『雨のしのび逢い』 Moderato Cantabile (仏) 1960年制作
監督 ピーター・ブルック
音楽 (アントン・ディアベリ)
主演 アンヌ … ジャンヌ・モロー
ショウヴァン … ジャン・ポール・ベルモンド
ピエール … ディディエ・オードパン
主題歌 『雨のしのび逢い』 ( Moderato Cantabile ) 演奏・マリー・アントワネット・ピクテ
アンチロマンの人気作家マルグリット・デュラスの小説を鬼才ブルックが映画化、愛の本質に迫る心理ドラマの名作。
製鉄所の社長夫人アンヌは息子ピエールのピアノ教室のレッスンに付き添っていた。その時、女性の大きな悲鳴が
聞こえてくる。近所のカフェで男が愛する女を殺したようだ。アンヌは殺してしまうほどの強い愛に感動すら覚える。
アンヌは製鉄所の従業員のショウヴァンにこの事件のことを何度も聞こうとしているうちに彼を愛し始める。しかし
社長夫人と一介の工員という身分はどうすることもできない。ショウヴァンに拒絶されたアンヌは薄暗いあのカフェで
殺された女のように引き裂くように叫び声をあげる。アンヌはまるで生ける屍のようであった。
主題歌の『雨のしのび逢い』はディアベリのピアノ練習曲・ソナチネOp.168-4の第二楽章です。映画では全編に
繰り返して流れていました。また、サウンドトラックのピアノ演奏はマリー・アントワネット・ピクテでレコードも
発売されています。
↓は映画『雨のしのび逢い』の一場面 YOUTUBEより
残念ながらマリー・アントワネット・ピクテの演奏をYOUTUBEで見つけることはできませんでした。
弾き手はわかりませんが、レコードとほぼ類似した演奏がアップされていましたのでそれを貼り付けておきます。
↓はディアベリのソナチネOp.168-4の第二楽章 YOUTUBEより
追記 (2017.8.28)
マリー・アントワネット・ピクテのサントラ盤をYOUTUBEで見つけましたので貼っておきます。
”Moderate Cantabile” Marie-Antoinette Pictet 【YOUTUBEより】