緑川ゆきさん「蛍火の杜へ」！

今度こそ！

緑川ゆきさん「蛍火の杜へ」とは
「おれは人間に触れられると消えてしまう」
妖怪の住む森で迷子になった「蛍」が出会った「ギン」
彼は人に触れられると消えてしまうという。
しかし、二人は逢瀬を重ねる。
触れてはいけない。
触れたい。
でも、触れたら最後、もう二度と会うことはできない。
二人が触れ合うとき。「蛍」と「ギン」の向かう場所とは・・。

不覚にも所々で泣いてしまいました。

緑川さんの作品は、苦手な人も多いと思います。
私も苦手です。でも大好きです。（私の中では苦手と好きは矛盾しないのです）笑

町の片隅で見つける、夏の気配。
風のにおい。
雪の冷たさ。
夏のこえ。
喧騒の中、ふと感じる焦燥。

全部で４つの話が収録。
「花唄流るる」は、失恋決定！の男の子が、失恋相手にギターを教える話。
「蛍火の杜へ」
「くるくる落ち葉」は、忍者になりたい女の子が、本当に守りたいものを模索する話。
「ひび、深く」は、手紙とともに降り積もった愛の物語。
いつもどおり、いろいろ間違ってます。
「ひび～」は、兄妹もの。兄妹ものは苦手です。でもこの作品は好きです。尊い感じ。

「蛍火の杜へ」に関しては、FLASHを見てから読んだので、いい感じに展開を誤解していたのでラストが衝撃的でした。
ラスト。あの瞬間を、「笑顔」で表現した緑川さんに脱帽です。私なら泣き顔で表現してしまったと思います。

緑川さんは、ほかの作品も読んでますが、コミックスを手に取ったのは久しぶり。
なぜかといえば、天空回廊さんでFLASHがアップされてたので。（ネタバレありです。お気をつけください）
これを見た次の日、コミックスを買いにいって読んでました。
あきづき空太さんに近いものがある気がします。
あとは、渥美理絵さんとか浅田弘幸さんの作品同様、季節や風、気温を感じる作品が多かった。
ジブリっぽくもあると勝手に思ってます。人外のものの登場の仕方とかで。

ここらへんが好きな方はぜひ。
ハッピーな話がすべてよ！っという人は回避。
一癖あっても大丈夫！な人もぜひ。

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でも、あれですね。二回目に書くと、一回目書いたときよりどうしてもうまくかけてない気がしてしまうのは毎度のことですが、今回は特に。。あの時間違って削除してしまった自分が憎い・・