☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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谷瑞恵さん 『さまよう愛の果て』毒。

2006-04-21 | ■さ・た・な行の作家
一緒にじゅうたんに乗ろう?

谷瑞恵さん『さまよう愛の果て―失われた王国と神々の千一夜物語』とは
花嫁衣裳を着たまま家出をしたアイーシャが出会ったのは、謎めいたウード弾きの青年サンジャルに出会う。旅を共にする中、アイーシャは彼から、遠い昔の、黄金の国の物語に出会う・。遠い昔。黄金の国の物語が始めをむかえた時、アイーシャとサンジャルの運命もまた、動き出す・・。

こちらさまで紹介されていて、おもしろそうだったので手にとってみました。
(あれ?うまくはれない・・?)
二つの物語が作中で同時並行的に語られています。
こういうの、じれったいのですが結構好きです。

久しぶりに一気読みしました。読み終えたの、朝の5時。あわわ。
おもしろかった・・。
読んでて荻原規子さん『これは王国のかぎ』を思い出しました。
アラビアンナイトな雰囲気が好き、運命の愛が好き、引き裂かれた愛が好き、手の届かない人が好き?な人にお勧めします。
あとは、ミステリーですさんだ心を癒したいとか、愛の物語に浸りたいときにどうぞ。

そして、題名のとおりの本でした。さまよってます・・。
例えるなら・・。
あとちょっとで、背中のかゆいところに手が届きそう・・なのに届かないっ。
あっやった!届いたっ!と思ったらあーれー。そこは本当はかゆいところではなかった・・。でもいいの。そこがかゆいと思っていられるなら・・。という感じ。どういう感じだか。

ほんのり(?)谷瑞恵さんにはまってしまい、本日同作者『伯爵と妖精』シリーズ一冊目を購入。ふふ。