
母親を亡くし一人ぼっちとなってしまった少年・九太は、
「強さ」を求めて、バケモノたちが住む「渋天街(じゅんてんがい)」に迷い込み、
乱暴者のバケモノ・熊徹らとの出会いと修行の日々を通じて
「本当の強さ」とは何かを学んでいく。
月日が経ち、たくましい青年へと成長した九太は、
現実の世界で同い年の少女・楓に出会い、
無限に拡がる可能性という「新しい世界」の魅力に強くひかれていくのだが、
その新しい道を進むためには、
大きな事件を乗り越えなければならないのであった。
一人で強くなったがゆえに人を教えることができない熊徹と、
家族を失い誰も信じることができなかった九太。
危機に臨む熊徹と九太が、二つの心を一つにしたとき、
だれもが想像もしえない「奇跡」が起こるーー
個人的に熊徹が死ななくてよかったです。
お薦め度★★★★