増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

天武天皇ならどうする?

2011年03月24日 | アレルギー・NAET
先日NAETベーシックセミナーを受講したばかりの先生から、地元に帰ってさっそく地震アレルギーの施術をして効果が出たという報告を受けた。Drデビに感謝。

NAETは筋力検査が命なので、正しく検査できればホームランとなる。
ホームラン王であったベーブルースは、同時に三振王でもあったことはあまり知られていない。
しかし、そこは経験と知識・智慧がカバーすることになる。

内科医は、新人もベテランも処方する薬が同じなら、治療効果に大差はない。(精神面のプラセボは除く)
しかし外科医は、新人とベテランとでは、手術時間・出血量・手術内容・手術結果・手術痕すべてに違いが出る。
NAETはどちらかといえば、基本15項目をしているうちは内科医のようなものだが、それ以降は外科医と状況が重なる。

初回受講生の中でも、もともとキネシオロジー(筋力検査)を学んでいた方などは、自己治療次第でどんどんNAETを使いこなせるようになるでしょう。

もちろんNAET施術者としての「適性」も上達には左右しますから、その適性をあげるために、自己治療が欠かせないわけです。
ですから元々適性の高い施術者はラッキーです。(とはいえ、適性があっても努力しなければ、使いこなせませんから。)

東北・北海道以外の公認NAET施術者は「地震」のバイルを持っていますから、地震以降体調がすぐれないという方、未治療の方は、地震アレルギーを除去してもらってください。
これも危機管理のひとつです。

こちらでも地震に遭遇したことやその報道による自律神経の乱れでいろいろな症状に対して施術しました。
しかしアレルギーの重症な人は、身体の中に「誰かさん」がたくさんいる人ですから、その誰かさんの分までも除去する必要があります。

そういう理由から、「地震」単独のアレルギー除去が済んでも、「まだ地震のテレビを見ない」という反応が返ってくる人がほとんどです。
テレビを見れば、地震のエネルギーが目から・耳から入りますから、そのエネルギーは身体の中のみんなを不安にさせたり、悲しませたり、うんざりさせたり、イライラさせたりするわけです。

その結果の痛み・かゆみ・下痢・めまい・耳鳴り・肩こり・不眠…な訳です。
今週は月のパワーも強いので、その辺もかぶっているようです。


私は地震関連の治療はすべて完了しているつもりです。
ですから地震のテレビは見ていい、とでます。
それでもどのくらい見ていいかというと、1日30分までです。

ということは、「地震のテレビを見ない」とまだ出る人は、最低限の情報は必要でしょうから百歩譲って、10~15分以内です。それだけ、あの映像のもつエネルギーは毒なんだ、ということです。

それ以上地震関連の報道にかじりついていたら、心身の体調を崩しても仕方のないことです。
見るなといわれると見たくなるのが人間ですが、自分の身体は正直ですからくれぐれもご注意ください。

また、毎日聞くのも辛いけど、話すキャスターの方もずいぶん辛いはずです。
皆さんもどうかご自愛ください、とテレビを見ていつも思います。


他に、公園やお迎えで、お母さん同士で地震や原子力発電の話をしてみんなで暗くなって…なんていう人もいましたが、そんな話からは適当な理由をつけてさっさと抜ければいいだけです。
子供はよくわからなくても、テレビや親の話から、恐れや不安を感じ取ります。もちろんペットもです。

子供の前で眉間にしわを寄せて、どうしよ~なんて言っていないで、糸井重里さんの「言いまつがい」でも読んでください。
先日のまんげつやで佐藤先生が見つけた本ですが、私も久しぶりに泣かされました。食後でよかった。
(その後、佐藤先生は早速図書館で借りたのですが、図書館には何でもあるんですねえ。。。)

話を戻しますが、忘れないでください、何度も言いますが、「見ざる・聞かざる・言わざる」です。

こちらで何度も注意しているのに、それでも「見て・聞いて・話して」、その上自分の感情をコントロールできなくて…。
それで子供を守れるのかしら?子供に注意する資格はあるのかしら?と思います。

我々日本人は、外国人に比べて、子供の頃から「自己責任のもとで自分の意見を持つこと」に慣れていませんから、こういうときは特に困るのです。
自分で信用できる情報を集め、多くの情報を自分で処理・判断することができる国民でないからこそ、ここまでいろいろな意見・情報に国中で振り回されてしまうのです。

誰かが右といえば右に行き、誰かが左といえば左に行く。
ジョークにもなりましたよね。
日本人を動かす言葉は、「みんながやっているから…」でした。

そして何かあれば、政府のせい、首相のせい、秘書のせい、報道のせい、親のせい、先生のせい…と、「他人のせい」にすりかえるのです。
今の現状を憂うとしたら、その政治家を、政党を選んだのは自分なんだから、自分のせいなんです。

そういう日本の弱点を、危機管理意識の低さとともに世界にさらしたわけですから、もう怖いものはありません。
被災地の復興とともに、もう一度同じことがおこらないよう危機管理のハードルをあげて、ひとりひとりが意識し、行動していく機会となればと思います。

子供たちのために、大人ひとりひとりがみんなで日本を立て直さなきゃ。
世界のみんなが、宇宙のみんながうらやむような日本に。


ずっとずっと昔、天武天皇は「天変地異」さえも自分の責任だと言及していたそうです。
私も自己治療という修行をもっと積みあげて、ひとりの日本人として、責任ある大人として、社会のお役に立てればと思っています。