デジカメを持って歩こう.

個人の 登山、トレッキング、散歩、海外旅行 の記録です。

 2012年9月 南米.ペルー周遊からブログ参加です

・中山道を歩く(20)②彦根城-高宮<高宮宿>-<愛知川宿>

2018-04-12 23:59:59 | 中山道

 【2日目】  … 彦根城観光・ 高宮宿→武佐宿 …

      1日目:街道歩き(醒井宿--高宮宿)、2日目:彦根城、街道歩き(高宮宿--武佐宿)、3日目:近江八幡・八幡山城址・安土城址

 朝から乾燥した晴れ。 絶好の街道歩き日和。
 開門する直前に≪彦根城≫に着きTOPで入る。  券売所に入る手前、佐和口門から見たお濠や櫓が美しく水鏡に写った多門櫓が絵になり、登り石垣も緑に映え芸術的な美しさである。  大堀切への石の階段を登ると、石垣の上に見上げる様に廊下橋が架かり青空に映える。 橋の下をくぐり270°反転して廊下橋を渡る。その先の太鼓門櫓を見ながらの曲りくねった道も風情がある。太鼓門櫓をくぐると天守のある本丸である。小ぶりだが三角形の破風屋根が多く壮麗な天守閣が眼前に現れる。本丸広場はそれ程広くない。時期によっては人で溢れかえるのであろう。  3階建の天守に昇ると西側、西の丸の先に琵琶湖が見え、東側には彦根市街が展望できる。    帰りは西の丸から玄宮楽々園へ向かう。 西の丸では三重櫓の内部が公開されており中に入ってみる。そこから見る琵琶湖や本丸天守が美しい。西の丸三重櫓は長浜城から移築したという。彦根城は各所に豊臣家が造った城の一部を移築した建造物があり、東軍の覇権の痕跡を誇示しているという。
 城外北側にある玄宮園は井伊家旧下屋敷の庭園となっており彦根城天守を借景にしている。近江八景をモデルに造営したもので、緑の松、茶室、池 3つが合まって非常に優美な景観である。  彦根駅前広場には彦根藩初代藩主井伊直政の馬に乗った凛々しい銅像がある。

もっとゆっくり見ていたい彦根城であったが本来の街道歩へ復帰。近江鉄道で高宮駅へ戻り、昨日駅に着くのにひと悶着あった道を歩き中山道へ。<高宮宿>は近江商人を輩出した地で現在の伊藤忠商事や高島屋、西武鉄道、西川産業など多くの産業に進出している人が多いと。宿氏神・高宮神社や多賀大社鳥居、布惣ぬのそう(麻織物問屋)、円照寺等がありそれぞれ立派である。また、袖卯建を持つ漆喰壁の建物等古い家並も一部だが残っている。丸紅&伊藤忠創業者・伊藤忠兵衛の生家を見学。総合商社の創業時逸話・品物が残っており凄い才覚を持つ人であることを知る。    伊藤忠の生家の向かいにある蕎麦屋で昼食。   暫く歩き平将門の伝説がある「歌詰橋」を渡ると<愛知川宿>である。

 次のルート:㉑武佐宿~草津宿         前のルート:⑲赤坂宿~醒井宿 

 ≪彦根城≫ … 藩政時代からの天守閣が現存する

朝食前にホテル近辺散歩                            彦根城遠望         外堀跡

                         

                   佐和口から左・右 両側の多門櫓を望む                                 お濠

                             

多門櫓 … 復元

               表御門                       登り石垣                         不揃いな石段の坂道を上る

                             

石垣の2段積みで、石垣と石垣の間に土塁がもうけられている

登り石垣

大堀切の右・天秤櫓                廊下橋        潜り抜けて振り返る      廊下橋へは左へ廻る

            

廊下橋 … 江戸時代には屋根と壁があった、中の人の動きは見えない、いざという時は落とし橋に!

廊下橋先の天秤櫓

                

 

                         

天守閣 … 

天守からの展望

            

 

                

 

 

        

西の丸三重櫓 … 長浜城の天守から移築 

                

三重櫓の下を廻り込み「玄宮楽々園」へ向かう

                

                                                            玄宮楽々園

                             

 

                

                

                    

●●●●●● 街道歩き開始 ●●●●●● 

もっとゆっくり見ていたい彦根城であったが本来の街道歩きに戻る。近江鉄道で高宮駅へ戻り、昨日駅に着くのにひと悶着あった道を歩き中山道へ。宿内人口が中山道で三番目に多かったという<高宮宿>は近江商人を輩出した地で現在の伊藤忠商事や高島屋、西武鉄道、西川産業など多くの産業に進出していると。宿氏神・高宮神社や多賀大社鳥居、布惣ぬのそう(麻織物問屋)、円照寺等がありそれぞれ立派である。また、袖卯建を持つ漆喰壁の建物等古い家並も一部だが残っている。近江商人が資金を出して造ったという犬上川の無賃むちん橋を渡る。ささやかな松並木、ケヤキ並木道を歩き、間の宿<石畑>になる。丸紅&伊藤忠創業者・伊藤忠兵衛の生家をがあり見学。総合商社の創業時逸話・品物が残っており凄い才能の人であることを知る。 伊藤忠の生家の向かいにある蕎麦屋で昼食。  暫く歩き平将門の伝説がある「歌詰橋」を渡ると<愛知川宿>である。

     本日は歩数3万2千歩、16.2Kmの歩きである。

 <高宮宿> … 65 広重/木曾海道六捨九次之内・高宮(たかみや)  背丈より高い荷を背負った女性二人の姿がある。その背の荷は名産高宮布の原料となる麻であろう。広重は高宮宿の手前を流れる犬上川のあたりを描いている。この川はまた高宮川ともいったとある。水が涸れ、橋板もとりのぞかれた広い河原を中景に、対岸に高宮宿が見える。正面は男鬼おなり山、左遠くに丸い伊吹山が望まれる。

この高宮の中央に大鳥居がデンとすえられているが、ここは多賀神社への入口で、鳥居前町でもある。高宮布の機織りで栄え、宿内人口は大津宿・本庄宿に次いで多かった。布の売買で財をなした近江商人が資金を出し、宿西口に無賃むちん橋をかけた。古い家並みが残り、ベンガラ格子や袖卯建が見られる。

高宮 大北の地蔵さん                                 氏神・高宮神社 

                

 高宮神社 

                         

                多賀大社大鳥居                                 本陣跡

                

圓照寺                                         無賃橋

                          

むちん橋碑

産の宮                            了法寺          還相寺

                                

彦根市モニュメント…麻原料を背負った婦人、菅笠を被った旅人、そして近江商人 の像

                     阿自岐神社     春日神社        安食・やりこの里      石畑の一里塚跡

                  

間の宿・石畑 碑

    

 … 先へ続く …  <愛知川宿>-<武佐宿>



最新の画像もっと見る

コメントを投稿