増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

思い立ったら、GO!

2013年01月10日 | 近況
今日は休診日。
休日はたいてい朝8時頃起床。アメリカンブレックファースト(スクランブルエッグ・ウインナー3種・パンケーキby佐藤・フルーツジュース・コーヒー)を用意して、しっかり朝食をいただきながら新聞をふと見ると、展覧会一覧のページを発見。

何気なく見ていると、そこに「白隠」の文字が。
ふと私の今年の勉強テーマのひとつに白隠を入れていたことを思い出した。

休診日には、院長の病院診察日などの予定が入っているですが、今日はたまたまフリー。院長を連れて温泉でも行こうかと思っていたのですが、急遽変更。渋谷のBunkamuraへ。

禅画に込めたメッセージ 白隠展
↓↓↓↓↓↓
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin.html

会場では、禅画のなかでいくつか気に入ったものの色紙とはがきを買ってきました。もちろん院長のお土産に重たい図録も。


私は、全くの無宗教人ですから詳しいことは知りませんが、昨年、たまたま手にしたひろさちやさんの本「いい言葉が、心を掃除する」(PHP研究所;ひろさちや監修;2012年刊)で白隠のことを知りました。

駿河には
過ぎたるものが二つある
富士のお山に
原の白隠

縁あって静岡にいるのに、白隠を知らないでここにいるのは、もしかしたらもったいないことなのかも知れない、と思い関連本をいくつか読みました。

白隠禅師物語 上村貞嘉著 淡交社
白隠の坐禅 ひろさちや著 すずき出版
一休・正三・白隠 水上勉著 ちくま学芸文庫
白隠禅師坐禅讃講話 原田祖岳著 大蔵出版
白隠禅師の気功健康法 帯津良一著 佼成出版会


以下は、白隠禅の修行により悟りを開いたとされる山岡鉄舟の句だそうです。

晴れてよし曇りてもよし不二の山
もとの姿はかわらざりけり

同じような意味を持つ白隠の言葉に「直指人心 見性成佛」があります。
これは、「仏性はすでに自分の中にありますよ。頑張って自分を振り返ったり、見つめることで、あえて自分探しをしなくてもいいんですよ。それはすでに備わっているものなのですから」という意味。

このあたりは、私がNAETを介して患者さんと関わる中で、重要なカギとなる良いエネルギーのひとつ、Love・愛情に対するアレルギー除去の考え方と似ています。

良い時の自分も、悪い時の自分も同じ自分。
いつでもそれでよし、と認められる・受け入れられる・許せる・信じられることが、「自分を愛する」ということ。それはすなわち、自分の中の仏性を観ることができるということです。

そして自分にそれができれば、自分以外の人にも自ずと、同じように仏性を持つ人として接することができます。みな平等です。だから怒りも、ねたみも、悲しみも、嘆きも、恐れも、喜びも、身体に、心に、こびりつくことはありません。そんなもんかな、でおしまいです。


久しぶりの電車、人波、そして歩きは疲れたけど、脳へのいい刺激となりました。
そして、静岡の車社会で自分の足がとても弱っているのを、改めてひしひしと感じた次第です。

アレ○ラ飲むなら・・・

2013年01月09日 | アレルギー・NAET
1月になり、そろそろ飛来するものに恐れをなしている人も多いのではないでしょうか?
そう、花粉です。そして黄砂です。

通勤途中にあるドラッグストアの前にも、第2世代の抗ヒスタミン薬(眠くならない抗アレルギー剤)ののぼりがいくつもパタパタしていました。

というわけで、アレルギー体質の人は、そろそろ準備に入らないといけませんね。
花粉・黄砂はその成分(栄養素・フェノリクス・化学物質・重金属など)により、体内潜在感染源をまたさらに刺激してしまいます。

寒さで寝ていたところを起こされた潜在感染源が、花粉・黄砂を引き金に、さらに調子に乗って暴れだすのです。みんなが体内で暴れた結果、花粉症状はもちろんのこと、その人のウィークポイントに問題が出たり、悪化するということになります。

ですから、感染源に対するアレルギー除去をして、寝ている子が起きないようにすればいいのです。しかしこれがなかなか手ごわく、簡単にはいきません。
ということで、除去している間にも体内感染源の活性度を上げない方法をいくつか挙げておきます。

ひとつめは、身体を冷やさないこと。
外出は最低限、首手・首足首・胃をカバーする、お風呂で温まる、室温に注意、甘いもの(砂糖・果物・乳製品)・油の強いもの(揚げ物・ラーメンなど)・冷たく火のとおっていないものをさける

ふたつめは、よく寝ること。
1日の総睡眠時間をなるべく増やす、食後仮眠をとる、寝室が寒くないよう注意、寝室に電気製品がないほうが良い

3つめは、主食(米・餅・せんべい・だんご・麺・パン)と電磁波(パソコン・携帯・ゲーム)を最低限に減らす、もしくはカットすること。

特に2月から来るスギ、その後に来るヒノキはイネ科食物と交差しますから、米・麦を今から摂らないでおく事は、とても大事な花粉症予防になるわけです。

アレ○ラ飲むより、スギ・ヒノキのエキス飲むより、まずは今から米・麦やめるべきなんです。

米や麦は、一度口にしたその影響は、10日位持続する方がほとんどです。だから花粉が来る前から準備(主食カット)しておかないと間に合いません。主食をカットするだけでも随分自分のキャパが拡がり、花粉が来ても煩わされることが減りますから、まだの方は早速試してみてください。

米・麦やめても変わらない人は、卵・乳製品(特に乳製品は耳鼻科症状を起こします)を摂りすぎているかもしれません。夕食が遅すぎるかもしれません。電気製品を使いすぎているかもしれません。化学物質に囲まれているかもしれません。無理して会社・学校に行っているかもしれません。。。
皆さんひとりひとりが探偵になって、共犯者を探してみてください。

ということで、今晩は〆の雑炊なしの鍋にしましょうかね。

P.S,
北海道に多いハンノキ・シラカバは、生のバラ科果物(リンゴ・ももなど)と交差しますから、北海道の方は、生の果物も身体も冷やすのでお気をつけください。

とにかく花粉症状がひどい時には、抗ヒスタミン剤の内服もやむを得ません。
ちなみに私が勧める抗ヒスタミン剤は、アレ○ラではなく、クラリチン・ロラタジンの方です。なぜなら、こちらのほうが断然薬剤アレルギーの出現頻度は少なく、有効度・必要度が高く出る方が多いからです。

ただクラリチン・ロラタジンは市販していませんので、医師の処方、もしくは個人輸入となります。心配な方は、お守りに持っているといいでしょう。
しかし前頭葉疾患・脳疾患・精神疾患の方には有効度・必要度が高くないため、どの抗ヒスタミンも勧めませんし、日本では医師の処方が原則の薬であることをご理解のうえご判断ください。NAETを受けている方なら、薬剤に対するアレルギーの有無、および自分にとっての有効度・必要度をチェックしてもらってから購入を考えれば良いでしょう。

実家に帰ると・・・

2013年01月08日 | アレルギー・NAET
年末年始を利用して実家に帰省された方は多いと思います。
久々に家族・親戚・友人などに会って楽しまれたでしょうか。

遠方にいるため、帰省時にだけこちらに来るという患者さんもいますが、そういう方の中で何人かから実家に戻ると鼻が出るとか、調子が良くないという声を聞きました。
また息子が・娘が帰ってきて体調を崩していた方もいました。

さて、何ででしょう???

お餅、おせち、お酒、久しぶりに出した布団のほこり・ダニ、家族や家族がらみのストレス、テレビの見すぎ、大掃除に使った洗剤、そこの水、そこの空気…何でも原因になりえます。しかし高気圧優位の「この時期」、これらすべて「引き金」です。

引き金をなくせばもちろん症状は軽くなりますが、原因は残ったままですから、もちろん再発します。もしくはアレルギーマーチで他の症状に変わります。

ということで、残るはひとつ。
勘のいい方ならわかるでしょう。年末に答えを書いてましたから。

そう、体内に誰でも持っている潜在感染源です。
高気圧優位で寒さが厳しくなればなるほど、特にウィルスは活性化↑↑↑します。
それに反比例して、身体を守る免疫系はダウン↓↓↓、その結果として体調を崩すこととなります。

家族はより同じ潜在感染源を持ちますから、共鳴の度合いが高いといえます。
共鳴の度合いが高いほど、反発も、引き合いも強いので、それが心身の症状や人間関係に反映されます。いつもけんかしている、口も利かない、仲がよすぎる、離れられない…このような対人関係にも潜在感染源が関与するわけです。

ノロウィルス・ロタウィルス・インフルエンザウィルス・ヘルペスウィルス・各種薬剤耐性菌、これらを持っていない人はいません。潜在的に皆さん持っています。ただ潜在的に持っていることを科学が証明できるレベルにない、だからみんな知らないだけです。

この時期さまざまなウィルス感染症がニュースに上がりますが、その場で外からもらうウィルスよりも、体内潜在感染源の活性度が、周囲の感染源ポテンシャルが上がる(流行する)ことで共鳴することのほうが影響度として大きいのです。

身体のいたるところ(内臓・脳・関節・血管内など)で寝ていた感染源のみんなが、外が騒がしくなると、そろそろ自分の出番かな?と起き出してしまう。その程度の差が免疫の強弱に比例し、個体差といわれます。だからこそ、同じものを食べても、同じところにいても、出てくる症状も程度もみな違うのです。

普段隠れている感染源も、寒さ・高気圧、そして糖質の過剰摂取(特に米・餅・酒・みりんといった米系)により活性度が上がります。よって、高気圧は避けられないけど、冷え対策と糖質制限(特に米は糖だけでなく、タンパクも影響大)はこの時期の皆さんに共通する有効な予防策といえるでしょう。

そしてちょっと話がそれますが、仕事も、お金も、家族関係も、対人関係も、何にも苦労なく問題なければ、それだけで心と身体へのストレスが減りますね。だからこそ、これらが安定していないと「本当の健康=心身ともに安寧な状態」が手に入らないということに繋がるわけです。

しかしこれらが安定しないのは、人のせいではなく、自分自身が引き寄せているのです。他人を、社会を変えるのは大変ですが、自分の持つエネルギーを変えることで、人や社会が変わるほうがよっぽど楽です。

自分が頑張れば、頑張っただけの結果が付いてくるのですから。
ただ、その人のもつマイナスエネルギーの根深さは見ただけではわかりませんから、結果がすぐ出る人もいれば、年単位かかって、やっと根っこがきれいになる人もいます。

仕事も、お金も、家族関係も、対人関係も、すべてを包括してクリアするためには、「エネルギーレベルを上げて、自分にとってのマイナスをはじき、プラスを引き寄せる体質」にすることが必要であり、これが全ての人に共通する増田カイロの施術目標であり、NAETの存在価値といえると思います。

その結果として、皆さんが望む「精神的・肉体的・社会的な健康」がもれなくついてくるのですから。

明けましておめでとうございます。

2013年01月03日 | 近況
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

あっという間に三が日が終わってしまいましたね。
今年も寝正月を満喫しまして、明日から、増田カイロ・NAET JAPANの仕事始めです。

この3日間にしたことはよく寝て、よくお風呂に入りました。
今日も朝起きたら、院長が箱根駅伝をワイン飲みながら(ぶどうジュースと間違えたのかもしれませんが)ゆでたこさんになって見ているので、私は箱根で買った大涌谷の温泉の元を入れてにごり湯を楽しみました。

お風呂に入りながら大抵本を1冊は読んで出てくるのですが、ここ何日かで読んだ本は疲れました。それは医師の健康本各種。

もちろんひとりひとり言っていることは、それなりにいいんですよ。だけど一度に読むと、どれだけ守ればいいんだという感じになり、また人によって言うこともまちまちで、まあ一般の人も一生懸命読んでは混乱してしまうなあと感じました。

健康に関することは、いまだどれも100%正しいと言うものはありませんから、自分に合うものを適度に取り入れるのがコツです。「ほどほど」が何でもいいのですから、無理をしてまでまずいもの、高いものを摂る必要もないわけです。本の通りに実践してよくなればラッキーだし、変わらなければ、まあこんなもんだねと思えるくらいがいいですよ。

そして年賀状を黙々と書きました。
久しぶりの手書きは疲れるので、少しずつ書いて、先ほど書き終わりました。書いてちょっとたまると、ポストの回収時間に関係なく、院長がポストに出しに行ってくれました。自分がしたいお手伝いは率先してやってくれますが、自分がしたくないものは聞こえません。

映画を一本、「レ・ミゼラブル」を観ました。
私は10点、院長は7点。切なさに泣けました。
その後読んでいた漫画「野田ともうします。」にも、「ああ無情」が出てきて、こちらは笑えました。

初詣に静岡浅間神社に行きました。
本当は7日過ぎでいいかなと思っていたのですが、院長の希望で重い腰を上げて行きました。まだ混雑気味で、かつ車椅子ですからいろいろと気を使う上に、小砂利に車椅子がどんどん沈んでいくため、途中で院長を車椅子から降ろし、歩ける範囲を少々廻りました。

小さいのかと思っていたら、結構広くて、今度人がいないときに来たいなと思いましたが、富士宮の本宮にもぜひまた行きたいです。あそこからの富士山も立派でしたので、今度は車で行けるといいのですが…。

お正月にしたのはこれだけ。
明日からの仕事に備えて、もう寝ます。

まだ気管支の調子が本調子ではないので、ブレーキをかけながら、「焦らず、慌てず、諦めず」の3Aをモットーに、今年もエベレスト登頂に向けて一歩一歩、歩を進めて行きたいと思っています。

「健康」を手に入れるために患者さんは訪れ、また「健康」を他人にもたらすために医療者はセミナーに参加するのですが、「お金」と「愛情」の上にはじめて「健康」が乗るということを、意外と皆さん知りません。

ですから「健康」を手に入れる、「健康」を他人にもたらす、という事は、じつは一番難しいことのひとつなのです。だからこそ、医療の世界において、「医療者」は自分の健康レベル以上に患者の健康レベルを上げることはできません。

それは、ドクター(医師・医療者)は、ティーチャー(教師)ではなく、ガイド(案内者)だからです。

今年も私は自分の道を黙々と進むだけです。
自分に負けないよう、自分をさらに乗り越えるよう。
来年の今頃、どこまで行けているのか、今から楽しみです。

そしてついでに年末年始、静岡も脱出できているともっといいのですが。。。