チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

「鍼灸医術」を開花させる新たな道とは・・・・・C

2014年01月27日 | 鍼灸医師制度への取り組み

「鍼灸医術」の開花をめざすためには

ひとつには「鍼灸学」の学問的確立が必要である。

 

しかしその根底として、

学問的確立とは何かを明確にしなければならないと思う。

 

「日鍼会」の設立要旨決議の中に

「鍼灸科学化の方向に邁進する」とあったが、これはどういう意味だろうか?

「科学」と言うことは

当時の指導者たちが

「鍼灸」は「科学的根拠」をもたない、摩訶不思議なもの」「東洋の神秘」とでも

考えていたのだろうか。

「古典」に基づいて築かれた訓詁学的「鍼灸学」を絶対視すれば、

「現代科学」の観点とかなり違って見える。

それを拠り所にして「伝統医学の特異性」を主張し

「存在意義」とすることは誤りであろう、として

当時の先駆者たちは

現代科学の立場から解釈し、見直そうという意味で「科学化」と言ったのであろうか・・・・・

 

しかし・私は、「科学化」という言い方は不正確だと思う。

「鍼灸という医術」が明確に効果がある

ということは、神秘的でもなく、

伝統医学の考え方が正しいとか、こじ付けだとかいう議論

の問題でもなく

現実に効果があるという事実である。

この事実の「実態」の「現代科学的解明」

これからの「鍼灸学の学問建設」の土台となるべきである

とすべきであろう。

 

「鍼灸大学は

その専門研究機関および「鍼灸医師」の教育・養成機関としての

存在意義があると、私は考える。

 

 

 

 

 


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