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映画音楽史(147) 『赤と青のブルース』 1961年公開

2014-06-05 00:14:29 | 映画音楽



『赤と青のブルース』 Saint Tropez Blues (仏) 1960年制作
監督 マルセル・ムーシー
音楽 アンリ・クロラ
    アンドレ・オディール
主演 アンヌ・マリー … マリー・ラフォレ
    ジャン・ポール … ジャック・イジュラン
    ジャック … ピエール・ミッシェル
主題歌 『赤と青のブルース』 ( Saint Tropez Blues ) 唄・マリー・ラフォレ

避暑地サン・トロッペを舞台に、音楽と流れるような映像で青春を描いたヌーヴェル・ヴァーグ作品。
アンヌ・マリーは両親が避暑に出かけパリのアパートで一人淋しく試験勉強をしていた。そこへ男友達のジャン・
ポールにサン・トロッペへ行こうと誘われ、現地で若者たちと酒と音楽で楽しい時間を過ごす。アンヌ・マリーが
若者仲間のジャックと親密になりそうになるとジャン・ポールか嫉妬、結局アンヌ・マリーはジャン・ポールの愛を
受け入れる。

主題歌の『赤と青のブルース』はミニー・ダンツァ作詞、アンリ・クロラ作曲でアンドレ・オディールが編曲したものです。
タイトルはブルースとなっていますが実際にはブルースの形式ではなく軽快なシネジャズ調の楽曲です。
映画は全編にモダンジャズが使われ、ラストシーンでマリー・ラフォレが自ら主題歌を唄っていました。
発売されたレコードは軽快なビヴラフォンから始まるジャズ調で、ギターは作曲者のアンリ・クロラです。

Oh toi qui a l'àme légére
Sons ton grand chapeau de paille
Tu souris et puis tu bàiles
Et t'endors dans la lumiére
St-Tropez St-Tropez
Dormant dans la lumiére St-Tropez

↓は映画のサウンドトラックによる『赤と青のブルース』 YOUTUBEより

カポタストの位置が異常ですね。


やはりこの曲はレコードで聞くのが一番です。
↓はマリー・ラフォレの『赤と青のブルース』 YOUTUBEより