
老中・田沼意次(桂 文枝)の規制緩和により金になれば、何でもOKな江戸の世。
越後長岡藩士として出世コースを邁進する小林寛之進(阿部 寛)は、ある失言から、
藩主・忠精(松重 豊)の逆鱗に触れ、左遷されてしまう。
その左遷先は、猫の“のみとり"を生業とする貧乏長屋。
そこには、旦那の甚兵衛(風間杜夫)と女房のお鈴(大竹しのぶ)、
貧しい子供たちに読み書きを教える友之介(斎藤 工)が暮らしていた。
「猫の“のみとり"って何ら?」
戸惑う寛之進の初めての猫の“のみとり"客は、
亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)!
この運命的な出会いに胸高鳴る寛之進であったが、彼女から浴びせられたのが、この一言。
「この、下手クソが! ! ! ! 」
猫の“のみとり"とは、女性に“愛"をご奉仕する裏稼業であったのだ!
侍として、必死に積み上げてきた剣術や学問、プライドもここでは無意味であった。
意気消沈する寛之進の前に、妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた伊達男の清兵衛(豊川悦司)が現れた――。
果たして、寛之進は、おみねとの恋を成就させることはできるのか?そして、彼を待ち受ける運命とは! ?
お薦め度★★