デジカメを持って歩こう.

個人の 登山、トレッキング、散歩、海外旅行 の記録です。

 2012年9月 南米.ペルー周遊からブログ参加です

・中山道を歩く(20)③近江八幡-八幡山城址-安土城址-安土

2018-04-13 23:34:05 | 城めぐり

2018年4月13日 本日は街道歩きお休みで1日近江路の観光です。昨日2名早帰りしたので6名です。晴天。

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   1日目:街道歩き(醒井宿--高宮宿)、2日目:彦根城、街道歩き(高宮宿--武佐宿)、3日目:近江八幡・八幡山城址・安土城址

 【3日目】 … 近江八幡散策・安土桃山城址
  ホテルから西、琵琶湖方面に歩き、八幡山のふもと、昔ながらの商家がたちならぶ近江商人屋敷の一画を見、水郷・八幡堀のほとりから日牟禮(ひむれ)八幡宮へ歩く。   豊臣秀次が八幡山城城下町として開いた商人屋敷は千本格子と白壁の二階家が続き絵になる。軒下が低く、焼杉で作った半分真黒に炭化した板塀がさらに風情を醸し出す。   八幡堀は琵琶湖から城下町に通ずる運河で秀次が設けた。穏やかに流れる水と遊歩道に植えられた柳等の緑が古の風景を思い起こさせる。時代劇のロケ地に良く使われるというのも理解できる。   さらに日牟禮八幡宮の先にあるロープウェーに乗り八幡山城跡へ。山上、西の丸跡から田園風景の向こうに琵琶湖、対岸に比良山系の山が見える。女子中学生がガイドの説明を神妙に聞いている。  北の丸へ向かう。こちらからは琵琶湖北方の安土城跡の山や琵琶湖の内湖・西の湖が見える。本丸跡にある秀次・菩提寺と二の丸資料館を見て、下りは山道を歩き、日牟禮八幡宮脇へ出る。     近江八幡駅で昼食。駅北側は昔からの町並みらしく食事をする所はなく、南側の大きなショッピングセンタ-内で摂る。

  一駅戻り安土駅へ。駅隣接の安土城郭資料館で情報を得、駅前で自転車を借りて安土城跡へ向かう。約20分ほどで安土城址前のPへ。遠くから見ても石垣群が並ぶように見え壮大である。登城口から真っ直ぐ、幅広の大手道が続く。通常は屈曲して敵兵を登りにくくするのが常識だが信長の城らしく奇想天外。但し石段と石段にかなりの段差があるので登りにくい。  大手道を登りきると折れ曲がりながら右方向に進み黒金門跡。二の丸の信長廟を見、本丸御殿跡を通って「天主台」へ着く。   足元に整然と並んだたくさんの礎石がここに壮麗な天主があったことを想像させる。かつては五層七階の豪壮な天守閣がそびえ、金箔の瓦を葺いたともいわれ、面積も礎石面積の2倍半近くあったとあり如何にその規模が大きかったかがわかる。  天主台北側から琵琶湖方面の田園が見え、湖は遥か彼方である。  がかつては安土山は琵琶湖に突き出た岬で目の前いっぱいに湖が広がっていたという。     元来た道を戻り、途中琵琶湖岸に寄りチラリと見てから駅に戻り、今回の街道歩き+観光 終了である。

≪近江八幡≫

八幡山へ向かって歩く                            近江商人のふるさと・近江八幡の心のよりどころ

                

    八幡山城下はかつての安土と同じく、楽市楽座を取り入れ商人の町として大いに活気を呈した

 

                

    

八幡堀 … 豊臣秀次は八幡掘を運河として開削し、琵琶湖を往来する荷船をすべて八幡の町へ寄港させた                                                           

            

日牟禮(ひむれ)八幡宮                               参道に「八幡まつり」用の松明が並ぶ

                

翌日開催の「八幡まつり」(松明・太鼓祭)用の葭(よし)を使った松明群 … 10mを越える物もある

日牟禮(ひむれ)八幡宮

                

ロ-プウエイで八幡山城址へ                        西の丸から琵琶湖      北の丸から安土山方面

                

西の丸から琵琶湖と対岸の比良山系の山々

北の丸から左:西の湖、  正面黒い低い丘:安土城址

山頂本丸跡に建つ「瑞龍寺」                                           北側展望 

            

秀次の菩提寺「瑞龍寺」の桜

八幡山ハイキング下山口                                           白雲館             近江八幡駅

                

安土城郭資料館

            

幻の名城”安土城” … 1/20に復元 天守閣ひな形 5層7階建

活津彦根(いくつひこね)神社 … 

        

≪安土城址≫

Map                  復元・天守断面透視図              

        

安土城址                                      大手門

            

真っ直ぐに伸びた大手門 … 幅広い石段の両側には、石垣で囲われた諸将の館跡が続く。当時、十数万の動員力を誇った織田軍団、館跡も続く。

黒金門跡                                    佛足石            二の丸址          天主台から本丸跡

                

 

天主台跡 … たくさんの礎石が残る                  天守台石垣から琵琶湖方面

                

 … 最高所の天守台址にまでのぼりつめると、予想しなかったことに、目の前いっぱいに湖がひろがっていた。安土城は、ひろい野のきわまったところにあるため、大手門址からの感じでは、この山の裏が湖であるなどは、あらかじめ想像していなかった。
 古い地図で見ると、山というより、岬なのである。琵琶湖の内湖である伊庭湖にむかってつき出ている。この水景のうつくしさが、私の安土城についての基礎的なイメージになった。織田信長という人は、湖と野の境いの山上にいたのである。 …          
  司馬遼太郎 『街道をゆく』近江散歩、奈良散歩より

大手道を見下ろす              伝羽柴秀吉邸跡                          琵琶湖

                         

伝羽柴秀吉邸跡 … 上下2段に別れた郭(造成された平地)で構成され、下段に厩(うまや)と広場があり、上段に主人の住む主殿が建っていた。

風に波立つ琵琶湖

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 1日目:街道歩き(醒井宿--高宮宿)、2日目:彦根城、街道歩き(高宮宿--武佐宿)、3日目:近江八幡・八幡山城址・安土城址

=おわり=



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