妖怪アパートを読んだ

胃袋をつかまれると弱いっていう

香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常①』

両親を亡くしてから親戚の家に居候。やっと高校進学と同時に寮に入ることが決定！親友長谷と別れるのはさびしいけど、待ちに待った新生活に喜ぶなって言うほうがムリだぜ！
と思ってたら、寮が火事で全焼？！まだしばらく親戚の家に居候？！じょーだんじゃない！
しかし必死で探した結果、新生活の住まいが決定。多少怪しいが家からでれるならこのさい多少のことには目を瞑ろう！しかしそこは、「妖怪アパート」と世間から呼ばれていて？！
次々とあらわれるあり得ない状況、人や人でないものたち。その中で覆されていく俺の常識。「普通」ってなんだ？


【「203号室の……、“人”だよ、多分」】（【】内P91L15より引用）


YA！は、私が中学生の頃にあったら間違いなく大好きになっていたシリーズ？です。今となっては多少対象年齢から遠ざかってしまい…いやいや関係ない関係ない。あと某サイトで見かけてからずっと読みたかったので文庫化しあわせです。

「妖怪アパート」に住みはじめた夕士が出会った住人。人と人でないものたちが共に暮らすその場所。個性ゆたかな住人たちに囲まれ事件に出会うなか、様々な価値観に触れ、成長していったりしなかったりします。

あんまりでてこなかったけど、長谷との友情物語が大好き