ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

CTの結果&またまた辛い思いを・・・

2009-09-12 | 闘病生活
今日はCTスキャンの結果を聞くための診察日でした。
一応、点滴の予約も入ってはいたんですけどね、中止となりました。
その理由は・・・

昨日のことです。

昼食を取ったあと、腸が急激に痛み始めました。
キューッと絞られるような痛みが断続的に続きます。
こういうときに限って仕事が忙しい。
無理に笑顔を作って少々の残業をこなしましたが
おそらく顔色は最悪だったろうと思います。
隣の課長がぎょっとした顔をしてましたもん。

こういう痛みは、実は初めてではありません。
今までにも何度かありましたが
たいていは1.2食抜いたり、流動食にすることで治っていました。
たぶん腸の細くなったところに食べ物が滞ってるんだろうなぁくらいに考えてたし
以前、F医師に話した時にも笑って「詰まってるんじゃない?」と言われましたから
今回もすぐおさまるだろうと思っていたのですが
昨日の痛みはしつこかった。

夕飯を娘ッ子と一緒に近所のファミレスで食べることにしていたのですが
どうにも食べられそうにありません。
ポタージュスープとお茶だけをチビチビといただいていたのですが
痛みがどんどんひどくなります。

店内が空いていたのをいいことに
テーブルに突っ伏して苦しみ、トイレに行っては便器を抱えて吐き気と戦い
またテーブルに伏せて・・・

ちょっとおさまったところで急いで家に帰りましたが
もう、なにもできない状態。
娘ッ子に甘えて布団を敷いてもらい横になって、布団を掛けてもらって。
そのまま寝てしまいました。

結局痛みは朝まで続きました。
今もまだ、時々痛いです。

で、そんな痛みを抱えたまま、どうにか病院へ。
診察室へ入るや開口一番「今日、点滴したくありません」
昨日からの症状を訴えると、PCでCTの画像を見ていたI医師。
「また詰まってんじゃないの?」と笑ってくれると思いきや
なにやら深刻な表情で「ちょっとおなか見せて。」
CTの結果が思わしくなかったらしく、この痛みもそれと関係しているようです。

腹水がかなり溜まっていたらしいです。
そして、いったんは影をひそめていた卵巣の転移が、また姿を現したらしい。
さらに、この痛み。

腹膜のガンが再発した可能性が高いとのことでした。
そのために腹水が溜まって腸を圧迫したり、腸がどこかで癒着を起こしたりしていて
腸の活動が不自由になっているために痛みが起こるのではないかと。

食べ物が詰まった、なんていう簡単なものではなく
ガンそのものの症状だったということですね。

I医師いわく
焦って入院させたり手術を勧めたりというほどの段階ではない。
今までの抗がん剤が効かなくなっているのは確かだけれど
だからといって別の抗がん剤を
「どんな副作用があっても耐えろ」とむりやり使わせるほどのことでもない。
でもこのまま進行するようであれば
別の抗がん剤治療を始めたり、モルヒネを使った緩和治療に移行する可能性もある、と。

つまり、じゃあ、どうしろっていうのよ?

結局、効かなくなったタキソールの点滴をこれ以上続けても無駄だろうということで
しばらくの間、TS-1だけで様子をみることになりました。
これでどの程度進行を抑えられるかを見るためでもありますが
私の精神状態を安定させるのと、血管を少し休ませることが必要だろうということです。

確かに最近、私、かなり不安定な状態です。
I医師もそれをちゃんとわかってくださっていました。
少し治療を軽くして、気力と体力と血管を回復させることが先決だということです。
そして、回復したのちには
おそらく今までよりも過酷な治療が始まるのだろうと思われます。

いつものように笑い話に興じる余裕もなく、深刻な話をすませたあと
腹水を抜いてもらいました。
お腹に針刺すの? と身構えましたが、「ポートからだよ」と言われて一安心。
いつもは点滴を入れるポートから、今日は逆に抜き取るわけですね。
80ccほど抜いたようですが
パンパンに張っていたお腹は、ずいぶんとすっきりしましたよ。

お腹を出したついでに「腸ろうの付け根が痛い」と訴えると
意外にもI医師は「抜いちゃおうか?」とおっしゃいます。
今までさんざ「抜いてくれ」と言っても応じてくれなかったのに。
抜いてもらえるのはうれしいけど
なんか「もうこんなものも必要ないくらい手のつけようがないんだよ」と言われているようで
あまり素直には喜べませんでしたね。

私が「抜くって、今?どうすんの?痛い?」と騒いでいる間に
「はい、終わったよ。」って。あれ?うそ?ほんと?
実にあっけなく完了。
あとには、絆創膏が一枚ぺたっと張られただけ。

あのぉ。腸まで穴が貫通してるんだよねぇ?
こんなんでいいの?
でも、そういや「胃ろう」を抜いたときもそうだったっけ。

しばらくは飲食物が漏れ出してくるかもしれないけど(!)
半日もすれば塞がるから、とのこと。
実際、診察後にレストランでお粥を食べたんですが
ちょっとグジュグジュと気持ち悪かっただけで
痛くもなんともなかったですねぇ。
人間の体って、ホントにすごいです。

もうこれで、皮膚のただれた痛みや、絆創膏かぶれの痒みからも解放されるし
温泉に行くときも、デッカイ絆創膏で隠さなくていいし
安心してうつ伏せになれるのがうれしいですね。
あぁ、すっきりした。

あとは、また腸閉塞でも起こして
「やっぱり付けとけばよかった」というような事態にならないよう
気を付けるだけです。

さて、これからどうするか。
TS-1の他に、免疫力を高めるキノコ成分のお薬を処方されましたが
自分でもなにか対処法を考えなくてはいけませんね。
宇宙人の気功も、今回は効果がなかったってことだけど
続けていればエネルギーを蓄えられるかもしれないし
体力不足で中断していた岩盤浴も、また再開するかなぁ。

再発の可能性と言われたときに、ふと「青汁飲まなくちゃ」と思ったんですよね。
そういう直感ってけっこう大事だと思うので
明日にでも青汁を買ってくることにしましょう。

また、じたばたと悪あがきをすることになりそうです。

あ、そうそう。
画面左側にあるプロフィール欄にね
私と娘ッ子の上半身写真を載せてみましたよ。
どうでしょうか?
私がどんなヤツか、少しは想像がつきますかしら?


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4 コメント

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お大事に (ひざっこぞう)
2009-09-27 15:02:34
お父様の具合はいかがですか?
食べ物が詰まっただけならいいんですが
まさか腸が癒着してしまっているとかじゃないですよね?
腸閉塞は、消化器系の手術をした人が一度は通る道だそうです。
油断しないよう、気をつけましょう。
しろみさんがそんなに心配なさると
お父様も気持ちが沈んでしまいますよ。
お父様の気力と体力を信じましょう!
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Unknown (しろみ)
2009-09-26 22:15:28
今、父親も腸閉塞で入院しております。
腸閉塞だと思いたいのですが、なにやら
日に日に、イレウスチューブやら、
点滴のチューブやらをブラブラとぶら下げているのを
見るにつけ、また悪いことが起こっているのではと
平常心ではいられません。

前の職場とは違い、残業後に病院に向かうので、いつも先生とはすれ違いで、
病状を伺うこともできず、
ますます想像は悪い方に。

これはもぅ、一種の病ですね。
悪いほうに考えるというのは。
最悪な状況を想像して、自分を守るという
方法もあるそうですが・・・。

気持は365歩のマーチですよ。
返信する
そうですね (ひざっこぞう)
2009-09-15 17:19:46
夏の疲れが出ただけかもしれませんよね。
そう言ってもらえると、なんだか少し安心できます。
岩盤浴と青汁で体力回復を目指しますね。

tsumimishiサマも奥様も
不安定な陽気ですから体調に気をつけてくださいね。

ちなみに娘ッ子は、そんなに優しくありません。。。(泣)
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Unknown (tsumimishi)
2009-09-15 10:52:24
ひざっこぞうさん。
残暑の疲れが少し出たのかな?
ちょうど、季節の変わり目は、体が弱りやすいですよ。
僕も、今頃、夏バテがやってきた感じですし。
岩盤浴に青汁再開してください。
お願いしますよ。
娘っこも、これからも、母への協力をお願いしますよ!
娘っこ、優しいから大丈夫ですね。
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