目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

常に正統であろうとする人々。

2021-08-10 09:58:08 | しんぶんクロハタ並びに小黒金剛石
常に正統であろうとする人々がいる。
お上の国定思想や国定政策を、無条件に諸手を挙げて賛成する人々だ。

学校にもいたであろう。
優等生のいい子ぶりっこが。

こんな手合いばっかりだったら、教師も学級経営が本当に楽であろう。

それと同様に、この手の連中が大人になれば、ものすごくお上にとって支配しやすい人民の群れになる。

お上の国定思想や国定政策に反抗するやつを見つけては、同調圧力等で思想転向を強制し、いい子ちゃんぶって、お上に反抗者を密告する。

シーベリー氏は、こんな連中には吐き気を催すと、加藤諦三氏が翻訳した本に書いてある。

この手の人物の一番いい見本は、ソルジェニーツィンのガン病棟に出てくる党官僚のルサノフである。

強迫的に常に正統でありたいというのは、実に異常である。

彼らは常に心の底に押さえつけている、異端への意志に不安を感じているのかもしれないが。

こんな奴らが、法を恐れない人たちが開帳する賭博や薬物付きの乱交パーティーの上客になり、心の海の奥にきらめく異端への意志を満たすのであろう。
そう、1984年の主人公、ウィストン=スミスのように。

ねそがことをする。
これは谷口雅春氏の本に書いてあった文章であるが、彼によれば、普段おとなしいやつに限って、とんでもないことをしでかしているものなのである。

以上、管内下石原でいけもと。

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