増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

運命の分かれ道。。。

2011年03月29日 | 近況
1979年3月28日、アメリカ、ペンシルベニア州でスリーマイル島の原子力発電所事故が起きました。
それから1986年4月26日にはチェルノブイリ、そして2011年3月11日にはフクシマ。

フクシマがヒロシマ・ナガサキのように、海外にその知名度をあげました。
日本が「安全・エコな発電」として海外に売っていた、売ろうとしていた矢先に、今回の原発事故です。

これは宇宙の中の地球の立場からすれば、これ以上売るな、増やすなという警告なのか、それとも、もっといいもの作ってからにしろということなのかわかりませんが、各国で原発見直しの世論が拡がる事は避けられないでしょう。

このことは、日本という国の力が本物か、にせものかどうか、試されているときだと思わざるを得ません。
我々が世界の先頭に立って、日本という国を「本物の国」にしていくことが、犠牲者への一番の供養と考えます。

そして日本でも新たな原発建設は見直し、見送りされているように、国民がみんなで自分たちの生活に欠かせない電力をどのように作って、どのように供給されているのかを学び、一部の人にではなく、地球にとって、子孫にとっての最善の方法を研究・推進できたらいいなあと思っています。

ということで、私が今回の事故後、少しずつ読んだのが、「よくわかる原子力」というサイトです。

私は全部プリントして読みましたが、かなりの量ですので、疲れない程度にしてください。
図表もあり、専門用語の解説参考文献も載っていますから、もっと深く知りたいという人にもいいと思いますが、核放射線・プルトニウム・ウラン・放射性ヨウ素・セシウムなど、放射線関係にアレルギーがある人は、まだ見ないほうがいいと思います。
なぜなら、アレルギーがある=読めばもちろん、その「情報にやられる」可能性が高い、からです。

そこの「なぜ原発は推進されるのか」というところに、7つの理由が挙げられています。
その中のひとつに「政策決定に市民が参加しようとしないから」とありました。
学生時代から、どんなときでも委任状を出して済ませていた私には耳が痛いものです。

このサイトを読んで、原発と核戦争の繋がりや、プルサーマル、高速増殖炉など、これまでニュースで小耳に挟んでいたもののよくわかっていなかったことが学べました。

読んでますます、戦後日本の奇跡的な復興は、大量の電力消費と共にあったんだなあ…と感じました。
それによってもたらされている、今の私達の何ひとつ不自由のない生活は、多くの犠牲により発展してきた危うい経済活動の上に不安定に乗っていただけの、いわば耐震偽装国家なんだなあ、と感じるとともに、これから日本はどの道を進んでいくんだろう、と感じます。

原発に関しては、新参者の民主党より、大御所ぞろいの自民党の方が詳しい人がいそうなものなのに、この時期大連立を断るなんて、谷垣さん、チャンスをピンチに変えちゃったなあ…とがっくりしたのは、私だけではないと思います。

早速、近々選挙もあるみたいなので、市長として、市議として、適性カウントの高い人に一票入れるところから始めたいなと思いました。