チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

整形外科の先生は、簡単に「治りません」と患者に言いますが・・・・・2

2012年05月31日 | 最近の治療体験から
これは、先週の例です。

もう20年以上も「リウマチ・腰痛・・・」などで、健康管理もかねて、
毎週1度は、鍼治療を続けている患者さんです。

昨年、両膝関節の骨が完全に崩れているということで、手術をし、
人工関節にしました。おかげで、痛みなしに歩けるようになりました。

ところが、先週その患者が私に言いました。
「数週間前から、左の膝の前(膝蓋部)が、
屈伸や歩行では、なんともないのだが、仰臥でも伏臥でも寝ている時と
立っている時に、膝をまっすぐに伸ばしているとかなり痛いと、
かかりつけの整形外科の先生に話したら、
即座に”手術は成功しているのだから痛いわけはない、そのうち治る。”
と言われておしまい!痛みは全然変わらない」と・・・・・

私が、左膝蓋部を圧迫しても、全然痛みません。
それは、当然腰部の問題です。
伏臥位で、第4~5腰椎のすぐ脇を触診してみると、
左右で明白に緊張・圧通で差がありました。

そこに例の「快浅刺法」で、鍼を1本置鍼しました。
すると、膝を伸ばして寝ていたので鍼をさす前は痛かったのですが、
数分して「痛みが取れた!」と喜びの声を出しました。
鍼を抜いてからは、仰臥でも立位でも痛みはありませんでした。

勿論,数週間痛みが続いていたので、これで完璧かどうか不明です。
次回の治療が楽しみです。

1も2も、「整形外科の基礎知識」で治療したものです。
「伝統医学」の「経絡理論」も「証」も無関係です。



何も考えないし、基礎的な診察もせずに、
「治らない」と断定してしまう「整形外科」の医師の姿勢を
問題にしているのです。



鍼灸医療に携わる私は、
「固定観念」にとらわれず、しっかり「病態」を観察し、
その上で、多様な「鍼のテクニック」を駆使していこうと日々励んでいます。

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