光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

何度目かのぶらり船橋①-太宰治が植えた夾竹桃

2020年07月23日 | 日記
 7/19(日)所用で松戸に行ったついでに、愛着のある町・船橋に寄って来ました。午前中はしとしと小雨が降っていたのに、午後は晴れて真夏のよう。

 JR船橋駅南口を出て海に向かって歩くと市民文化ホールです。その横の公園の一角に太宰治が植えたという夾竹桃がひっそりと花を付けていました。



  満開ではないのですが2~3割の花が咲いています。この夾竹桃は太宰治が、昭和10年(1935年)から昭和11年秋にかけて船橋町五日市本宿1928番地(現在の船橋市宮本町1-12-9)に借家住まいをしていた時に植えられたもの。以前私がサラリーマンだった時に、よく通りかかって見かけたのを思い出しました。その後京成船橋駅方面に戻り、周辺を散策です。





 この辺は昭和がまだ色濃く残っています。蔦に覆われたビルや、古い総菜店等があり人通りも少なくのんびりと歩けました。中でもいなか亭が凄いです。天丼定食、天丼が1コインの500円。気のいい御主人が20年前からやっているお店です。





 角の飲み屋もいいですね。客が足を外に出して昼から飲んでます。反対側は八坂神社、寄付の札が新しいので今年の物のようです。何処も新型コロナで祭りが中止されていますが、寄付だけはする方が多いのでしょうか。





 神社横の道を進むと本町通り(成田街道)に突き当たります。そこに創業慶応元年(1865年)という日本料理の店「いなりや」があります。ウナギがメインの様なので今度来たらツレと食べてみようと思います。そして通りを渡り国道14号線に向かいました。

 細い路地を入って行くと年季の入った自転車店、1956年(昭和31年)創業のセオサイクル本店です。佇まいが昭和を感じさせますね。人口64万人の船橋、まだまだ面白い所がイッパイです。