増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

あなたの味方

2013年09月21日 | アレルギー・NAET
よくがん患者さんには話します。「がん細胞こそ、忌み嫌うのではなく、愛すべき存在なんですよ」と。なぜなら、自分の生活の中の問題点を、誰も指摘してくれない自分の欠点を、がんは指摘してくれるのですから。

がん細胞はそれこそできの悪い自分の子。だからこそ慈しみ、手をかけて大事にしなければいけないのです。
だから西洋医学的な「邪魔だから排除する・なくす・消し去る」という考え方では、再発をしたり、別の問題となって現れたりして、身体は自分にメッセージを出してくるのです。

○活という言葉が流行っていたときに、「腸活」なる言葉を耳にしたことがありました。
その時はなんじゃ、そりゃと思っていましたが、日本は世界有数のプロバイオティクス大国なのでした。ヤクルトとか、ミルミルとか、色々なヨーグルトもありますものね。

脳ではなく、腸を元気にすることこそが、健康のカギであることは藤田紘一郎先生が多くの著書で述べています。そして私もエベレスト山頂を目指す日々の臨床の中で、腸相を良くしていくことの重要性(全身の免疫システム強化、および弱アルカリ化)を遅ればせながら感じています。

おなかの健康の目安は、「浮くバナナ」であり、毎朝お目にかかれるかどうかで、昨日の生活・食生活が合格か否かを、こっそり自分だけに教えてくれます。食べるものによっても量が変わりますが、大きなバナナをゲットしたければ、主食代わりに野菜をたくさん食べることですね。

毎朝浮くバナナを見れない人は、食べているものが悪いか・足りないか、ストレス度が強すぎるか、何億という腸内細菌群にアレルギーがあるかです。
腸内細菌は、一般に悪玉菌と善玉菌、そしてその時の強い方につく、いわゆる日和見菌に分けられます。

悪玉の代表格は、ウェルシュ菌。そのほかクリストリジウム・ディフィシルとか、バクテロイデス・フラジリスとか。。。
善玉の代表格は、ビフィズス菌。そのほかにエンテロコッカスやラクトバチルス(乳酸桿菌)など6種類ほどいて、まとめて乳酸菌を言われたりする。
日和見菌の代表格は、大腸菌・枯草菌・ブドウ球菌・レンサ球菌など。強い勢力に味方するから、日和見菌と呼ばれている。また大腸菌は体内でビタミン(B・Kなど)合成も行う。
悪玉は食物を腸内で腐敗させ、アンモニア・メタン・インドール・スカトールなどの毒性物質を作り出すのに対し、善玉菌は食物を腸内で発酵させる役目を持つ。

しかし善玉菌にも、悪玉菌にもアレルギーがあれば、自分の味方は0になる。
納豆・めかぶそばや、キャベツもやし炒めなどは、とてもよい浮くバナナを作るメニューだが、味方0の人はそうもいかない。下手すれば、下剤を飲んでも出てこない、頑固さんたちがいるのだから。

善玉も悪玉も人間が勝手につけたあだ名。
生まれ持っての悪人がいないように、菌たちもそうなんじゃないかなと思っています。

まず腸内細菌群のアレルギー除去をすすめて、味方10までもっていけたら、おなかや体の中に何億という味方がいることになりますから、もう怖いものなしですね。そしてその状況が、自分と外界・他との関係性をも向上させますから、知らないうちに物事がうまく運んで行ったり、恵まれた存在であることに気づくことができるでしょう。

そして腸内細菌は、その人の性格・言動にも関与します。というより、菌によって、性格・言動が代わるといっても過言ではないでしょう。だから世界中のみんなが仲良しになるには、まずこれも腸内環境から…なんですね。

悪玉菌はもちろんのこと、善玉菌のアレルギーを除去してから、自分に有効、かつ必要度の高いヨーグルトや乳酸菌飲料やサプリが探せるといいですね。また野菜・海草をしっかり摂って、水分補給を十分行っていれば、毎朝、スッキリさわやか。それは素敵な一日を約束されるようなものです。

ちなみに私は毎朝、桐井さんが入れてくれるおいしいコーヒーで「上からコーヒー浣腸」状態です。

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