光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ヶ浦市飽富神社の例大祭‐延喜式にも載っている古社の祭り

2023年08月09日 | 日記

 7/24(月)袖ヶ浦市の飯富(いいとみ)地区にある飽富神社(あきとみじんじゃ)の例大祭をツレと見てきました。ここもコロナ禍の為4年ぶりの開催でした。

   神社に着いたのは午前9時頃です。もう神事は始まっていて境内の手前左側の遙拝所(ようはいじょ)に沢山の氏子が整列していました。ここの神事を取り仕切るのは、木更津・八剱八幡神社の神主と神官です。

 境内には何故か大きなお釜が置かれていました。飽富神社は毎年1月に筒粥神事が行われているので、その関係なのかと想像してしまいました。遙拝所の神事が終わると今度は本殿に移り新たな神事が始まりました。

 不思議に思ったのは、本殿横に新しく作られた提灯が3基立てかけられていたことです。夜になると何処かに置かれて照らすのでしょうが、他の神社ではあまり見かけない物ですから。

 また飽富神社は平安時代に出された『延喜式』と言う法令集に記載されています。先程の提灯にも式内社と書かれており、格式の高い神社です。この神社は綏靖(すいぜい)天皇元年(紀元前581年)に神八井耳の命(かむやいみみのみこと)が創始したとの由。社殿は元禄4年(1691年)再建された権現造り、祭神は倉稲魂尊で農業の神様です。

  本殿の前に2基の神輿が置かれています。神輿には八剱八幡神社の大神輿と同じように、鳳凰の口は初穂を咥えています。

 境内には珍しく屋台の準備が行われていました。これまで何度もこの神社の祭りを見に来ましたが、屋台が出るのは初めてです。

 その後神輿の前で御霊入れの儀式が始まりました。例大祭最大の神事のようです。役員や氏子代表が玉串を捧げていました。

 これで例大祭もひと段落です。この後神主さんを中心に記念撮影が行われました。また境内で知り合いの八剱神社の年番の方たちとお会いしました。お互いにビックリ、暫く話をしてから帰宅しました。