既成の「鍼灸師」の概念を土台にしたビジョンでは
新しい道は開けない。
鍼灸師としての身分は、
現行の「はり師きゅう師あん摩マッサージ師圧師に関する法律」に基づいている。
この法律を元にした「鍼灸師」は明確に二分化されている。
マッサージのつけたりとして鍼灸を行うものおよび
または鍼灸は資格だけというものと
「鍼灸マッサージ」でなく
「専門医術としての鍼灸」専業に生きようとするものである。
鍼灸専業で生きようとするものは
決して自らを「鍼灸マッサージ師」とは称しない。
この鍼灸専門従事者にとって、「あはき法」は欠陥法であり、
「鍼灸単独法」は悲願である。
そしてその悲願達成を含みながら
専業鍼灸師の全国統一法人組織の結成をめざし
生活保護法や健康保険の取り扱い、関係法規の改正の善処、
鍼灸科学化への邁進などを掲げ
「社団法人・日本鍼灸師会」が
昭和25年(1950年)11月30日設立された。
しかし、設立以来今日まで
その悲願への道のりは困難の連続であり
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます