光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

銘水の里・久留里③-新町の自噴井戸

2021年11月17日 | 日記
 
  銘水の里・久留里の町を11/12(金)ツレと散策してきました。君津市久留里地区は清澄・三石山系の山林に降った雨が、天然の地層を通る過程で濾過されさらに地下水脈を通って来た豊富な地下水が春夏秋冬、24時間、自噴井戸からこんこんと湧き出ている場所です。

 久留里駅を出て国道410号線を亀山方面に歩くと県道32号線が交わる交差点があります。その交差点を左に曲がると新町通り。新町の小井戸と呼ばれる自噴井戸が沢山置かれた通りです。トップの写真も新町に在る大きな井戸で、軽トラのおじさんが井戸の清掃をしていました。





 信号から2~30m行くと1つ目の円筒形の自噴井戸があります。この横に蔵や旧い木造住宅が並ぶ細い道が奥に続いています。行って見ると国道410号線と並行する1本奥の道で、木村屋金物店の裏通りです。

 道に入ると直ぐに石の蔵がありました。蔵には大きな銘板が張ってあり、弘化弐年(1845年)創業、木村屋金物店と表示してありました。この金物店は江戸時代末期の創業で、現在も営業しているのには驚かされます。またこの店の敷地には背が低い電柱が有り、クラシックな碍子や電灯がついていました。今も使われているようです。





 新町通りの両側に、三角形で金属製の覆いを被った自噴井戸が沢山置かれています。コップや柄杓がついているので、私も飲んでみましたが、水道水より柔らかく丸みのある水と言う印象でした。





 またこの通りには「雅めだか園」と書かれた幟が立っている家がありました。ここでめだかの飼育や販売をしているようです。今やめだかは大人気ですから。



 暫く道沿いを歩くとコンクリート製の自噴井戸の側に、新井白石住居跡の看板が建てられていました。そしてこの横に在る自噴井戸は新町最大の水量を出す井戸で、ここから新町の小井戸にパイプで水を供給しているそうです。



 この後、新町通りから新井白石住居跡に向かいました。