ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

13回目の点滴またまた中止

2007-09-29 | 闘病生活
今日も白血球が2600、好中球が18%で468とかなり少なかったため
点滴は中止になりました。
タイトルにいちいち回数を入れておりますが、
私の覚書も兼ねているのでご了承くださいませ。

さて、CTと内視鏡の結果を聞いてまいりました。
おかげさまで かなり良くなっている との診断をいただきました。

腹膜のガンはほぼ消えていて、他臓器への転移もない。
大元の胃のガンも、なくなってはいないけど順調に縮小している。
ただ、抗がん剤だけでの完治は難しいから、やはり手術が必要とのこと。

今日のように抗がん剤を使えないことが多くなってきているので
いずれまったく使えなくなる可能性が高く
そうなる前に近々手術してしまったほうがいいのではないか。
そして、いくら縮小しているとはいえ
胃の中のどこにガン細胞が潜んでいるかわからないので
やはり手術の際には胃を全摘出することになるだろう、というのが
I医師の意見でした。

全摘に関しては、もうそれほどのショックは受けませんでした。
今までほぼ1年間、いつ死ぬかと思って生きてきたわけですからね
いまさら胃の1個や2個なくなったって
どうってことはないとは言えないけど、覚悟はできてるつもりです。
それより早く治療を卒業したいし
再発の可能性はやっぱり少ないほうがいいです。

胃の組織検査の結果がまだだったのと
F医師との連携もまだできていないとのことで
詳しい治療方針が決まるのはまだ先になりますが
とりあえず快方に向かっているということなので
診察後、喫茶店でお祝いのケーキ食べました。
なにかいい結果が聞けたときにはいつもケーキ食べてますが、娘ッ子には内緒です。

今日の採血。
何度か担当してくれたことのある若いお兄ちゃん。
あまりお上手ではなくてねぇ。
今日も見事に失敗してくれました。

といっても、この人だけの責任じゃないんだけどね。
もう何回も針を刺している私の血管は
だいぶ硬くなって、針を刺すのも難しくなっているようです。

果敢に再挑戦しようと次の血管を探して困っているお兄ちゃんに
「誰かに代わってもらったほうがよくない?」と声をかけたら
「はい、そうします、すみません」とすごすご退場。
代わりに来てくれたのは、下の名前が私と同じベテランの女性でした。

前からこの方には言われていたんです。
腕の血管からの採血はそろそろ限界かな、と。
そして今日 「最後の砦」 と称した手の甲の血管からの採血を試すことになりました。

痛いっすよぉ。かなり。
あまり経験のない場所に針を刺されて緊張もしていたせいで
終わったときには全身に汗をかいておりました。

診察後F医師にも会えたので、内視鏡検査のときのことを聞いてみました。
「そんなに暴れてないよぉ。でも 管を抜こうとはしてたけどね。」
管を挿入するのに抵抗したので、かなりてこずったらしいです。
それって、暴れたってことじゃないのかしらね。
優しいF医師は「たいしたことなかったよ」と言ってくださいましたが
お恥ずかしい限りです。

白血球を増やす注射も打たれてきました。
このときの看護師さんがおもしろかった~。
注射の後に、感染防止と止血のため絆創膏を貼って下さるのですが
針を刺した場所がわからなくなっちゃったんですねぇ。
どこだっけ?とさんざ探して貼った場所が、どうも違う。
ここじゃない気がする、と言うとあわてて貼りなおしてくれましたが
やっぱり違う。
でも場所がわからないほどにふさがっていて出血もないのだから
まぁいっか、とそのまま帰ってきました。

そんなこんなで、来週も点滴はお休みになりました。
その次の週は私の都合でお休みすることになっています。
ということは、1クール丸々すっ飛ばしちゃうことになるのですね。
せっかく良くなったガンが
この間にまた悪化するのではないかという不安はありますが
せいぜい快適な生活を楽しんで、白血球を増やして
その後また治療を再開できるようにしたいと思います。

我が家の三角関係

2007-09-28 | ウサギ
「ウサギ」というカテゴリーを作ってみました。
最近、名古屋在住の知人に教えていただいたペット関連のブログを読むうちに
自分でもちょっと載せてみたくなったもので。
でも、どのくらい載せられるか、自信はありませぬ。

さて我が家のウサギたち。
うちに来たばかりの頃は、こんなにかわいかったのですよ。


いつも2匹で寄り添って、小雪は琴をかばい、琴は小雪について歩き・・・
でも、琴がオスだとわかってからは別々のケージで過ごしております。
体がデカくなりすぎたって理由もあるけど。

今でも琴は、小雪のことが恋しくてしょうがない様子。


ケージ越しに、小雪に熱い視線を送っております。

が、当の小雪は知らん顔。
それどころか、自分をウサギだと思っていないのか
我が家の娘ッ子に求愛しちゃってます。
もちろん娘ッ子は丁重にお断りしているのですが
抱っこされるたびにノドを「ふがふがっ」と鳴らして
懲りずにプロポーズし続けています。

そんなこととは知らない琴は、一日に何度も小雪を眺めて暮らしているのですが・・・


覗き見ているその様子は、こっちから見るとけっこうコワイのよ。

胃カメラ飲んできました

2007-09-26 | 闘病生活
昨日は大嫌いな内視鏡検査の日。
行きたくなかったけど、行かねば何も変わらん。
しぶしぶ行ってまいりました。

朝食抜きの朝10時。
検査着に着替え、まずは胃の中の泡を消す薬をゴクリ。
すでにノドが拒否反応を起こして、飲み下すのも一苦労。

次にノドの麻酔。
ゼリー状の麻酔薬を出来るだけノドの奥の方に
出来るだけ長時間入れておけって言うけど
口に入れたとたんに吐き出したくなります。
それにね、ノドの奥に到達させるには上を向いていなくちゃならない。
せめて背もたれのある椅子を用意してほしいな。
首が疲れてしょうがない。

さて、てっきりI医師が来るもんだと思っていたらF医師登場。
さぁやろうかぁと張り切っているのをさえぎって
前回同様、眠くなる薬の点滴をお願いしました。
寝ている間にどうにでもしてください、と。

たしか前回はなかったと思うんだけど
「危機管理のため」と、指には脈拍を測る装置、
足には血圧計をセットされました。

痛いのキライそうだから点滴の針は細いのがいいかなぁ
でも太いのしかないなぁと、なんだか楽し気なF医師。
細い針を探し出してきて点滴セットの後(細くても痛かった)
それじゃあって目の前で早速構えているF医師に
「まだまだ寝てない」と首を振って拒否したまでは覚えていますが
そこからあとは夢の中。
目が覚めたときにはすっかり終わっておりました。

その後2時間ほど、仮眠用のベッドで点滴の効果が消えるまで寝て
病院を出たのは午後の1時半。
それでもまだフラフラしておりましたが
とりあえず食事をとり、家に帰ってまた爆睡いたしました。

とにかく検査は終わったぁ。
後は結果を待つのみです。
せめて前よりも少しはいい結果が聞けるといいのですが。

胃カメラを飲んでいる間、夢を見ておりました。
1辺が1.5センチほどのサイコロみたいな直方体を
口の中いっぱいに入れられて「さぁ飲み込め」と強制され
それを手でかき出そうと必死になっている夢。

検査が終わって目が覚めたとき、
口の回りは涎でいっぱい(汚くてすみません)
目の回りは涙でバリバリ、
点滴の針を刺してある右手は、しっかり口元にありました。

F医師の姿はすでになかったので聞けませんでしたが
かなり暴れたものと思われます。
その証拠に、ベッドには転落防止用の柵まで取り付けてありましたから。
申し訳ない。。。

眠ってても、つらいことに変わりはないらしいです。
理性が働かない分、余計にタチが悪いかもしれません。

児童扶養手当削減の凍結

2007-09-23 | 我が家の近況報告
たまには社会問題でも・・・ロクなことは書けませんが。

児童扶養手当の減額案が凍結されました。
ありがたいことです。

減額案によれば、5年以上に渡って受給している世帯に支給される額が
来年4月以降削減される予定でした。
つまり我が家はばっちり当てはまるわけね。
ずいぶん前から決まっていたので(平成14年に決まったらしい)
毎年の手続きのたびに「いずれ受給できなくなります」と言われていました。
私の収入は、母子家庭にしては多かったらしく
(一般水準に比べりゃかなり低いが)
減額されるとたぶんまったく受給できなくなる可能性が高かったわけです。

児童扶養手当は、確かその案が決まる前にも一度削減されています。
私は、ちょうど収入が上がった時期と重なってしまい
年間所得がわずか1000円程度だったと思うけど
基準よりオーバーしたために
受給できる金額が何万円かの単位で削減されました。
ようするに前の年より貧乏になったってわけよ。

本来時給アップは望めなかった派遣の仕事で
精一杯がんばって認められて、給与交渉できるまでに持っていって
やっといくらか給料が上がったばかりだったのに
なんのために働いてんだかわからない、と
やけくそにもなったものです。

その後、元旦那からもらっている養育費や
子供がもらったお年玉 まで収入に加えられることになったもんだから
さらに削減率は高くなりました。

そりゃあね、そんなものをもらわなくても生活できるようになるのが一番だということは
重々承知しております。
人様がせっせと収めた税金からいただくわけですから
後ろめたくないはずがない。
私だって、もらわなくてもすむならさっさと辞退してしまいたいです。
でも現実には、母親一人である程度の水準を維持しながら子供を育てるって
かなり難しいわけです。

しかも、がんばって働いて給料アップを目指したあげくが
それ以上の額の削減・・・って、
それじゃあ働く意欲もなくなります。
働かないで金もらったほうがいいじゃんってことになりますよね。
もっと楽をしようと思えば、生活保護をもらうことだってできるんだし。

そして今度は「5年以上の受給者に対する削減案」です。
5年以上も母子家庭やってんじゃねぇよ、ってことでしょうか。
5年も経てば、いいお仕事もみつかるでしょう?なんて思っているのでしょうか。

うちはもう高校生ですからね、
いざとなれば娘に働いてもらうことだってできます。
私も、もう帰る時間を気にしないで残業できます。
(無事病気が治って就職できたらの話だけど、それだってかなり難しい)

でもね、たとえば子供がまだ0歳のときに離婚した人はどうなります?
5年経ったってまだ5歳ですよ。
保育園に預けることさえ難しいというのに
フルタイムでなんか働けますか。

住まいだって、民間の家賃がどれほど高いか。
家賃の安い公営住宅に入るのがどれほどの難関か。
母子家庭優先の公営住宅が、どれほど劣悪な環境か。

収めた税金や社会保険料や、その他もろもろ
払ったものがどこへ行っちゃうのか
片っ端から疑ってみたくもなる今日この頃。
支出を減らせるところから減らしていこうという考え方、
いただいている立場で申し訳ないけれど
やっぱり腹が立ちます。

せめて、公営住宅に居座っている高額所得者を追い出してください。
保育園には、就職が決まっていてもいなくても
生活に困っている人を優先に入れるようにしてください。
病児保育、病後保育を充実させてください。

小学校の放課後や春夏冬の休み期間も
安心して遅くまで預かってくれる施設を整えてください。
保育園に預ける乳幼児期よりも
小学校に上がってからの方がむしろ働くのは難しいです。
私も、小学校6年間が一番大変でした。

社会がもっと優しくなるまで
削減案の凍結が、どうぞ解凍されませんように。


長年手当てに甘えて暮らしてきた後ろめたさを
こんな社会の隅の隅の隅っこで
ちょっと正義感見せただけでごまかそうとしていることを
どうぞお許しくださいませ。

でもね、ほんとに大変だったんです。
やっとここまで来たかって感じです。
だからこそ、腹が立つんです。

今日はF医師の診察

2007-09-22 | 闘病生活
点滴はないけど血液検査だけの診察日。
今日はI医師が夏休み中のため、久しぶりにF医師の診察です。

まずは採血。
採血室に入ってすぐに目に止まった「お嬢様風のキレイな検査技師さん」
今日はこの人にやってもらいたいっ!と念を送って(?)いたら
運よくその方の順番に当たることができました。ラッキー。

思った通り、お上手。
私の血管を見ても、ひるむことも迷うこともなく
いきなりブスッときて、さっさと終わらせてくれました。
痛みも出血もほとんどなし。
キレイなお顔で「なんでも来い」みたいなあの堂々としたお姿
ステキですねぇ。とっても好みです♪

さて診察へ。
あいかわらずのんべんくらりとしたF医師。
どうだった?と聞くから、あれこれ副作用のことを話したのに
すべて「ふ~んそうかぁ」で済まされちゃいました。
でもちゃんと、熱は出なかったか、むくみはなかったか、と
押さえるところは押さえてくれた・・・のかな。

白血球が2000、好中球が20%で400。
なんと今までで最低の数値をはじき出してしまいました。

長いこと同じ抗がん剤を使用しているせいで
影響の出るスピードが早くなっているようです。
そうやって抗がん剤が使えなくなっていくケースが多いことはわかってます。
でもどうしようもないしねぇ。
久しぶりに白血球を増やすための痛~い注射を打たれてきました。

ちなみにF医師、好中球の数値を見てもまったく動じないご様子。
「今までもけっこう低かったことあるみたいだしねぇ」と
平然としておられるのを見ると
なんとなく「どうってことないじゃん」って気持ちになってしまいます。
ま、1週間の休薬期間中に復活すりゃいいんだし。

今日は診察だけだったので早い時間に病院を出ました。
娘ッ子も出かけてるし、時間はたっぷり。気分も体調も良好。
どっか寄り道して帰ろうかなと思っておりましたが
病院から駅までの道すがら
あちこちのおうちに干してある洗濯物やお布団を見て気持ちが和んでいるうちに
自分も無性に洗濯がしたくなり、結局まっすぐ帰りました。
これだけ気温が高いのも今日までだっていうしね。
この日差しを逃すのはもったいない。

家に着いて早々、さっそく娘ッ子のシーツを引っぺがし
着ていた洋服も脱いで洗濯機へ。
久しぶりに、ルーフバルコニーに「バーンッ!」と大量に干して陽に当てたら
とっても気持ちよかったです。

帰ってきた娘にそのことを話すと、一言、言われてしまいました。

「損な性格だね」

そのとおりでございます。

CTスキャン

2007-09-21 | 闘病生活
東京は暑さがぶり返しております。
その暑さに負けてしまったのか
はたまた一昨日受けたCTスキャンの後遺症か
昨日は一日寝て過ごしました。

さてそのCTスキャンのご報告。
って、結果が出るのはまだ当分先ですけど。

当日、ちょいと早めに着いてしまいました。
ダメですねぇ。
年とともに、どこへ行くにも「早め早め」になってしまって
よく時間を持て余します。

その日も予約時間より40分ほど早く着きましたので
(寄り道したとはいえ片道30分程度なのに、どういう時間配分よ?)
待つこと承知で検査室へ。
私の前にはすでに3人の患者さん。みなお年寄り。
こりゃ予約時間より遅くなるかなと居眠りを決め込んでいたら
1番に名前を呼ばれました。
みなさん、私よりも後の予約だったらしい。
いったいどれだけ早く来てるんだ?

検査着に着替えて機械の上へ。
仰向けに寝て、両手はバンザイのポーズ。
さっそく機械が動き始めたと思ったら
あっという間に止まってしまい、そのまま動かなくなりました。
待つこと2.3分。
機械の上だと、これ、けっこう長いです。
そして隣の部屋から検査技師さんが出てきておっしゃいました。

機械が調子悪くて動かなくなってしまったので
5分ほどこのままお待ちください。と。

機械はどうやらリセットされている模様。
まさか出直しなんてことにならないだろうな、という不安と共に
別の心配が。

私、お腹にポートを入れてからというもの、仰向けに寝るのが苦痛です。
お腹の中を通っている管が腸を刺激するらしく
たちまちトイレに行きたくなるのです。
しかも検査室は冷房ガンガン。条件は揃った。

この数分間はとっても長かったです。
が、幸いにもトイレに行きたくなる前に検査は再開されました。

その後、今度は造影剤の注入。
腕から点滴で造影剤という液体を全身に入れるんですね。
これも事故がまったくないわけではないらしいので
回を重ね知識が増えるごとに不安は増しますが、しょうがない。
せめて針を刺すのくらいは上手にやってほしいです。

でも私の願いは通じませんでした。
長いことあれこれいじくりまわしたあげく
ようやく針が血管に通って、試しにちょっとだけ造影剤注入。

痛い。
2回試して2回とも痛い。
針を刺す時点ですでに痛かったけど、もっと痛い。

針を刺してくれた検査技師さん(♂)丁寧に説明してくれました。
液が漏れているか、針が血管の壁に当たっているんですねぇ。と。

そんなことを聞くと私は気持ち悪くなってしまいます。
なにも言わないでいいからどうにかしてください。
なのに丁寧な検査技師さん、
針を5ミリほど戻してみますねなんて、また説明してくれるもんだから
その様子を想像して、ますます私は具合が悪くなりそうでした。

しかも造影剤って、体中に行き渡っていくのがわかるんですよねぇ。
じわ~っとあったかくなってくるの。
あれもかなり気持ち悪いです。

無事に検査を終え、たいしたことしてないのにフラフラになりながら
更衣室で着替えておりましたら
お年寄りの男性がノックもなしに入ってきちゃいました。
ここの病院、前から思ってたんだけど
検査のための更衣室に配慮がないんです。
男女一緒だし、狭いし、ドアを開けるとカーテンもないし、鏡もない。

私は別に見られたっていいけどさぁ。
見ちゃったご老人には、お目の毒様でした。

CTの機械を操作していた検査技師の方(こちらも♂)は
もしかするとご自分も私と似たような治療をされているのかも。
毛髪も眉毛も体毛もすっかりなくなっておられましたから。
(まさか病院勤務で眉毛まで剃っているとは思えないし)
それでも働いてるって、エライよなぁ。

細胞は強い

2007-09-19 | 我が家の近況報告
前回の診察時に、副作用の筋肉痛を抑える薬を処方してもらいましたが
それでもやっぱり筋肉痛は現れる。
腰から背中にかけて&足首とかかと。
この「かかと」ってのがかなりのやっかいもので
立ってる時だけじゃなく寝ていたって痛いんだから
もうどうにかしてって感じ。
それでもがんばって歩いておりました。

むくみは今のところ出ておりません。
毎晩しっかり足を上げて寝ているからでしょうか。
それでも買い物に出るのがちょっと怖かったりします。
さらに今回、お腹の具合も悪くなってしまったので
長時間のお出かけは慎重に。。。

さて、3週間の抗がん剤休止の後
すでに2回の点滴を受けているわけですが
休止期間中にさっそく生え始めた私の髪の毛は
抗がん剤再開にも負けずいまだ伸び続けております。
さらにムダ毛もあちこちで復活してまいりました。

ふと鏡をのぞきこむと、顔の産毛もしっかり復活。
そして全身の毛穴も自己主張を始めました。
これがけっこう気持ち悪い。
今までピッタリふさがっていた毛穴が
内側から押されて盛り上がってくるのです。

全身ざらざら。

せっかくツルツルのお肌を楽しんでいたというのに。
どうせまたすぐに抜け始めるというのに。

いったい私の細胞はどれだけ強いんだ?

ざらざらのお肌を触りながら
思わず今はやりの言葉を言ってみたくなりました。

どんだけ~~?

12回目の点滴

2007-09-15 | 闘病生活
今日の診察では、I医師から待ちに待った報告を聞くことができました。
治療計画を組み直しましょう というもの。

お腹に入れた生理食塩水を採取して調べる細胞診の結果が
7月以降ずっとたぶんガンじゃないと思う のレベルで安定しているんだそうです。

来週はCTスキャン、再来週に内視鏡検査をして
その結果によっては胃の再手術に踏み切れるかもしれないとのこと。
そうすれば治療は終わるわけですが
私にとっては喜ばしくもあり悲しくもあり。
胃が無くなる日がいよいよ近づいてきたわけですから。

とはいっても、やはり治ってきているというのはうれしいもの。
一人ケーキでお祝いしようかと思ったけど
今日も点滴のアルコール成分がよ~く効いてしまって
ケーキを食べる気分じゃありませんでした。

診察前の採血は無難に終了。ただし左手で。右手はやっぱり拒否られた。。

白血球は2800。好中球が24%で672。またいきなり減っている。
またなにか楽しい計画でも立ててリフレッシュが必要か?
って、今週は筋肉痛にも負けず
友人と丸の内ランチして、帝劇でジャニーズのミュージカル見て
充分楽しんだはずなんだけど。。。
やっぱ温泉行かなきゃダメかしら。

だからというわけじゃないけれど
実は10月末にまた旅行の計画を立てておりまして
今日はI医師にそのこともご相談。
10月は娘ッ子の文化祭や親戚の法事、と週末に立て続けに予定が入ってる上に
さらに旅行なんて考えてるもんだから、点滴を受けられる日が1日しかない。
曜日を替えるという手もあるけれど
お腹パンパンの状態で出かけたくないので点滴そのものを休みたい。

「先生、そんなのダメ?」とおそるおそる聞いてみると
あっさり「いいよ~」というお返事が返ってきました。

旅行やお出かけが出来るようにするための治療なんだから
治療のためにそれをあきらめるのは本末転倒。
あくまでもこちらの計画に合わせて治療計画を組みべきなんだそうです。
なので、それじゃあ安心して旅行に行っちゃいましょう!

それに、来週再来週の検査の結果によっては
10月以降どうなるかまだわからないわけで
曜日を替えるか点滴を休止するかは
そのときに決めればいいでしょうということになりました。

足のむくみ、前回点滴時の異常な眠気や呼吸が苦しかったことなどもご報告。

むくみに関しては、単に水分が下がったというだけのものではないらしいです。
点滴のお薬の中にそういう副作用が起きるものがあって
予防の薬もいれてあるんだけど
長いこと使っているとそれが効かなくなってくるのだそうで。
ということは、いくらこちらが気をつけていても
今後頻繁に起きる可能性があるってわけですね。

呼吸が苦しかったのは、お腹にたっぷりの水分が入り
横隔膜などが圧迫されて起きるものではないかとのこと。

そして、起こされてることに気づかないほどの眠気に関しては
I医師も首をかしげていました。
とりあえず看護師さんにマメに様子を見てもらって
ちゃんと息してるかどうか確かめてもらいましょう、ということに。

今日の点滴時も、しばらく起きていようとがんばったのだけれど
後半、やはり全身麻酔並みに爆睡し
タイムスリップしたような気分で目が覚めました。
気がついたら周りで点滴受けてた人が誰もいない、って、けっこう焦ります。
でも家に帰ってからの朦朧具合が前回よりも軽い気がするので
体が慣れれば大丈夫なのかな?

来週はCTスキャンがあるけど点滴はお休み。I医師もお休み。夏休みだそうです。
お疲れ様~。どっか行くのかしらね?

今日は病院へ行くのに久しぶりにタクシーを使ってしまいました。
今週、足のむくみにおびえながらも、2回ほど都心へ出かけまして
むくみはしないけどだるい状態がまだ続いていたもので
駅から病院までのたかだか徒歩10数分の距離も、歩く気になれなかったのです。

このタクシーの運転手が怪しい人だった。。。
一人でブツブツと独り言を言いながら、裏道へ裏道へと走ってゆくのです。
「ここ曲がれるかな?」「こっち行けるのかな?」とね。
さすが裏道をよく知ってるのね、と思ったのもほんの一瞬のこと。
道を間違えていやがった!

で結局、方向転換もままならぬ狭い袋小路に入ってしまい
ひたすらバックで脱出。
すみませんねすみませんねと繰り返しながら
なんのことはない、いつも私が歩く道を通って無事病院へたどり着きました。

どっかへんなところに連れてかれて金でも取られるんじゃないかと
朝からスリリングな気分を体験させていただきました。

お片づけPART2

2007-09-14 | 我が家の近況報告
副作用の筋肉痛にも負けず
私の中のお片づけの魂が目覚めてしまったのが火曜日のこと。
前回目覚めたのはいつだったろうか?
たぶんもうずいぶん前のこと。
確かに片づけたほうがいいものが、かなり増えてきました。

しかし、家の中に散らかっているものたちには目もくれず
私の魂ちゃんが目を向けたのはパソコンの中。
一日中、パソコンに向かってデータの整理をしておりました。

なにが貯まってるって、一番多いのは写真。
デジカメから取り込んで、そのまま放置されている写真がたくさんあります。

データで保存しておくのって簡単で便利だけど
写真はやっぱりアルバムに入れておきたいです。
まずは、まだプリントしていなかった写真を一気にネット注文いたしました。
送信枚数が多すぎて固まること2回。
かなりの時間をかけて、なんとか注文完了。

その後データをCD-ROMに保存しました。
MeからXPに買い換えて以降、初めての作業なんですが
Meに比べてとっても簡単になっていたのですね。
しかし、その簡単な作業にたどりつくまで
またまたかなりの時間を要してしまいました。
だって、最近のパソコンって紙のマニュアルが付いて来ないんだもん。
私のようなアナログの脳ミソしか待たないものは
ヘルプ機能で検索するのが苦手です。
分厚くてもいい、紙のマニュアルをパラパラめくるほうが早いのです。
(あんまり分厚けりゃ、それはそれで文句言うんだけどね)

で、後日、届いた写真をさっそくアルバムへ。。。
と思ったのですが、見直してみるとまだまだプリントしてないのがいっぱいあるじゃん。
人から送ってもらった写真とか
なにを思ったか全然違うフォルダに入れてたものとか。

しかも、プリントはしてあったものの束になって放置されている写真もいっぱい。
日付が不明のものが多く、どれからアルバムに入れていいのかわからない。
パソコンのデータを開けて日付を調べるという作業が発生しました。
そしてアルバムが足りなくなり、今度は買い物へ。。。

お片づけの魂はとっくに眠りについてしまいましたが
お片づけそのものは、まだ終わってはおりません。
いつ終わるかは私の気持ち次第ってことです。

当分、アルバムも写真も出しっぱなしになりそうな予感がしています。

新たな副作用?

2007-09-12 | 闘病生活
お決まりの筋肉痛が月曜日の夜から始まりました。

足を上げて寝ていたにもかかわらず
今回は足の裏に痛みが集中しております。
結局なにをしたって、どこに現れるかはわからないってことね。
あぁもう勝手にしてって感じ。
痛いからって、別にそこが病気ってわけじゃないんだからと
開き直っております。

そして筋肉痛の他に現れた恐るべき副作用。

むくみ

副作用っていうより、単にお腹に入った2リットルの水分が
重力の関係により下へ下へと降りていっただけだとは思いますが。

月曜の夜、ふと足を見ると

太い。
とんでもなく太い。
見たこともないくらいに太い。
こんなんじゃ、外に出られません。

いつもの倍くらいに足を上げて寝たら翌朝には無事治っておりました。
よかった。

このむくみの原因は、なんとなくわかっております。
点滴の2日後、あれこれ買いたいものがあったので
スーパーやら銀行やらドラッグストアやらをさんざ歩き回ったのです。
雨だったから自転車使えなくて。。。

今後は、元気だからといって調子に乗って歩き回るのはやめにしましょう。