ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

熱中症&60回目の点滴中止

2009-08-30 | 闘病生活
金曜日、箱根旅行から無事に帰ってまいりました。
いや「無事に」というのは間違ってるな。
「どうにかこうにか帰ってきた」という感じです。
なぜどうにかこうにかなのかと言えば
私、どうやら熱中症になってしまったようで
そろそろ旅も終わりという頃になって、動けなくなってしまったのですよ。

原因はわかっております。
食べすぎ です。

なぜ食べすぎが熱中症につながるのかと言えば。

胃のない私は、食べ物を消化するために他の人よりも多目の水分を取らなくてはいけません。
旅の初日と2日目、とにかくおいしいものが目白押しで
私、たらふく食べてしまいました。
そして飲み物はと言えば、コーヒーや紅茶など水分補給には役立たないものばかり。
それどころか、砂糖とミルクをたっぷり入れて飲むので
その消化のためにかえって水分を奪われてしまいます。
家にいるときは、イオン飲料や薄めのお茶などこまめに飲むのですが
あちこち歩き回る旅の途中で下痢を起こしたくないがために
あまり飲まずに歩いてしまったんです。

その結果、3日目の金曜日、おそらく朝から脱水症状を起こしていたと思われます。
今思えば、なんかおかしかったもん。
それでもまたまたおいしいものに巡り合い、お腹いっぱい食べて
そして最後の観光に歩き回りました。
この日は、この夏にしては珍しく夏らしい気温、つまり炎天下。
元気な人だってヤバイくらいの暑さでした。
私の体内の残り少ない水分はあっという間に奪われ
熱中症とあいなったわけでございます。

どうにもこうにも歩けない。
頭が破裂しそうに熱い。
今もし頭に針で穴を開けたら
圧力鍋のようにプシューッと蒸気が噴き出すんじゃないかって感じ。

何度も立ち止まり、うずくまり、こんなとこで救急車呼びたくねぇ!と思いながら
どうにかたどりついた喫茶店のトイレで鏡を見た時には
自分の顔色にビックリしましたねぇ。
顔も目も真っ赤でした。

洗面所で手を冷やし、帽子を脱いで頭をすっきりさせたら
顔も目もスッと白くなっていくのがわかりました。
すっかりよくなったわけではないけれど
なんとか自力で帰ってくることができましたよ。

つらいというよりも、悔しかったです。
自己管理を怠ったせいでこうなったんですからね。
病気を抱えて、それでも遊ぼうというからには
自分の体調は自分で責任を持たなきゃいけないのに
それができなかった自分に腹が立ちました。
もう3年近くもこの病気と付き合ってるのに
いったいなにやってんだ、私は!ってね。

ちょっと調子に乗りすぎていたのかもしれません。
食べられるようになり、働けるようになり
「もう大丈夫」なんて思っていたけれど
自分で思っているよりもずっと体力は落ちているのかも。
反省いたしました。
連れて行ってくれた兄と、せっかく楽しんでいた娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

さて、帰宅した翌日。土曜日は通院日です。
朝は意外にすっきり起きられて体調も復活していましたが
やっぱり今日は点滴受けたくないなぁと思いつつ、病院へ。

きっと血液検査の結果も良くなかろう・・・と思ったのですが
白血球は6800、好中球が4216。
たっぷり温泉に浸かってきたせいか、数値はばっちりじゃありませんか。

他の検査項目にも特に異常はみられず
私が自分から話さなければ
I医師は、私が熱中症を起こしたことなど気づいてくれませんでしたよ。

前日の症状のことを話すと、I医師は大笑いしながら(笑い事じゃねぇって)
「昨日はそういう人多かったんだよぉ」と言ってました。
今日こうして病院へ来れたんだし
数値にもなにも出てないんだから大丈夫ってことなんでしょうね。
なんの対処もありませんでしたが
さすがに点滴は中止にしてくれました。よかった。

ただ、少々貧血の度合いが進んでいるようで
あまりひどくなるようなら 輸血 をしましょうと言われてビックリ。
輸血って、あの輸血ですか?

胃がない人の場合、鉄分の吸収がうまくいかないようで
飲み薬もあまり効果がないんだそうです。
吸収をよくした鉄剤もあるにはあるけれど
飲めば絶対具合悪くなるから勧めない、とのこと。

輸血で血液を増やせば、体力もなかり回復する可能性があるんだそうですが
さすがに「じゃあ早速」ってわけにもいかず
もうしばらく様子をみることになりました。
やっぱねぇ、他人の血液が体内に入るってのは抵抗ありますからねぇ。
食べ物でいくらかでも補えるなら、それで持ち堪えたいところです。
レバーは苦手だから、ほうれん草でもむさぼりますか。。。

先日の骨シンチ検査のことをしきりに謝っておられましたが
私の症状から診ても、骨転移はありえないだろうということで
あらためて検査の予約を取るでもなく
9月に受けるCT検査の結果をみるまで、点滴はお休みにして
TS-1だけを飲むことになりました。

診察が終わっても、まだ10時。
家に帰って、旅行中の洗濯物を片付けたいけど
すぐに帰るのももったいないなぁと、帰り道にあるカフェへ入り
ソフトクリームのたっぷり乗ったアイスココアを飲んできました。

最近ソフトクリームが好きなんですよねぇ。
あれは「持って帰る」ということができませんから
先日の軽井沢や今回の箱根で、見つけたら飛びつくという感じで食べてきましたが
まだ足りなかったらしい。
おいしくいただいて、ようやく満足しました。

・・・そういうことしてるから脱水症状起こすんだわよねぇ。
全然反省してないじゃん、私。

食欲旺盛

2009-08-25 | 我が家の近況報告
先日、法事の席でいただいた石焼きステーキ。



お肉がいいのか、石で焼くのがいいのか
とにかくすばらしくおいしかったのです。
私、手術以降、牛の固まりは食べられなかったのですが
このお肉はやわらかくて、食べられちゃいました。
「固まり」がダメだったのではなく「固い肉」がダメだっただけなんですねぇ。

このステーキの前に、すでに前菜や天ぷら、茶碗蒸しなどひとしきり食べて
すでにお腹いっぱいだったんですけどね。
焼いているいい匂いに釣られ
胃の無い私にも「別腹」がちゃんとできました。



デザートは、残念ながら繊維質が多そうなのでパス。
娘ッ子が全部平らげました。
アイスクリームだったらよかったなぁ。。。

また食べに行きたいけど、そう簡単に行ける場所でもないので
今度これだけおいしいお肉をいただけるのはいつのことやら。。。


我が家では、小雪も食べる食べる。



ギッチリ詰めすぎた牧草と格闘中。
がんばれ~。

例年よりも涼しいおかげで、夏バテ知らずの我が家でございます。


明日から2泊3日で箱根へ出かけてまいります。
遅めの夏休みです。
観光よりも食べ歩きといったスケジュール。
おいしいものたくさん食べて、温泉に入って療養してまいります。

骨シンチ検査中止

2009-08-19 | 闘病生活
またですよ。
また、注射の針が刺せなかったのです。
で、せっかく予約していた骨シンチ検査が受けられなかったというお話。

首の痛みもほとんどおさまって、ちゃんと首を自由に動かせるようにもなったし
鎖骨周辺の痛みも、ひどいときだけ湿布を張ればあまり気にならなくなっていたので
おそらく骨転移の可能性は低いだろうと思われるのですが
それでもせっかく早くから予約を取っていたのだし
一度ちゃんと検査を受けておくのもいいだろうと思い
仕事はお休みを取り、早朝から病院へと出かけてきました。

この骨シンチ検査なるもの、けっこうめんどくさいようです。
朝、放射性の薬品を静脈注射で体内に入れ
それから数時間後、その成分が転移のある場所に集まったところで
それを画像撮影するというもの。
8:45に注射を受け、午後2時過ぎに撮影というスケジュールでした。

予約15分前、病院地下の、何重にも重なった扉の奥にある放射線治療科へ。
あちこちに「危険」のマークがあり、土足厳禁。
床には、おそらくすぐに処分できるように紙のカーペットが敷かれ
かなり物々しい雰囲気です。

注射を受ける部屋へ通されると、そこには年若い童顔の女医さんが。
若いからとか、女性だからとか、そんな偏見を持つつもりはありませんが
どう見ても経験の浅そうな、頼りなげな医師。かなり不安。

それでもけっこうあっさり針を刺し終えたので
おや、見かけによらずお上手なのねと感心したのもつかの間
いざ薬剤投与の段になったら、激痛が走りました。
針が血管からはずれていたらしく、液が漏れているらしい。
すぐに針を抜き、別の血管を確保することに。

ここでやんわりと「CTの造影剤も5回やり直されたことがあります」と
かなり難しいみたいですよということを伝えたつもりなのですが
この女医さん、意に介さず。

そして2回目。
ご自分のやりやすい血管を探すことを重視するあまり
かなり無理な体勢を取らされ、それでも我慢してお任せしてみましたが
これもまたあっさり失敗してくれました。

3回目にチャレンジしようとするのですが
すでにめぼしい血管が見つからない様子。
ここではっきり申し上げました。
「できそうになかったら、他の先生を呼んでください」

周囲に待機していた検査技師さんが、すぐさま病棟へ電話をして
他の先生を呼んでくださいました。
よかった~。

いったん部屋を出て、廊下のソファで待機していると
遠くの方から水風船が転がって・・・いや、水風船のようなタプタプした体型の男性が現れました。
こいつ、医者か?なんかニヤニヤしてるけど。

いかに横に広がった水風船と言えど3人は並んで通れそうな広い廊下を
わざわざ私の足元すれすれに通っていきます。
足を踏まれないようあわてて引っ込めましたが、避けもしない。
なんか、いやな感じ。

そしてその後、あらためて注射室へ通されると、いやな予感は大当たり。
そこには、さっきの水風船が立っておりました。

「やりやすそうな血管から試していきましょう」って
おい、アンタは失敗することを前提としているのか?
冗談じゃありません。
私、「1回で終わらなかったら帰ります」と宣言しました。

そして、失敗。

「もう一回やらせてください、それでダメだったらやめましょう」と言う水風船。
アンタねぇ、患者に何回も針を刺すことを当たり前だと思っているわけ?
こっちがどんなに痛い思いを我慢しているか、考えたことないの?
ないんだろうな。。。

さっきの女医さんといい、この水風船といい、患者に対する思いやりのなさに
私の頭の中は怒り爆発。
で、その場で拒否いたしました。

もう検査は受けたくありません。
これで帰ります。
と、腕を引っ込め、部屋を出たのでございます。

たとえこの後、別の上手な医師が来てくれたとしても
だいぶ時間をロスしていますので
午後の検査時間も遅くなるのは必至です。
それなりにこっちも予定を立てておりましたので
夕方遅くなるのは勘弁してほしい。
どうしても検査しなきゃいけないというのなら、日を改めたいと申し出ました。

とはいえ、すんなりと帰らせてはもらえません。
いったん外来に寄り、担当医師に検査中止の許可をもらわなければならないと。
I医師はあいにく外勤でお留守でしたが、看護師さんが電話をしてくれて
中止の許可が出ました。
I医師、あきれてんだろうな。。。

この電話をしてくれた看護師さん、いつも親切で親身になってくれる優しいお方なので
ちょっと愚痴ってみました。
「この病院って、看護師さんや検査技師さんより、医者の方が注射下手くそですよね」

すると看護師さん。
声をひそめておっしゃいました。
「私は別の病院から移ってきたんだけどね、来てすぐに同じこと感じたのよ」と。

見ているともどかしくなることがあるそうです。
以前は看護師が注射をすることもあったけど
今は医療行為が禁止され、看護師が手出しをすることはできないらしい。
あまりに下手くそな医師の手際を見ていると
私なら簡単にできるのに、と思うそうです。
私も、看護師さんに注射してもらいたいです。

今度、またこの検査を受けるかどうかは
次回の診察時に相談することになりますが
もう、余計な注射や点滴はされたくないです。
9月にはCTスキャンもあるから、また造影剤の点滴受けなきゃならないし
当分、それ以上の検査を受ける気にはなれませんね。

というわけで、精神的にまたくたくたになって帰ってきたのでございました。

59回目の点滴

2009-08-16 | 闘病生活
昨日はちゃんと点滴受けてきましたよ。
針を刺すのも上手な先生だったし
そんなにわがまま言ってられないしね。

世間はまだお盆休みとやらなので空いているかと思いきや
けっこう混んでおりました。
採血室の検査技師さんも「昨日までガラガラだったから今日も楽かと思ってたのに」と
ぼやいておられました。

白血球は7100。すげえ。
好中球は4615。
やっぱり治療を長期間休むと、白血球数はグンと上がりますね。
これなら治療しないほうがいいんじゃないかって気もするんですけど。

先週の点滴ボイコットの件や
その前のIB医師に緊急に診てもらったこと、
先週の体調不良の件などを一通り話し
念のため腸ろうの付け根を診てもらうと、やはり
「きれいに使ってるじゃん」とのこと。
たっぷり膿が出てきてるんですけどね。
ひどい人はもっとひどいらしいです。

そして久しぶりに腫瘍マーカーの検査結果が出ていました。

・・・ショックでした。
今までもじわじわと上がってきていましたが
ここへきて一気に数値が上がっていたんです。
二桁台でおさまっていたCA125という項目が、いきなり三桁に。

主に卵巣ガンの検査に使われる項目なんですが
腹膜の再発の可能性も多分にあるとのこと。
最近の頻繁に起きる体調不良のこともあるので
急遽、CTスキャンの予約をとることになりました。

それまで楽しくお話していたのが、ど~んと暗い雰囲気に。
ここからはもう、愚痴のオンパレードです。

もう治療やめたい。
治療したって具合悪くなるだけだし。
治療したって再発するんだし。
治療やめたってもしかしたら再発しないかもしれないし
だったらもっと快適に過ごしたい。。。云々。

I医師は黙って聞いていてくれましたが
その後返ってきた返事は、今までと同じ。

治療をしているから今の状態でいられるのかもしれない。
治療をしなくてもこのままでいられるかもしれない。
一生続けていくわけにはいかないから、いつかはやめることも考えなくてはいけない。
ただ、他の人は体力がなくて治療に耐えられないことが多いのに
私の場合は長期間耐えるだけの体力があるのだから
今やめるのはもったいない。

で、今度の骨シンチ検査とCTスキャンの結果を見て
抗がん剤を替えるとか、治療をお休みするとか
量を減らす、あるいは点滴をやめてTS-1だけにするとか
そういうことができる状態かどうか判断しましょうということになりました。

私の精神的負担がかなりきつくなっていることを理解してくれたようで
できれば治療を軽減したいと考えてくださっているようです。

その後、点滴を受ける際にも、もし気の合わない医師がいるようだったら
すぐに看護師さんに言ってくれれば自分が行くからと言ってくださいました。

さて化学療法室で点滴。
先週のこともあってか、個室に通されました。
無事に点滴が始まって、そろそろ眠くなるかなぁという頃
おそらくここのリーダー的立場にあると思われるO看護師さんが
「私、謝らなきゃいけないことがあるの」と言ってきました。

へ?なにかありましたっけ?
先週はこの方、お休みだったけど
謝るとすればやっぱり皆さんに迷惑かけた私のほうだと思うんですけど。。。

Oさんがおっしゃるには
先週の点滴ボイコットの件を知ったOさんは
すぐさま教授陣に報告なさったんだそうです。
そして教授陣に言われたことは。

患者が治療を受けずに帰るほど追い詰めるとはとんでもない話。
どうしてそこですぐに別の医師を呼ばなかったのか。
それが原因で通院して来なくなったらどうするのか。
看護師と言えど、医師と患者の相性が悪いと感じたら
医師に気を使うことなく他の医師を呼ぶ権限を持つべき。
そういうことに気づいて配慮するのが看護師の役目なのだから遠慮することはない。
今後は患者第一に考えること。

などなど。

で、私にあんな態度を取らせてしまったのは看護師の配慮不足だったからだと言って
私に謝らなきゃとおっしゃるのです。

とんでもない!
そんなに大事になっているとはつゆ知らず
のんきに治療を受けている私が恥ずかしくなってしまいます。
こちらこそ申し訳なかったと、恐縮してしまいました。

でも、これで病院側の対応が変わってくれるのはありがたいです。
もしかしたら他の患者さんの中にも
いろいろ我慢しているひとがいるかもしれないし
私が大騒ぎしたのも無駄ではなかったと思っていいのでしょうか。

次回以降、ちゃんと配慮してくれるのかな。

でも、私のせいで看護師さんたちが怒られたんじゃないかと思うと
かなり申し訳ない気分です。

体調不良その後

2009-08-15 | 闘病生活
火曜日の最悪な状態から復活し、水曜日から3日連続の出勤日。
この3日間はコワイオネエサマがお休みだったので
私まで休むわけにはいきません。
せっかく羽を伸ばして仕事ができるんだし・・・という本音は隠しておいて
代わりにやらなきゃいけないこともあるし、ね。

水曜日はまだなんとなく本調子ではなかったので
食事も控え目にして、おとなしく座っておりました。

木曜日にはもうすっかりよくなり
よくなると、食事を控えていた分、猛烈におなかが空きます。
ランチには、自分で作ったお弁当なんて食べたくない!
なんかおいしいものが食べたい!と、欲が出ました。
かといって、いきなり固形物をドカ食いするのもためらわれます。
職場近くの台湾料理のお店で、フォー(米粉の麺)を買ってきて食べました。
本当は「トムヤンクンフォー」という辛いのを食べたかったんですが
さすがに自粛して、塩味のあっさりしたものを選びましたよ。

実は手術後、麺類はあまり食べておりませんでした。
消化が悪いらしく、初期ダンピング症状が出やすいんです。
でもこの前、軽井沢へ出かけた際にあんかけ焼きそばに挑戦したら
意外に食べられたんですね。
消化機能がそれだけ発達してきたってことでしょうか。
で、この日もフォーなら食べられそうな気がして
思いきってたべてみたら大丈夫でしたよ。
そこのフォーが、よーく煮込んであってうんと柔らかかったせいもありますけど。
(たぶん、一般の方はそれを「延びてる」と評するんでしょうけど。。。)

さてその日の夜。
久しぶりに知人と会ってお茶をする予定になっておりました。
キャンセルすることになるのかと案じていましたが
その必要はなく無事に約束を守ることができました。

およそ3年ぶりに会う女性です。
とても楽しみでした。
そして、とっても楽しかったです。

お茶だけのつもりでしたが
勤務終了後ですのでお夕飯を食べてもいいだろうということになり
私の好きな、サンドイッチのおいしい「はまの屋」さんへ。
ここも久しぶり~♪

私は、定番の玉子サンドとフルーツサンドをいただきました。
知人は「スペシャルサンド」に挑戦。
玉子と野菜とハムがたっぷりはさまって、ものすごいボリューム。
私も「初めて見た~!」と、具の多さに感動いたしました。
写真撮らせてもらえばよかった。。。
一人前のサンドイッチが、お皿からあふれていたんですよ。
見事でした。

私は軽井沢で買ったお土産を持参したんですが
その方は新潟へ行っていらしたと言って
やはりお土産をくださいました。


玉子屋さんが作っているというマドレーヌ。
しっとりとしていて、ずっしりと重く、甘くて食べ応え満点。

私のブログを読んで「きっとこういうのが好きだろう」と
見当をつけて買ってきてくださったんだそうです。
ビンゴ!です。
大好きです。
かなりの大きさなんですが、ペロリとおいしくいただきました。

サンドイッチをつまみながら、2時間ほどもおしゃべりしてきましたが
楽しく過ごしながら食事をすると消化もいいらしいです。
久しぶりの固形物もすんなりと通過し
おなかが痛くなることもなく、実に久しぶりに「食べた」という実感を味わえました。

翌日の金曜日も体調は絶好調。
やっぱ精神的なものもあるのかもしれませんねぇ。。。

で、ランチにどーーーーしてもカレーが食べたくなり
同僚の女性を誘って本格インドカレーを食べに行きました。

今の職場に勤め始めてから、ランチに外食をするのは初めてです。
具合悪くなったらどうしようとも思いましたが
なんとなく自分でもいけそうな気がする~(天津木村風・・・知らなかったらごめんなさい)
用心しながらゆっくり食べたら大丈夫でした。
ちゃんと食後も歩いて職場まで戻れました。
またひとつ、あたらしい自信が持てました。


こんなの。

あまりに本格的過ぎて、小麦粉を使っていないからさらさらでご飯にからまない。
味も、日本人向けにはしていないようで独特のスパイスの味が強く
おいしいんだけど、カレーじゃない料理を食べているような感じでした。
福神漬け代わりのキャベツの漬物も、なんの味なんだか想像がつきません。
エレベーターホールに人があふれるくらいの行列の出来るお店なんですが
私はちょっとなぁ。。。って感じ。
たまに変わったものを食べたい時にはいいかもしれないけど。

で、普通のコッテリしたカレーが食べたくなって
その日の夕飯には自分でキーマカレーを作っちゃいました。
ナスとレンコンとピーマンとひき肉、たっぷり使って
ボテッとするくらい水分少なめにして、ご飯にたっぷりかけていただき
満足満足。

2食連続で刺激物を食べちゃったけど
今のところ私の食道は持ち堪えているようです。
でもこの週末はちょっと控えめに、おなかにやさしいものをいただくといたしましょう。

今日受けてきた点滴のお話はまたあらためて。

59回目の点滴中止&またまた体調不良

2009-08-09 | 闘病生活
先週土曜日の通院日。

あ~あ、とうとうやってしまったって感じです。
長いこと治療を続けてきて、知らず知らずストレスも溜まっていた模様。
治療したって具合悪くなるばっかりだし
いつ終わるともわからない抗がん剤治療なんて、もう受けたくない!
という潜在的な気持ちが、とうとう爆発してしまったのですねぇ。

ほんの些細なことから
この日は点滴治療を拒否して帰ってきてしまったのでありました。

採血の結果は相変わらず良好でした。
白血球4600。好中球1748。
実は前日の金曜日に、娘と2人で軽井沢へ日帰りプチ旅行をしてきましてね
(そのことはまた後日、旅の記録に記しますが)
疲れが残っていて点滴できないかなぁと思っていたのですが
そんな心配は不要だったらしい。
朝からすこぶる快調で、検査結果にもとくにおかしなところはありませんでした。

この日はI医師がお休みだったので、久しぶりにF医師の診察です。

あちらこちら痛いと訴えても、いつも笑顔でスルーするF医師。
この日も「ふ~ん痛いかぁ」で流されてしまいましたが
腸ろうの付け根がかぶれて膿が出てくるので
そこに塗る軟膏だけはがんばって処方してもらいました。

この前のIB医師の診察時に、とってもコワイことを言われていたんです。

腸ろうの付け根から出てくる液=腸液=消化液→
食べ物を溶かす→皮膚も溶かしちゃう→腸ろう付け根付近はいつも火傷しているようなもの!

この腸液が最近とくにたくさんあふれ出てくるので
痛くてたまらなかったのです。
でもF医師は言いました。「たいしたことないよ、きれいなもんだ」と。
こんなに赤くただれているのに?こんなに痛いのに?

で、一生懸命痛い痛いと訴えて、ようやく軟膏を出してもらった次第です。

その他あれこれお話をしてから、化学療法室へ移動。
診察の待ち時間がとっても長かったため
すでにいつもより1時間ほど遅い時間になっていました。
終わるの遅くなるなぁ、イヤだなぁ、とこの時点でもう
点滴を拒否したい気持ちは充分に高まっておりました。

針を刺しに来たのは、前々回に失敗した女医さん。。。の助手。
あの下手くそな人が指導している助手が、とても上手だとは思えません。
不安たっぷりで腕を差し出したら、案の定、長い長い時間をかけて
皮膚の下で針をうろうろさせるばかり。
何度も痛いと訴えてもやめてくれません。

私も少々は我慢しましたけどね、もう耐えられない。
「できないんだったらやめて!」と叫んだのでございます。

しらっとした顔で「じゃあいったん抜きましょうね」
抜いた痕は赤く腫れ上がっておりました。
で、今度は横で見ていた女医さんが「そうねぇ、難しいんだよねぇ」と言いながら
反対側の腕に刺そうとします。
この人に失敗されたときの痛みは今も忘れられません。
私は思わずまた叫びました。
「あなたにはやってほしくない!」と。

誰か他の先生呼んで!と言っても、その女医さんは
「そういう指名はできないのよ。
私だってここのスタッフなんだし、やらせてもらえないかなぁ」と。
あんたみたいな下手くそな人がここのスタッフだってことがおかしいんじゃないの。

私、自分でもどうにかなっちゃったんじゃないかと思うほど
とにかく「いやだいやだ、もう今日は帰る」と泣き叫んでおりました。
それでも引き下がらない女医さんとさんざ押し問答を繰り返した結果
入院病棟から、腸閉塞の時にお世話になった医師が駆けつけてきてくれましたが
もう私は点滴なんぞ受けられる状態じゃありません。
自分でもなんでこんなに興奮しちゃってるんだかわからないけど
こんな状態で点滴受けたら絶対具合悪くなりそうです。
連絡を受けて来てくれたF医師も「もう今日はやめとこうか?」と言ってくださったので
点滴は中止となったのでありました。

看護師さんが心配して廊下まで見送ってくださいましたが
話しかけられるたびに涙が止まらなくて
かなりの時間、醜態をさらしてきてしまいました。

あ~あ、次に行くのが恥ずかしいです。


さてそんなこんなで迎えた週明けの月曜日。
なぁんか調子悪。
お腹があちこち痛いです。
また詰まったのでしょうか?

F医師によれば、腸液があふれてくるのは
腸の中の流れが滞って、つまり詰まっていて
行き場のない腸液が逆流してくるせいもある、と。
ときどきお腹がキリキリと痛んで、触ると固くなっていることがあるんですが
それもF医師いわく「詰まってんじゃない?」
あっさり言ってくれること。
私の腸は、いつ腸閉塞を起こしてもおかしくない状態にあるようです。

そんな話をしたばっかりだったので、この痛みはかなり不安です。
でも、詰まっている感じではないんですよね。
お通じはあるし、ゴロゴロ言ってるし。
勝手な判断ではありますが、どうもこれは「食道炎」の再発ではなかろうか、
そんな気がしました。

下剤を飲んでお腹をからっぽにしても、鳩尾のあたりにだけ痛みが残ります。
やっぱ食道炎だろ?これは。

それにしても痛い。
月曜日は夜早くに寝てしまいました。

火曜日はお休みをとっていたのですが、あまりの痛みに動けません。
病院へ行こうかとも思いましたが、10分おきくらいに襲ってくる痛みを抱えて
とても病院へなど行けそうにない。

とりあえず痛み止めを・・・と、過去にもらった薬の中から
それらしきものを探ると・・・ありました。腸閉塞の時に飲んだやつ。
これは確か副作用で吐き気が起きることがあったはず。
で、吐き気止めと一緒に飲んだのですが。。。

痛みはいくらかよくなりましたよ。
でも、今度は副作用の吐き気がひどくてひどくて
トイレで便器を抱えてうなっておりました。

吐き気が治まった頃には、今度はまた痛みが襲ってくる。
で、痛み止めを飲むと吐き気が・・・の繰り返し。
なにも食べず、ただひたすら布団とトイレの往復で過ごし
夜になってようやくいくらか痛みも治まりました。

痛みが治まるとおなかがすいてきます。
でもいきなり固形物は食べられそうにないので
とろろ昆布のお吸い物を作って飲みました。
食道炎の時、処方された薬に海藻エキスが入ってましたからね
このネバネバがきっと私の食道を守ってくれるに違いない。

そして今朝。
まだ鈍痛は残るものの、通常の生活に戻ることができました。
よかった。
詰まってたわけではなさそうです。
食生活はまたお粥からやりなおし。

あぁ、健康体に戻りたい。。。

最後のオープンキャンパス

2009-08-06 | 我が家の近況報告
昨日はお仕事お休み。
で、娘ッ子とともに、またまたオープンキャンパスへと行ってまいりました。

今回訪れたのは、今までで一番の小規模校。
これで志望候補となる大学を見に行くのは最後です。
ここを見て、どこを志望校とするか最終判断をします。

さて、どんなところなのか。楽しみ楽しみ。。。

・・・が、大学まで行ったはいいけれど
ほとんど中を見ることもなく、話を聞くこともなく
ものの5分も経たないうちに私たちは 逃げ帰ってきてしまいました

理由はと言えば。
なんともいえない異様な雰囲気を感じたから。

建て替えられて間もないとみえて、建物はとてもきれいです。
きれいすぎます。
きれいというよりは、美しいと言ったほうがいいかもしれません。

個人的な好みで作られたのでは?と思うような芸術的な作りのロビーは
本当にここで学生たちが生活しているのか?と思うほどぴかぴかに磨き上げられ
チリひとつなく、来客や学生たちへの伝言板も張り紙もいっさいなし。
あるのは、学長のお言葉と思われる文面が掘られた重々しい石の置物だけ。

募集人員が少ないせいか、オープンキャンパスといってもまったくオープンではなく
参加者全員が一緒に行動するタイムスケジュールで
自由に構内を見学することはできません。
シーンとしたロビーで、学生たちによる流れ作業の受付を済ませると
すぐに説明会会場へと案内されましたが
説明会の時間まで1時間もあります。

他校の場合、その間にいろいろ見て歩いたり学食で食事をしたり
個別に話を聞いたりできたのですが
ここは、そのまま1時間座って待て、と。
しかも飲み物すら配られない。
他校はどこも最初にペットボトルの飲み物がもらえたのですが
ここでは、最後の個別面談を受けた人のみがもらえるらしい。

とりあえず席に座ったものの、なぁんか重苦しい空気に耐えられず
いったん外に出ようか?と言うと、娘も即座に了承。
「ちょっと出てきます」とそこにいた学生に断って外に出ると
娘ッ子はまるで逃げるように走り出しました。

そのまま途中にあったカフェに入り、さぁどうする?と相談。
お互いの感じたことを正直に口にしてみました。
ほとんど同じことを感じていたらしいです。

どう感じたかと言うと。。。

いったん中に入ったものは決して外には出すまいという、魔物のような気配。
どこか上からすべてを見張っているものがいるような威圧感。
自由な発言を許さず、聞かせるのはえらい人の言葉だけでいいという
独裁者的な経営体制。
自分たちの仲間になると決まったものにしか中を見せないという閉鎖的な雰囲気。

入試要綱を見ると、第1回のAO入試のエントリー締め切りが
説明会当日となっていました。
よく考える間もなく、焦らせて申し込みをさせてしまおうというえげつなさも感じます。
日程が平日なのも、親が仕事に行ってる間に学生1人で来させて
相談する間を与えない、という策略にも思えるし。

結局、ここを志望校とすることはないだろうということになり
そのまま戻ることなく、パスしてしまったのでありました。

あぁ、怖かった。

ただ、決していやな思いをしたわけではないので
戻らないと決めた時点で「こういうこともあるんだねぇ」と大笑いしました。
貴重な経験でしたよ。

もちろん、もしかしたらとてもいい学校なのかもしれません。
私たちが勝手に想像しているだけで
本当はとてもオープンな自由な校風かもしれないし
学長は魔物なんかじゃなく、ステキな王子様かもしれない。

でもやはり第1印象というのは大事です。
通う気になれないと思ったら最後
おそらくどんな話を聞いても疑ってかかることになったと思います。

そんなわけで、前回見に行った大学をやはり第1志望とすることに決めました。
あとは娘にがんばってもらうのみ。

いろんな大学があるもんですねぇ。
おかげさまで、楽しい経験をさせてもらえました。

オープンキャンパス&花火大会

2009-08-02 | 我が家の近況報告
昨日は娘ッ子と共に、またまたオープンキャンパスへと足を運びました。

今回訪れたのは、おそらく第1志望校になるであろうと思われる大学。
たいしたネームバリューもない小規模な大学ですが
立地条件もよく、事前に下見に行った際の雰囲気や
インターネットで調べた授業内容なども気に入ったので
あとは実際に話を聞いてみて
よほどのことがない限り、ここを目指すことになるだろうと思われました。

やはり雰囲気も、先生や学生の対応もよかったです。
構内は明るく解放的だし
オープンキャンパスの内容も小規模校だからこそと思われる充実ぶりで
体験授業もなかなかのもの。
学食のメニューも特に目新しくはないけどおいしかったし
訪れている高校生たちも、娘と仲良くしてくれそうなタイプの子が多く
ここなら楽しい学生生活が送れるのではないかと思いました。

ただ問題は、この大学には 独自の奨学金制度がない ということ。
公的な奨学金にはすでに申込を済ませてありますが
それだけでは納入金を賄いきれません。
ただでさえ家計は火の車なのに。

大規模な大学だとね、学内奨学金が充実していて
それを受けられる可能性もあるんですが
小規模校だとさすがに無理らしい。

そう思っていたら、入試要綱を熱心に見ていた娘が
「スカラシップAO」なる入試制度を見つけました。

スカラシップとは、いわゆる奨学金のこと。
成績優秀者に対して授業料の半額を免除するシステムが
新たに創設されたのだそうです。

ただし、そのためには学科試験を受けなければなりません。
当然ですよね。
成績優秀者に対して支給されるんですもん。
さらに、その制度を利用して合格した学生のうち
実際にスカラシップを受けられるのは各学部につき1名!
つまりトップに立たなけりゃ授業料は免除されないわけですよ。
推薦入学を目指し、受験勉強などしてこなかった娘ッ子にとってはかなりの難関です。

でもね、娘が言うのです。
私、これ受けてみようかな と・・・。

驚きました。
絶対、受験などしないですませようとすると思っていたのに。

本人かなりやる気になっていて
教授との個別面談でも、受験対策など熱心に聞いていました。
バイト先に、英語の教員免許を持っている人がいるから家庭教師を頼もうか、とか
夏休み中にもう一回オープンキャンパスがあるから
もっと受験問題に詳しい教授を探して話を聞いてみる、とか。

娘よ、母はうれしいぞ。
そうやって家計のために努力しようと思ってくれることが、すごくうれしい。
たとえスカラシップを受けられなかったとしても
合格点に到達すれば入学はできるんだし
チャレンジしたことは決して無駄にはならないんだから、やるだけやってみろ!

というわけで、娘ッ子はいまのところ張り切っております。

・・・いつまで気力が続くかはわかりませんが。

さて、オープンキャンパスから帰宅して、その晩は地元の花火大会でした。
毎年自慢しておりますが、我が家のバルコニーは特等席であります。
夕飯の支度をして、座椅子を外に持ち出し
ゆったりと大輪の花火を眺めました。


枇杷の木と花火の競演。


私はこのタイプの花火が好き。


フィナーレは盛大です。

真夏の花火大会だというのに、寒かったんです。
とくに我が家は10階の吹きさらしなので、風が冷たい。
途中で長袖を着こんで、寒い寒いと言いながら見ておりました。


琴ちゃんも涼しかったらしい。

冷却パネルはいらん。
トンネルも邪魔だから、重ねちゃいました。

いつも思うけど、そのトンネル、どうやって運んでるの?

大学近くの和菓子屋で買ってきた水饅頭。

ツルン、プリンとしていておいしかったです。
本物の笹の葉でくるんであるし。
娘があの大学に通うようになったら、また買ってきてもらいましょう。

ひじょうに充実した土曜日でございました。

オープンキャンパスでやっていたイベントで
抽選会があったので参加してみたら
なんと1等の映画鑑賞券が当たってしまいました。
私はあんまり見たくない映画だったけど
娘は「ただなら見る」と言うので、じゃあお友達と行っておいで、ということに。

また宝くじのための運を使ってしまった。。。