
土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった ――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。
やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。
なぜ祐一は人を殺したのか? なぜ光代は殺人者を愛したのか?
引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?
個人的には祐一が一番の悪人だと思う。
あまり納得のいく映画ではない。
お薦め度★★★☆
私は「悪人」の原作を読んでから映画を見ましたが、映画では尺が足らないためか省略されている部分が相当あり、『誰が悪人なのか』ということがちゃんと伝わらないと感じました。
最後の光代の首を絞めるシーンも意図が伝わりづらいですし、祐一の優しさや被害者の人の悪さ、大学生の汚さなど、とにかく映画では浅いです。
機会があれば原作も是非読んでみてください。
感想はかなり変わると思います。
息子が原作を持っていたので借りてみようと
思います。