光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津駅前のレトロな町並みを行く‐与三郎通りと田面通り

2021年11月11日 | 日記

 11/7(日)ツレと木更津駅西口で行われていた路上ライブ「エンゼルアーティスト」を鑑賞した後、久しぶりに西口周辺のレトロな町並みを散策してきました。



 まず駅から港に続く富士見通りを20~30m行くと与三郎通り。この通りを右に進むと、木造平屋建ての古い建物があります。ここは「内山洋品店」、昭和10年(1935年)に建築された貴重な建築物。大戦中に落とされた焼夷弾がめり込んだ後が残っているそうです。そして与三郎通りは久留里から木更津港に続く田面通り(たもどおり)に突き当たります。

 

  この田面通りの地図が通りの店に掲示されていたのでコピーを撮りました。昭和4年に描かれた鳥瞰図にこの周辺の商店が沢山載っていたのにはビックリしました。上の写真の1階の蕎麦屋森田庵も載っています。



 田面通りを右に行くと久留里屋商店。元は久留里黒田藩の御用商人で、米を扱っていたのですが、廃藩置県後の明治初期、この地に店を構えたとの由。鳥瞰図では岩瀬商店として記されています。



 この久留里屋商店の道を隔てた反対側は影山商店。鶏卵、鶏肉の専門店です。影山商店も鳥瞰図に載っています。





 田面通りは約100m程進むと内房線の踏切ですが、その前に信号があります。それを右に曲がると木更津駅。その通りに1年中蔦の絡まるビルがあります。人が住んでいるのかよく分からない不思議なビルです。7日に撮影したビルの蔦は紅葉していますが、1年前の7月に撮った写真は、青々とした蔦がビルに絡んでいるのが良く分かります。