入れておりませんが)だけど、こうやって振り返ってみると、ほとんど野菜でできていて結構普段から知らないうちに野菜を食べているんだな~って思いました。

この前菜の後には、うちで自生したレタスのリーフと青シソで巻いたちょっと焼肉(牛と豚)、チーズチヂミ、口直しにちょこっと薬味ゴマダレサラダとメインのサンゲタン、デザートの自家製プリンと続くのですが、野菜がたくさんだったせいか、ちょっと足りないんじゃない?ってくらいに全部食べることができました。

その間、3人(彼はアルコールを飲まないので)でビール6缶、白ワイン1本、赤ワイングラス1杯ずつと飲み進めましたが、ふたりが楽しんでいる様子を見ているのが本当に楽しくて、とても作り甲斐がありました。

こんなに喜んでくれるんだったら楽しいなあ。

こういうちょっとしたことから、楽しみとか趣味とか深まっていくのだろうな。

今回はこのメンバーだったら何を一番喜んでくれるかな?って考えながら献立を考える作業が一番楽しいものでした。

そういえば、私の仕事も同じで、相手のことを考えながら起こした自分の行動が何かいい作用になった時に、とてもやり甲斐を感じるように、仕事と生活の考え方には何か切り離せない価値観の関連性があるのだよな、とも感じました。

そんなわけで、私が楽しめる場と誰かが楽しんでくれる場が一致した喜びが、ますます私の行動を加速させるのでしょうね。

次は、メインの参鶏湯の登場です。