増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

そろそろ冬支度

2013年10月23日 | アレルギー・NAET
まだまだ昼間の厚さは夏だなあ…と思っていたら、急に秋を飛ばして冬がやってきました。

抵抗力・免疫力のまだ十分でない乳幼児は、急激な環境変化についていくことは難しいので、この1週間でゼコゼコヒューヒューと病院に行けば入院間違いなしの重症呼吸器症状の子を何人か診ました。大人でも風邪気味と調子を崩したり、耳鼻科症状やぎっくり腰など、自分の弱いところが出てくるような人もいますから、同じようなものですね。

寒さを引き金に、冬大活躍のウィルスたちが目を覚ましだします。大抵のウィルス疾患は、その時外からもらうのではなく、もともと身体にいたものが、環境の変化や周囲のポテンシャルの上昇によって共鳴、活性化したために起こる。遺伝子経由でもらっている場合もあるし、子供のころに罹患したり、ワクチン接種で取り込み、その後も感染源を持ち続けている場合もある。

そんなわけで、このところインフルエンザ(A型・B型・新型など)反応を示す人が増えています。
以前除去していても、組み合わせが残っているなど完璧でなければ、秋から冬にかけて再び顔をのぞかせる可能性は十分あります。今の時点で完璧に除去しておけば、12月から来年にかけての流行時期に大きな風邪をひくこともなく乗り越えることができるでしょう。

インフルエンザのほかに、RSウィルスやノロ・ロタウィルスなど、冬の代名詞みたいなウィルスが皆さん出てきますから、出てきたものから順に片づけていきます。

ウィルスが終わると、次は細菌です。高気圧優位の秋・冬は、ウィルス・細菌にとっては水を得た魚。魚じゃないけど体内をスイスイと泳ぎまわりながら、脳をはじめ、あちこちで炎症をおこしまくります。

結核じゃないけど結核みたいなアビウム菌や、食中毒菌として有名なカンピロバクター、扁桃腺炎などをおこす溶連菌などなど、色々な細菌がでてきます。

そしてもちろん秋は、東洋医学で言うと肺と大腸の季節ですから、大腸菌や各種腸内細菌群がより活発化します。悪玉菌がさまざまな毒素をいっぱい出してきますし、その毒素がまた血流にのって全身を巡り、特に脳のコントロール機能を失わせます。新米のパワーは自分じゃなく、体内感染源にみんな持っていかれてしまいますから、ほどほどに。。。

そしてこの時期の病気予防対策としては、
① 糖質(特に甘いもの・果物・米)を摂りすぎない。感染源のライフラインをカットすることは、どんな問題にも有効です。
米は1日1食まで、しかも夜はダメ。夜中に感染源は活性化しますから、米(米飯・せんべい・もち・団子・酒)を夜口にするということは、潜在感染源のパーティーに一升瓶の差し入れをするようなもの。もし夜主食を摂るなら、そば・うどんを少し。鍋ものなどよく加熱した野菜・肉・魚をしっかり摂ることが大事です。

② 適切な消炎剤の使用;アレルギーのないものを必要量だけ摂ります。
特に感染源に対してはイブ(有効成分:イブプロフェン)が効果的です。しかも感染源が騒ぐのは大抵夜~朝にかけてですので、その頃深い症状がある人で、イブプロフェンアレルギーのない人は、夕食後2錠飲んでおくといいでしょう。朝起きてからもまだ症状が残る人は、朝食後にセデス(有効成分:エテンザミド)1錠とイブ1錠を使ってみてください。

*「消炎剤は体を冷やすから良くない」「長期に飲んで大丈夫か」という質問が時々がありますが、アレルギーがなく、必要量・必要期間だけに限定して摂る分には問題ありません。アレルギーがなければ、長期服用していても、体温は低下しませんから、飲んでいる時と飲まない時とで自分で実験すればわかります。

しかし、アレルギーがなくても、体内で感染源と薬が接して、そこで問題を起こす場合もありますので、飲んで違和感があればやめたほうがいいでしょう。もちろん感染源のアレルギー除去が完成してくれば、セデスもイブもタイレノールも要らなくなります。

その時までのつなぎとして、一時的に症状を抑え、QOLを上げるために使うものですから、カイロ・鍼灸・サプリ・漢方などと意味合いは全く同じです。

高血圧・糖尿・コレステロールなどの薬、サプリ、オーガニックの食材…。
当たり前に毎日毎日せっせと摂っているこれらにアレルギーがあれば、どうなるでしょう。実際これらが体を冷やし、炎症を招き、病気を作ります。常識とは、99%が思い込みだという事です。

同じようなことを塩でも言われます。「こんなに塩とって大丈夫?」「病院では控えろって言われているんだけど」と。こちらにいらしていて、病院で塩を減らせと指導されている人たちに、塩アレルギーを除去したのち、びっくりするくらい塩を摂らせても、血圧は全く変わらないばかりか、服薬なしで安定します。もちろん血圧の問題にも、各種感染源が絡みますから、完璧にするには塩アレルギー除去だけでは足りませんが。

とにかく、自分が口にするものは、まず自分にアレルギーがあるかないか、自分が口にしてもいいか悪いか、自分の目の前で最後のフィルターにかけてから決めるべきなのです。ある人にとっての薬は、ある人にとっての毒なわけですからね。

③体を冷やさない。乾燥に注意。
首・おなか・足首は冷やさないようご注意ください。そして温かく、身体を冷やし感染を誘発する生ものは避けて、火の通ったものを食べるようにしましょう。糖質・コーヒー・チョコ・南国の果物・精白食品も身体を冷やす傾向にありますので、摂りすぎ注意です。

また空気が乾燥しますから、粘膜が弱まり、その結果、特に呼吸器器官(肺・気管支・のど・鼻)の免疫が低下します。加湿・塩水うがい・マスク着用など工夫しましょう。

④無理しないこと。これは一年中の対策ですが、睡眠時間をしっかり確保し、自分へのご褒美をきちんと確保することは、健康を創り上げる上での土台・スパイスとなります。

以上に加え、衣替え、暖房器具準備と共に、感染源に対する冬支度もお忘れなく。

最新の画像もっと見る