
どうか、幸せでいて欲しい―。
50年前奪われた息子を探す旅に出た主婦フィロミナ。
旅の終わりで、彼女が見つけた真実とは―?
その日、フィロミナは、
50年間かくし続けてきた秘密を娘のジェーンに打ち明けた。
それは1952年、アイルランド。
10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、
修道院に入れられる。
そこでは同じ境遇の少女たちが、
保護と引き換えにタダ働きさせられていた。
フィロミナは男の子を出産、アンソニーと名付けるが、
面会は1日1時間しか許されない。
そして修道院は、
3歳になったアンソニーを金銭と引き換えに養子に出してしまう。
以来わが子のことを一瞬たりとも忘れたことのない母のために、
ジェーンは元ジャーナリストのマーティンに話を持ちかける。
愛する息子にひと目会いたいフィロミナと、
その記事に再起をかけたマーティン、
全く別の世界に住む二人の旅が始まる・・・。
実話なのだがこんなことってあるのか?
と思わされる…
お薦め度★★★☆