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映画音楽史(152) 『太陽の誘惑』 1961年公開

2014-06-11 00:26:08 | 映画音楽



『太陽の誘惑』 I Delfini (伊) 1961年制作
監督 フランチェスコ・マッゼリ
音楽 ジョヴァンニ・フスコ
主演 フェドラ … クラウディア・カルディナーレ
    マリオ … セルジオ・ファントーニ
    エルザ … アントネラ・ルアルディ
    アンセルモ … ジェラール・ブラン
    マリーナ … アンナ・マリア・フェッレーロ
    アルベルト … トーマス・ミリアン
主題歌 『太陽の誘惑』 ( What a sky ) 唄・ニコ・フィデンコ

世の中の不条理と荒廃した上流社会の姿を冷静に、かつ、社会の矛盾に対する憤りを描いた佳作。
イタリア貴族や資本家の二代目たちが高級車を乗り回し酒と好色におぼれていた。ある夜にその中の一人
マリーナが発作で倒れ、医師とのマリオとその恋人フェドラが駆けつける。そこでの上流階級の生活にフェドラは
大いにに興味を抱く。やがてマリオとフェドラもそこに入り込んだものの、荒んだ世界に嫌気をさして去る。

主題歌の『太陽の誘惑』はジョヴァンニ・フスコの作曲に、監督のフランチェスコ・マッゼリ、ジュゼッペ・カッシア、
さらに歌手のニコ・フィデンコが歌詞をつけたものです。レコードはニコ・フィデンコの英語盤とファウスト・パペッティ
楽団の演奏の競演となりました。ニコ・フィデンコは本国でイタリア語盤 (Su Nel Cielo) もリリーしているようですが
公開時に日本での発売はありませんでした。

What a sky , shining sky
One more night without you
I will cry, let me cry
Nothing is right without you

↓はニコ・フィデンコの『太陽の誘惑』  YOUTUBEより


↓はファウスト・パペッティ楽団の『太陽の誘惑』  YOUTUBEより