光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

江戸時代から続いている大戸見の神楽①-君津市稲荷神社

2023年08月18日 | 日記

  8/05(土)1か月前から予定していた君津市稲荷神社「大戸見の神楽」をツレと見てきました。この神楽もコロナ禍の為中止を余儀なくされ、関係者の努力により、今年4年ぶりの開催に漕ぎつけたのです。木更津の自宅を車で出たのが午前7時50分頃、1時間位で神社に到着しました。

  この大戸見の神楽は、稲荷神社の祭礼の時に神楽殿で演じられる2人立ちの獅子舞です。江戸時代天保7年(1836年)に灌漑用水が完成して村人が喜び、五穀豊穣を祈願して奉納したのが始まりと言われています。

 神社に着くと本殿にお参りし境内を見て回りました。すると境内にいた係の人が、午前9時になったら「大日堂で待機している神楽櫃が2基境内に来ますと」教えてくれました。急いで大日堂のある広場に行って見ると、沢山の人が獅子頭の収められた神楽櫃(かぐらびつ)を担いでいます。神楽櫃につけられた太鼓が叩かれお囃子が始まりました、そこには神主さんもいて、御幣でお祓いをして出発です。

 静な山間の道を神楽櫃がお囃子に導かれる様に進んで行きます。風情のある光景がとてもフォトジェニック。

  神楽櫃が境内に入り、境内中央の鳥居を潜ります。鳥居に神楽櫃が接触しない様に進むので大変です。

 ようやく潜って本殿前に進みました。

 本殿前で神主さんが御幣を振るう神事が行われます。

 2基の神楽櫃が本殿右に揃った際も、神主さんによる御幣の神事が行われました。2基の神楽櫃は並んで獅子舞が始まるまで静かに休憩です。保存会の会長さんによると最初に境内に入った神楽櫃は新しくリニューアルされた物で、今回が初公開だそうです。その為に約320万もの費用がかかったとの由。トップの写真がその神楽櫃。下の写真はもう1基の神楽櫃の側面写真です。