デジカメを持って歩こう.

個人の 登山、トレッキング、散歩、海外旅行 の記録です。

 2012年9月 南米.ペルー周遊からブログ参加です

・東海道を歩く(12) 清水<江尻宿>ー<府中宿>静岡 & 静岡観光

2016-12-05 23:59:59 | 東海道

2016年12月5日 東海道のてくてく歩き、12回目は清水から静岡まで約11.5Kmを歩きます。6名の参加です。   今回は観光地が多いので2日間かけ、【1日目】は静岡から日本平、久能山・東照宮、三保の松原を観光します。   【2日目】に街道歩き、前日に到着した静岡駅まで清水駅から歩きます。 今日は天気良く最高気温18度くらいの予報、師走と云いながら暑くなりそうです。

[東海道あるき] 
ホテルのバスでJR清水駅に10時半到着。ここで一人が街道歩きリタイア、6人になりました。   現清水市・江尻宿はそれ程旧史跡は残っていず碑もあまりありません。資料を見ると「次郎長と鉄舟」の説明が多く、街道として見るべきものはあまりない様です。  旧東海道にほぼ平行して走る静岡鉄道には首都圏の旧私鉄電車と思しき電車が走っており興味深く望めます。   静岡駅近く・府中宿になると若干史跡が増えてきますが、現代の建物が多くなり史跡碑を見つけるのも大変です。静岡駅に着き今回の街道歩き終了です。 

<江尻宿> …  東海道第十八宿、日本橋から四十二里(164.1km) 江尻といえば港町、府中へ注ぐ巴川の河運と清水湊の海運で賑わい、そして清水の次郎長親分の本拠である 昔も今も港湾・輸送産業が盛んであるのは変わらない

江尻…[三保遠望] 江尻宿から家康の霊を祀った久能山へ通じる道の途中、日本平東麓にその名も観富山竜華寺がある 小高い境内から手前に江尻の宿場が見え、港をはさんで右手から三保の松原が延び、その向こうに愛鷹山、伊豆半島が見える 富士山が左端に見えるのだが、広重はわざと描かなかったようである 

 

朝、ホテル近く散策 三保飛行場近くの海岸から富士山               / 清水駅(みなと口)   / 同 (江尻口)

                            

 

江浄寺 … 徳川家康の長男、信康の墓がある。信長の命により自害させられた

                 

江尻宿本陣跡碑                         / 稚児橋 … 橋完成時、河童の稚児が先に渡ってしまった

            

江尻宿木戸跡碑                                               / 追分道標        / 追分羊羹

                         

静岡鉄道 & JR・追分踏切                                 / 久能寺観音堂道標

                          

鰻丼で昼食          / お腹一杯で満足                  / 上原子安地蔵      / 草薙の一里塚跡碑

                            

                / 草薙川・柳橋        / 草薙神社大鳥居     / 静鉄・草薙駅

                

旧東海道記念碑 … 国鉄操車場に東海道は分断された

  

 <府中宿> … 東海道第十九宿、日本橋から四十四里(174.6km) 家康が築いた城下町で、駿遠でも最大規模を誇った宿場の繁栄はいまに受け継がれ立派な近代都市となっている。 

 府中…【安倍川】 安倍川は川幅約500m。川越人足は真冬でも褌一丁。まじめに働く人足の表情がかわいい。連台や肩ぐるまで渡る一団が画面の端で切れている構図で画面に動きが生じて面白い。背景の山は対岸手越の徳願寺の山だろう。

 長沼の一里塚跡       / 延命地蔵         / もぐさ屋(珍しい店が残っている)

        

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 [静岡観光] 
静岡駅から路線バスで日本平へ。   日本平山頂から清水の街を前景に薩埵峠(さったとうげ)・駿河湾・富士山・ 伊豆半島を展望、そして内陸側には雪を冠った南アルプス・聖岳が見え絶景です。  ロープウエイで久能山へ下り、東照宮を散策します。日本平山頂にボランテイアガイドがおりその方の案内で東照宮の説明を細かく聴きました。グループだけでは気が付かないビューポイントを説明付きで観ることが出来 社会見学です。   久能山を山麓まで下りボリュームのある桜えびかき揚げ丼で昼食です。凄いボリュームがありもうたくさん。  この後、駿河湾沿いに三保の松原の先までウオーキングです。防波堤内側のサイクリング&歩行用の道を左手に富士山を望みながら気持良く歩きます。12月というのに気温は17℃くらいで上着を着ていると暑いです。      三保の松原・羽衣の松は大昔に来たことがありますが記憶は全くなく、写真で覚えているぐらいです。 羽衣の松近辺・海岸砂浜には日曜日とあってたくさんの観光客がいます。  半島突端に向けてさらに歩き、いい加減歩き疲れた所に灯台があり、その裏に本日の宿泊地ホテルがありました。      本来の目的、明日からの街道歩きの体力を養います。

静岡駅前広場                               / 日本平                          / 清水港と富士山

                

南ア・雪を冠った聖岳                                                  / ロープウエイで紅葉の絶壁を下る

               

久能山・東照宮                            / 鼓楼              / 唐燈籠と唐門を見上げる

               

料理を作る神饌所                           / 東照宮拝殿前

               

逆さ葵紋

    

徳川家康霊廟

    

久能山を下る                              / 昼食のさくらえび丼   / 久能山を下から見上げる   / 石垣いちご

               

三保の松原へ向かう                                           / 羽衣の松

               

               

    

MAP                                  /  ホテル

            

=おわり=


・東海道を歩く(11) 由比<由比宿>ー<興津宿>ー<江尻宿>清水

2016-08-11 22:53:13 | 東海道

2016年8月11日 東海道のてくてく歩き、11回目は由比から清水まで約13Kmを歩きます。今回のコースはグループでの催行時、私のみ電車トラブルで参加出来なかったので一人でリベンジです。   由比駅から薩埵峠(さったとうげ)を越えJR・清水駅まで行きます。天気は良く最近にしては若干低めの31度くらいの予報、熱中症にならない様気を付けて歩きます。

JR由比駅に10時前に到着。記憶に残る桜えびのモニュメントを後にして薩埵峠に向かいます。峠を控えた間の宿・倉沢は昔の街道の雰囲気を残し優しく屈曲した道と古色を帯びた家並みがあり雰囲気の良い場所です。舗装道路の坂道を峠へ向かいます。日陰では涼しいですが日向はさすがに暑い坂道を汗をかきながら峠を目指すと薩埵峠の駐車場にぶつかります。駐車場から山の中腹に作られた山道を歩き途中「展望台」から広重の浮世絵の描写と同じ景色を望みます。生憎富士山は夏の曇り空で少しも見えず浮世絵通りとはいきませんが山の斜面と駿河湾をバックに高速道路と東海道線がクロスしている景色は絶佳です。      峠を下ると興津宿、興津川を渡ると宿中心で江戸時代は峠・川越し・身延山の追分として賑わったそうですが今は宿場の面影はなく小さな町です。13時近く興津の駅前で昼食、桜エビのかき揚げ定食とビールで水分と腹を満たします。 JR東海道線の上を渡った場所にある「清見寺(せいけんじ)」は今回の街道歩きで見た随一の名刹です。山門と境内の間を鉄道に分断されていますが境内には立派な鐘楼があり蓮も咲いています。また、境内からは清見潟を見下ろせ風光明媚なお寺です。    この辺りから江尻宿に入ります。間もなく清水市の中心部、清水駅に着いて今回の街道歩き終了です。全身汗びっしょりになった街道歩きでした。

鉄道唱歌へJUMP

<由比宿> …  東海道第十六宿、日本橋から三十八里(150.9km) 小さな宿場ながら、古い家並みが残る情緒豊かな土地である 興津宿との間に横たわる難所・薩埵(さった)峠に上ると、眼下に海、遠方に富士が望める

由比…[薩埵嶺] 波が崖下にうち寄せるので、道は標高90mの薩埵峠を越える 富士の眺めは東海道一の名勝 対岸の浜から由比にかけての浜辺が万葉に歌われた田子の浦 

 由比駅           / 前回潜ったアーケード   / 宿場の街並み             / さくらえび料理で有名

            

間の宿・西倉沢 本陣跡

         

西倉沢の一里塚跡        / 薩埵(さった)峠・上道への分岐         / 峠を遠望する

                         

薩埵(さった)峠駐車場にて                   / 近辺MAP       / 展望台

             

こんな感じの展望台

<興津宿> …  東海道第十七宿、日本橋から四十一里(160km) 興津は清見潟を望む風光明媚な地として知られてきた 古くは関所が置かれた軍事・交通の要衝であり、明治以降は元勲たちの別荘地であった

興津…[興津川] 薩埵峠を越えると興津川 巡業中の相撲取りを乗せた馬と駕籠が興津川を渡る 松林の向こうは古歌にその美しさを詠まれた清見潟である

 峠を下り白髭神社       / 海が見える                       / 興津川・川渡し

            

                  / 興津駅                          / 興津宿・本陣址   / 脇本陣跡

            

清見寺

            

 

             

 

<江尻宿> …  東海道第十八宿、日本橋から四十二里(164.1km) 江尻といえば港町、府中へ注ぐ巴川の河運と清水湊の海運で賑わい、そして清水の次郎長親分の本拠である

江尻…[三保遠望] 江尻宿から家康の霊を祀った久能山へ通じる道の途中、日本平東麓にその名も観富山竜華寺がある 小高い境内から手前に江尻の宿場が見え、港をはさんで右手から三保の松原が延び、その向こうに愛鷹山、伊豆半島が見える 富士山が左端に見えるのだが、広重はわざと描かなかったようである 

 

 名残りの松            / 細井の松原跡                     / 清水駅

         

=おわり= 


・東海道を歩く(10) 富士<吉原宿>ー<蒲原宿>ー<由比宿>由比

2016-04-09 23:59:59 | 東海道

2016年4月9日 東海道のてくてく歩き、10回目は富士から由比まで約16Kmを歩きます。最小人数5名の参加です。   富士川を越え県道を歩き、薩埵峠(さったとうげ)手前のJR・由比まで行きます。天気良く最高気温20度くらいの予報、暑くなりそうです。

吉原宿の西はずれにあるJR富士駅に9時30分に到着。土曜日の朝のためか閑散とした市街を北上して旧東海道に合流し、西に向かい間もなく富士川を渡ります。結構な川幅で水量が非常に多く川幅いっぱいの急流で豪快です。   富士川を渡ると坂を上がり河岸段丘の中腹の道を歩きます。立場である岩淵には一里塚が両塚残っています。   東名高速道路を渡る時、雪を冠った富士山が垣間見え素晴らしいです。     蒲原宿に入ると東海道歩きと思しき人がたくさん歩いています。宿の裏山になる御殿山では桜まつりをやっている様でスピーカーから流れる演歌が華やいだ雰囲気を醸し出しています。   宿は昔の面影がよく残り蔀戸(しもみど)や格子戸、なまこ壁などの古い家が続き、宿の出入り口は枡形道路になっています。  蒲原・由比はサクラエビ特産。 調度昼時、サクラエビ、刺身がたっぷりのった海鮮丼を食し、大満足でした。  暫らく歩きと小さな宿 由比宿に入ります。東木戸・枡形跡や古い建物が小規模ですが残っています。由比本陣は「由比本陣公園」として整備され、休憩所や「東海道広重美術館」があるので、昼食後の大休止です。 由比はサクラエビを大々的に売っていてあちらこちらに店があります。JRの下を潜り由比漁港に寄って相模湾の海水を今回初めて見ます。この漁港にもサクラエビの売店があり、観光客が並んでいます。 暫らく歩くと由比駅に着き今回の街道歩き終了です。

<吉原宿> … 東海道第十四宿、日本橋から三十五里(135.9km) 吉原宿は高潮で宿場を二度も移転させられたうえ、川の氾濫に悩まされ続けた

 

秋葉常夜灯 … 常夜灯はこれからたくさん現れます / 間宿 本市場 / 富士川手前 水神社…富士川渡船場碑がある

              

富士川を渡る … 現在の富士川は

        

<岩淵立場> … 富士川を利用し、岩淵から甲州・鰍沢への舟運で賑わった 下り便は甲州の年貢米、上り便は塩が運ばれた また、身延道の分岐点でもあった

桐の花             / 小休本陣常盤屋   / 五右衛門風呂です

         

新豊院 … 

            

岩淵の一里塚 … 日本橋から三十七里目 

              

  

<蒲原宿> … 東海道第十五宿、日本橋から三十七里(147km) 広重の名作「夜の雪」で名高い蒲原は、海路の日和に抱かれた温暖な地 古いたたずまいを残したこの宿場には、義経と浄瑠璃姫の伝説がある  

蒲原…[夜之雪] ほの暗い空から音もなく降りしきる雪で地上はまったく静寂の世界 白黒のばかしの世界にわずかに用いた色彩が非常に効果的

 

東名高速 跨線橋からの富士山

    

光蓮寺 … 義経が浄瑠璃姫へ手紙をしたためた場所近くの寺  / 蒲原の一里塚跡碑   / 諏訪神社

            

蒲原宿 東木戸    / 日本軽金属発電導水路 / 蒲原宿 街並み          / 広重 夜之雪 レリーフ

                 

  ●●● サクエエビ海鮮丼で昼食 ●●●

本陣跡の黒塀      / 西木戸跡       / 和歌宮神社

       

<由比宿> …  東海道第十六宿、日本橋から三十八里(150.9km) 小さな宿場ながら、古い家並みが残る情緒豊かな土地である 興津宿との間に横たわる難所・薩埵(さった)峠に上ると、眼下に海、遠方に富士が望める

由比…[薩埵嶺] 波が崖下にうち寄せるので、道は標高90mの薩埵峠を越える 富士の眺めは東海道一の名勝 対岸の浜から由比にかけての浜辺が万葉に歌われた田子の浦 

お七里役所跡          / 本陣跡                   / 弥次喜多?

         

由比川          / 由比漁港

      

=おわり=