光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

138年続く大戸見の神楽③-君津市稲荷神社

2023年08月23日 | 日記

  お囃子が終わるといよいよ神楽舞の始まりです。この神楽舞は2人立ちの獅子舞で、江戸時代の天保7年(1836年)に灌漑用水が完成し、地区の人が喜び五穀豊穣を祈願して奉納されたのが始まりとされています。

  この日は気温が高く、演じている大戸見の神楽保存会の人たちは汗だくです。冷たい飲み物を仲間が補充して頑張っていました。

 大戸見の神楽は人が成長していく過程を表現しており、最初は一人歩きの出来ない幼児期を表現する『前かがり』です。

 そして踊り手が御幣を持って舞う『御幣の舞』と続きます。

 さらに少年期を表現するという『くるい』が始まりました。この『くるい』は若者が恋人に恋い焦がれる様子を豪快な動きで表現しており、お囃子も激しくなり最高の見せ場となっています。

 次いで『おくり』という舞が演じられ、約20分間の神楽舞が終了しました。100年以上続くという伝統の神楽舞素晴らしかったです。そして大戸見の神楽保存会の方にお礼を言って帰宅の途につきました。