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はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

楽園の闇

2017-12-26 14:55:16 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスの複数の地域で水不足が起きている。
計画断水は新しいことではないけれど
水が供給されているはずの時間でも供給量が充分では
ないために各家庭にある貯水タンクが満杯にならず
だんだん水位が下がってくる事態に。
我が家も例外にあらず。

とりあえず庭の芝生に水をやるのをやめ
洗車も後伸ばし。

先日はついに底をついたので、民間の水配給業者に
頼んで給水してもらった。家のタンク、フルタンク
5000リットル程度で3500ルピー(10000円)。
月々の水道代が400ルピーなのを考えると超高額。
それでも背に腹は変えられない。

貯水タンクがある場合はまだいいけれど、
すべての家庭に貯水タンクがあるわけではなく、
ない場合はうちの近所の場合
最近は日中朝9時ごろから16時ごろまで断水。

さらに謎なのだが、ここ連日雨が降っているにも関わらず、
水不足は相変わらず続いている。
フィルターのキャパが足りないとか、サトウキビに水をやりすぎとか、
島全体で漏水が多すぎるとか諸説あるが本当のところは知らない。

残念ながらモーリシャスでは水供給施設という
基本的なライフラインにさえまだまだ問題がある。
インド洋の楽園の闇。

観光客が宿泊するようなラグジャリーなホテルには、
もちろん貯水タンクも自家発電機もあるので
ライフラインの問題とは無縁に滞在できる。



荒っぽいとは思っていたけど

2017-12-12 11:23:14 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスのバスの運転には閉口することが多い。
バス停でちゃんと道の端に止まらなかったり、
走行中に一般車両を追い抜いたり。

モーリシャスで2015年から2017年の間に
発生した交通事故のうちバスが絡む事故は944件。
まだ2017年は終わっていないけれど、大雑把に見ると
1年では315件程度。

2016年に日本で発生したバスがらみの交通事故は2395件。

モーリシャスの人口が126.3万人、日本の人口が1.27億人。
大雑把に100倍。人口当たりの事故数で見ると、
モーリシャスが日本の13倍。

やっぱり。
インド洋の楽園のバスは楽園らしからぬ荒っぽさ。



ディヴァリ

2017-10-23 15:10:19 | モーリシャス:お国事情
インド系のお祭りで、当日は祝日。
インド暦の第7番目の月の初めの日で
今年は10月19日だった。
アルファベットではDiwaliと書き、
インドではディワーリーと読まれている様子。
光の祭典とも言われ、日が落ちる頃に
なるとインド系の住民中心に家をライトアップする。

クラシックなのは、素焼きの醤油受けサイズの器に
オイルを入れて燃やす方法だが、
インド系の人が多く住む地域では
アメリカや日本のクリスマスにもみられるような
電飾キラキラバージョンが主流になりつつある。
我が家でもプールサイドを中心に古典的な方法で
素焼きの入れ物にオイルを入れてライトアップ。

インド系の家では前の日からお菓子を作って
準備するとか(日本のおせち料理のように)。
あいにくインド系の友人が近所にいないので
おすそ分けにはあずかれなかったけれど。

次男は学校でも前日はインド系の衣装を着て行き
(着てくるように事前通達があり、そのため
わざわざ購入)ディヴァリの歌を歌ったり、
雰囲気を味わった様子。

どうしても宗教的なイベントはその宗教に
馴染みがないとアウトサイダー感満々になりがちだが
その土地ならではのお祭りも悪くはない。

在モーリシャス日本大使館

2017-03-09 10:40:23 | モーリシャス:お国事情
なんと、在住日本人20〜30名にも関わらず
今年の1月1日に日本大使館が開館した。
領事館ではなく、いきなりの大使館。

今のところは首都ポートルイスにある
ル・スフレン・ホテルの一角で開館中。
(今後場所が確定したら移動。)

今までは在マダガスカル日本大使館が兼轄しており
年に1回ある出張領事サービスがありがたい、という
状況だったので、大躍進。

早速開館早々お世話になってしまった。
まだまだ本来の場所での開館準備などお忙しい中
領事館の仕事としての義務を超えたレベルでの
助け方をしていただき大変助かった。
ご厚意に甘えちゃだめとは思いつつ、心強い。

年始休暇

2017-01-06 16:05:27 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスでは元旦と2日が祝日扱い。

と書くと仕事初めが3日のように誤解されがちだが
個人経営の店などは3日になっても4日になっても
まだ開かない店もざら。

各自が好きにすればいいと言えばその通りだけど
できれば店頭に何日から再開するか、ぐらい
書いておいてくれると助かるんだけどな。

モーリシャスで働くには

2016-09-08 11:13:30 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスで外国人が働くには、
というトピックに興味がある人はほとんどいないだろう
と思われるけど、書いてみる。

モーリシャス人の配偶者とかではない外国人の場合、
労働許可証(Occupation Permit)を取る必要がある。
許可証の種類は3種。投資家、個人事業者、被雇用者。
それぞれに銀行残高、最低年収などの制約がある。

子供達が幼稚園・学校に行き始めたので
私もそろそろ働こうかな、と思いこの辺りのことを調べている。
まず、一般的にはモーリシャスの給与水準は低いので、
現地採用の被雇用者になるつもりはない。
次に投資家は、業務内容など融通が利くのがいいけど
銀行残高やら、年収の制約が高いのでこれもパス。
となると残りは個人事業主。
個人の場合、人を雇えないという制約があるけど
今のところ人様を定期雇用するような業務をするつもりはないので
問題はない。

ビジネスプランやら何やら必要書類を揃えて提出したら
3週間ほどで結果が出るらしい。
十数年前に受験書類を揃えた時に通じるような作業。
提出するいろんなものを組み合わせて
「この人には滞在許可証をやってもいいな」
と思わせられたら勝ち。

やってみようかな。

金環日食

2016-09-01 14:29:34 | モーリシャス:お国事情
9月1日、金環日食が見られた。

日本で皆既日食があったときに、見そびれたなぁ
と思っていたらこんなところで金環日食と遭遇できるとは。
12時27分に始まり、14時13分に金環日食になり、
15時44分に終了。

うちの場所ではパーフェクトな金環ではなく
左下が暗いままだった。
でも真昼間で晴れているのに随分暗いし、
世の中が今までに見たことのない光の感じで不思議な雰囲気。
昔の人が不吉だ、とか思ったのもわかる。

子供達の幼稚園・学校は日食のため午前中でおしまい。
長男はわくわくしながら見ていた。
次男は残念ながらお昼寝中にピーク時になってしまった。

日食はあと1時間あまり。

リオオリンピック

2016-08-10 08:54:51 | モーリシャス:お国事情
リオオリンピックが始まって数日、
日本選手の活躍がうれしい今日この頃。

モーリシャスも小国ながら8種目、12名の選手が出場している。
人口130万人の国から12人、というのはなかなかの大人数。

ちなみ過去にはメダルも取得している。
2008年北京オリンピックのボクシングで銅メダル。

ただ中継を見ようとすると、フランス系のケーブルテレビなので
フランス選手にフォーカスした番組作り。
モーリシャスで、フランス選手を応援する番組の隙間で
ちょこちょこ見られる日本選手を応援している。
それも途中で容赦なく切られたりするのでアウェー感満々。
未だに体操男子団体の演技でさえ全部は見られていない。

オリンピックはやはり自国で見た方が盛り上がる。

前日の夜まで定まらない祝日

2016-07-06 15:53:33 | モーリシャス:お国事情
今日は祝日。
ラマダン明けの次の日のため。
EID AL FITRという。うまく読めない。

この日は移動祝日なだけでなく、
どの日になるか前日の夜までわからない。
というのも、ラマダン明けは新月が出てきたのを
イスラム教の偉い人が目視確認しないといけないから。
その結果をテレビなりラジオなりで各自確認する。

家政婦さんも「ではもしかしたら明日、でなければあさって」
とか言って帰宅していくし、
息子の保育園でも「もしかしたら明日は休みです」
とか、そんな調子。

様々な宗教を尊重し、それぞれの宗教に関わる大事な日を
祝日にする、ということ自体に不満はないけど
前日の夜まで定まらない祝日は不便だ。予定が立たない。
会社勤めの人の場合、会議のスケジューリングとかは
どうしてるんだろう?

お前は言うほどせっぱつまったスケジュールで
日々暮らしているわけではないだろう、と言われれば
その通りです。

ウガーディ

2016-04-14 13:30:56 | モーリシャス:お国事情
4月8日はウガーディという祝日だった。

南インドのテルグ語圏とカンナダ語圏の正月、とのこと。
ウガーディとはサンスクリット語で時代(ユガ)の始まり(アーディー)、
という意味の言葉から派生した言葉。
とネットで調べて初めて知った。

インドの一部でお祝いされている日を
モーリシャスでも祝ってるということだ。
ヒンドゥ系のモーリシャス人は
地理的に南インド系の祖先を持つ人が多いのかな。

某モーリシャス人(非ヒンドゥ)にウガーディって何?
って聞いたら、火の上を歩く日だ、とか言われたけど
あれはこの国お得意の「わからない場合はわからないとは言わず、
その時に思いついたことを言う」だったのか。