ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

飛騨牛カレーを食べてみました

2008-07-30 | 我が家の近況報告
さて、松坂牛カレー以来おいしいカレーが食べたいと勢いで注文し
届くのを楽しみにしていた「キッチン飛騨」のカレー。
だいぶ日にちがあいてしまいましたが
先日、ようやく食べてみました。



缶はヤケにかわいらしいです。
が、どこにも「飛騨牛」とは書いてないんですねぇ。
う~む、この中のお肉はなんのお肉なんでしょう?



見た目はこんな感じです。
もっとデミグラスっぽい黒いカレーを想像してたんですが。。。
肉は大きいです。どこの肉だかわかりませんが。

お楽しみのお味は・・・
甘いです。
ちょっとスパイシーなシチューって感じ。
昔の私ならちょうどよかったんでしょうが
娘ッ子の辛いもの好きに引きずられて最近ではすっかり辛党になってしまった私には
かなり物足りないです。
肉は柔らかくておいしいんですが、脂身が多いですね。
私も娘も脂身が苦手なので、避けるのに苦労しました。

4缶セットで買ったので、あと残り3缶。
またすぐにでも食べたい!というほどのものでもないのですが
いつまでも取っておくわけにもいきません。
スーパーで、辛くするための香辛料(出来上がったカレーの辛さを調節するもの)
を買ってきました。
次にいただくときには、それで辛みをつけて食べようと思います。

ちょっと残念だなぁ。
こうなると「マハラジャ」のうんと辛いカレーが食べたくなります。
・・・そのうち買いに行くか。

プールへ行ってきました

2008-07-28 | 我が家の近況報告
小学生の子供がいる友人一家と、プール遊びを楽しんできました。

思えば、屋外の「これぞプール!」っていうところへ行ったのは
娘ッ子がうんとちっちゃい時に一度連れて行ったきり。
高校生と言えどもやはりうれしいらしく、子供たちと一緒にはしゃいでいましたね。
大きな流れるプールがあったので
浮き輪やボートを使って、みんなで思いっきり流されてきました。

朝は涼しく、日中は程よくお日様が照りつけて
午後にはまた適度に日が翳ってクールダウン。
私の体調を思いやってくれたかのようなちょうどよいお天気でしたし
点滴の翌日でおなかの調子がいまひとつではありましたが
ちゃんと整備されたおトイレもあって困ることはなかったし
水分と栄養をマメに補給しながら、たっぷり楽しんでこられました。

とはいえ、さすがに今日はちょいとお疲れ気味。
友人宅の子供たちになつかれて、ずっと一緒に遊んでいた娘ッ子もヘロヘロです。

でも、子供の無邪気なパワーって、大人にもなにか力を与えてくれますね。
太陽と水と子供から、エネルギーをもらってきた気がいたします。
・・・そのわりにはヘタッてますが・・・

30回目の点滴

2008-07-26 | 闘病生活
抗がん剤の点滴も、めでたく(?)30回目を迎えました。
たいした副作用に悩まされることもなくここまで来れたんだから
やはりめでたいことでしょう。

今回は、腕からの点滴のみにしてもらいました。
だって明日、友人一家とプールへ行くんだもん。
おなかタプタプしてたら遊べないじゃないですか。
それ以前に、お天気が問題ですが。。。
やっぱり私は雨女か。

さて、今日の採血は若い女性の検査技師さんだったのですが
1度目は見事に失敗してくださいました。
痛いったらありゃしない。
ベテランさんに代わってくれるかと思ったのに、果敢にも再チャレンジするご様子。
目をつぶって、心から成功を祈りました。

どうにか終えて、診察。
「白血球の数がすごいねぇ」とI医師は驚いてました。
白血球6300。好中球3213。
なにも問題なしですね。

ただ、先日のがん相談のときに応対してくださったN医師によれば
私はだいぶ貧血気味であるとか。
いちおう標準値をクリアしてはいるものの、かなりギリギリのラインだそうで
貧血の薬飲んだほうがいいんじゃないかなぁと言われました。
でもI医師は「問題なし」とおっしゃるのですよね。
データに「L(LOW)」と出ていなければ、それでよし。
う~ん、お薬ほしいなぁ。
血圧の、上が78ってのも低すぎてちょっと気になりますが
これも問題にはされませんでした。

先週の風邪はほとんど治りましたが、少し咳が残っています。
こちらはすぐさま「お薬出そうか?」と言われましたけれど
できるだけ自然治癒に任せたい私は、大丈夫ですとご遠慮申し上げました。
だって、咳は出る必要があるから出てるんであって
止めたら菌が出て行かないじゃない。
あまりにつらければ飲むけど、このくらいならそのうち治るでしょ。

これはI医師には内緒なんですが、先週出された薬の中の「抗生物質」を
私は飲んでおりませぬ。
免疫力落ちているところに抗生物質なんて飲んで
精一杯がんばっている善玉菌まで殺してしまったら私はどうなる?
自衛本能で「飲まないほうがいい」と勝手に判断しました。
血液検査で、飲んでないことがバレるかと思ったのですが
大丈夫だったようです。ゴメンナサイね。

化学療法室へ行き、若い男性医師が腕に点滴針を刺してくださいましたが
これまた派手に失敗。
採血で2回刺されたことを話してあったので
「じゃあここは1回ですませましょう」と言ってくださり、安心していたのに。。。
とんでもなく痛くて、足の指がのけぞりました。
2度目も痛かったけど、どうにか針は納まってくれたようで
何度もごめんごめんと謝られました。

アレルギーを抑える薬のせいで眠気に襲われうっつらうっつらしている中
看護師さんと男性医師の会話が聞こえてきました。
どうやら勤務中に、PCから夏休みの飛行機の予約をしている様子。
どこへ行くんでしょうね。
同じ時期に同じ場所へ行くらしいのですが、現地での行動は別の模様。
それぞれ一人旅を楽しむ予定のようです。
いってらっしゃ~あい。

来週は点滴がお休みの週で、I医師もお休みだそうなので
なにも問題がなければ診察もお休みとなりました。
またしばらく、のんびり過ごせます。

がん相談室なるものに行ってきました

2008-07-25 | 闘病生活
セカンドオピニオンを取るほどではないけれど
やはり違う病院の医師の話も聞いてみたいと常々思っていたところ
都心にがん相談室「蕩々(とうとう)」なるものを見つけ
思い切って予約を取り、昨日行ってまいりました。
主治医の紹介状や資料があればもちろんのこと
なくても相談に乗ってくれますし
患者の家族がこっそり来てもOKというところです。
私は、とくに治療内容については疑問を持ってはいないので
I医師には内緒で行ってみました。

いつ解体されてもおかしくないような古びた雑居ビルの一室。
取ってつけたような、そこだけ重厚な扉を開けると
我が家がそっくり飲み込まれてしまいそうな巨大な応接セットがあり
適度にお若く、非常に美しく、過剰に愛想のいい女性が2人
満面の笑みで出迎えてくださいました。

ソファへ案内されましたが、いったん背もたれに体を預けてしまったら
二度と立ち上がれなくなりそうなほどクッションはふかふか。
これまた巨大な液晶テレビには、滝やせせらぎの映像が優雅に流れ
その隣にある、ここまで大きい必要があるのかと思うほどの柱時計は
まるで除夜の鐘のような時報を打ち鳴らしておりました。
私はなんというところへ来てしまったのだろうと、ちょっとドキドキ。
ここはひょっとして、治療に多額のお金をかけられるような
セレブな方々が利用なさるところなのでしょうか。。。

問診表に記入し、診療の経過をワープロでまとめた資料と主な検査結果と
デジカメで写したレントゲン写真を女性スタッフさんへ手渡し
いざ診察室へ。

担当してくださったのは、癌研有明病院の顧問で消化器系専門のN医師。
HPの写真で見るよりちっちゃい、いや、小柄。
立場上あんまり笑っちゃいけないけど、実はおもしろい話が大好きなんです、といった雰囲気。
(勝手にそう思っただけ)

診察室と言うよりは、どこかの社長室みたいな感じのお部屋で
丸1時間かけてじっくり話を聞いていただけました。

私が聞きたかったのは、やはり今続いている下痢と体重減少について。
なにか他に原因は考えられないのか、対処法はないのか
手術をしたらやはりこれはどうしようもないことなのか
専門家の意見を聞きたかったのです。

結果は、やっぱり手術後の後遺症と考えていいのではないかということでした。
ただ、下痢の起こるメカニズムについて詳しく話してくださいました。

普通、味付けの濃いものや甘いもの辛いものなどを食べても
胃の中で他の食べ物や水分と混ざり、濃度は中和されて小腸へ送られます。
でも私の場合、そのまま小腸へ入るため
そこで濃度を中和するのに大量の水分を必要とします。
そうすると小腸は、入ってきた食べ物から栄養を吸収するどころか
逆に栄養とともに一刻も早く体外へ排出しようとして
体内からできる限りの水分をかき集めるので
下痢が起こり、脱水症状や栄養失調に陥るのだそうです。

なるほどね~。
目からうろこってこういうことなんでしょうか。
ものすごく納得のいく説明でした。
これなら、手術後ある程度食べられるようになってから下痢が起き始めたことも
説明がつきます。
私は「普通のもの」を食べ始めるのが早すぎたんですね。
そういうことなら、薬に頼らなくても自分で調節していけるんじゃないかと
安心しました。

N医師から注意されたことは
1.味の濃いものをいきなり食べない
2.少しずつ食べ始める
3.食事と一緒に水分をたっぷり取る

やっぱり専門の先生の話を聞いてみてよかったと思います。

ただ、パスタを食べたときのめまいについては
やはりはっきりとした答は得られませんでした。
ダンピング症状というのは、食べ物によって症状が違うということはあまりないそうで
かといってアレルギーでもなさそうだし、少しずつ様子を見ていったらどうですか、と。

手術後、食事に関する指導がなにも受けられなかったと話すと
この先生、おもしろそうにうなづいていました。
「わかりますよ、栄養指導というのは、食べられないものばかり増えて困るんですよ」と。
I医師が言っていたように
指導を受けると「あれもダメこれもダメ」と言われるばかりでおもしろくないから
受けさせないのも正解かもしれません、と。
実際この先生も「そのくらい食べたっていいんじゃないの?」と口を挟んで
栄養士さんに怒られたことがあるとか。
ふ~ん、そうなんだ。
指導が受けられなかったのは、I医師の個人的な好みの問題じゃなかったのね。

現在受けている治療については、お墨付きをいただいてきました。
癌研のような専門病院でも、これだけの治療はできません、と。
この先生「そんなに正直に話しちゃっていいの?」と思うくらい
ご自分の病院での治療の限界についても聞かせてくださいました。
もし私が今後、病状が悪化して治療よりもメンタルなケアを必要とするようになった場合
癌研ではどの程度のケアをしてくださるのかと聞いてみましたが
それもあまり充実してはいないとのこと。
国立がんセンターなどに行ったほうがいいかもしれない、とのことでした。

今後、もしもそうやって転院を希望するのであれば
もちろん今の担当医と相談も必要ですが
その上で、適切な病院を紹介していただくこともできるのだそうです。

正直で、とても話しやすく、わかりやすい説明をしてくださる先生でよかったです。
とくに目新しい発見というのはありませんでしたし
これで解決!というお薬が見つかったわけでもありませんが
今の状況をちゃんと納得できて
I医師の治療方針もあらためて信頼できる結果になりましたので
無駄ではなかったと思います。

ただ初診料が自費で31500円なり、はちょっと高いかな。
もうちょっと内装を庶民的にして、少しお安めにしていただけると
またなにかあったら来ましょう、という気になれるんですけどね。。。

この先生の第1印象、あながち間違いではなかったと思います。
違う場所で違うお話をしたら、きっと楽しい方だっただろうと思うと
ちょっと惜しいです。

アレルギー検査の結果が出ました

2008-07-23 | 闘病生活
近所のヌボーッとした医師の元で受けた血液検査の結果が出たので聞いてきました。

今回調べてもらったのは
大麦・オート麦・ライ麦・グルテン・とうもろこし・ピーナッツ
そして麦芽とビール酵母の計8品。

結果はどれも 反応なし

う~む。
これはこれでめでたい結果ではあるけれど
また1からやりなおしか。

前回I医師の元で検査した結果を合わせれば
一般的に と呼ばれる材料に含まれそうなものは一通り検査したと思うんですよね。
じゃあ、蕎麦と天ぷらで起きるめまいはいったいなんなんでしょう。

実はグルテンに関しては、かなり疑ってたんです。
これは一般的なアレルギーとは違って
小腸での消化吸収作用が阻害され、栄養失調に陥る、とありましたので
ひょっとして今私が悩まされているこの症状に関係しているのでは?と思っていたのです。
でも違いましたね。
まぁ、安心ではあります。
グルテンなんて、小麦と水があれば出来てしまう成分ですから
これを排除した食生活なんて考えただけでも気が遠くなりそうですもん。

パスタを食べて起きる激しい症状は
やはりダンピング症状だと思っていいのかもしれません。
ってことは、いずれなんてことなく食べられる日が来るかもしれないということ。
少しずつ試していきましょう。

麦芽とビール酵母はですね、今の症状とは関係ないんですが
ついでに調べてもらいました。
私、ビールが飲めないんですわ。
飲むとやはり頭が痛くなり、悪酔いします。
だからひょっとして?と思ったのですが、これも大丈夫だとのこと。

いったい私は、なにに反応しているのだ?

ヌボッとしたこのおっさん、いやお医者さんは
「検査で反応が出なくても、体調によって症状がでることはあるからね」と
おっしゃいました。

体調かぁ。便利な言葉ですねぇ。

でもこうなると、いよいよ運動誘発性を疑ってみる必要はあるかもしれません。
だって蕎麦と天ぷらに関しては、ずっと昔からのことですもん。
ダンピング症状であるわけがない。

しばらくは症状が出たら食事内容を記録して
またいずれあらためて検査を受けることになるのでしょうか。

なんの反応も出なくてめでたしめでたし、でもあり
一方では、さ~てどうしようか。。。でもあります。

29回目の点滴・・・発熱で中止

2008-07-21 | 闘病生活
私としたことが、風邪をひいた上に熱まで出してしまいました。
いつもならせいぜい鼻風邪か、咳がちょっと出るくらいですむものを
さすがに免疫力が落ちていたのか、ピーク時には熱が39度まで上がってしまい
当然、点滴を受けることはできませんでした。

ことの始まりは先週火曜日あたりでしょうか。
ノドと耳と鼻の奥の方の、境目辺りが痒くなって
鼻をかんでも咳払いをしても耳を奥までほじくっても届かない。
こりゃあ風邪ひくな、と思いつつほったらかしにしていたら
咳が出始め、くしゃみがとまらなくなり、鼻水が垂れてきました。

くしゃみなんてひどいもんです。
普段は「うさぎのくしゃみ」と言われるほど
見かけによらないかわいらしいくしゃみをする私ですが
このときばかりは、こみ上げてくる勢いには抗えず
「ぶあっくしょい!」とおよそ女らしからぬ派手なくしゃみを連発しておりました。

金曜日にはそれらの症状がピークを迎え
やべぇな明日点滴できるかな、と不安に思いつつ早めに床に着いたものの
夜中に悪寒で目が覚めました。寒くて寒くて寝られやしない。
明け方熱を測ったら37.7度。
お~、風邪で熱が出るなんて何年ぶりだろ~と感心している場合じゃありませぬ。
体中ギシギシしてダルイけど、とりあえず病院へは行かねばなるまい。

免疫力が低下している最中に肺炎でも起こしたら
それこそ生死に関わってしまいます。
ガンに負けるならともかく、治療で体力が落ちて感染症で死ぬ・・・という
つまり「抗がん剤に殺される」ようなことにはなりたくありません。
がんばって病院へ行き、風邪薬をもらってくるといたしましょう。

採血を済ませ、診察室へ行き開口一番I医師に「風邪ひきました」とご報告。
案の定I医師は血液検査の結果を見ながら「炎症反応は出てないけどねぇ」。
そうくると思ったよ。
そのまま相手にされないようなら言ってやろうと思っていました。
私は数値でできているわけじゃありません!と。
風邪ひいて鼻から数字が垂れてくるわけじゃないんだよ。

でもさすがに私の表情を見てやばいと思ったのか
ノドを見て、聴診器を当てて、お腹を押して
ちょっと気管支に炎症起こしてる感じだね、これから熱上がるかもなぁ、と
納得してくださいました。
ほれみろ、数値に出てなくたって気管はゼイゼイ言ってるだろが。

そんなわけで点滴は中止。
風邪薬を処方していただきました。

ずっと聞きそびれていた、前回の腹膜の細胞診の結果を聞いてみました。
たしか6月にやっていたはず。
結果は Cllas Ⅱ
あれ?再発してないんじゃん。
I医師はなんとなく、その話には触れないで・・・状態。
だってねぇ、じゃあ今続いている下痢はどうしてなの?
腹膜の再発のせいじゃなかったの?どう説明してくれんのさ?

と、その日の私はそんなことを詰め寄る気力もございませぬ。
再発してないんならそれに越したことはないさ。
とりあえず一安心できたからいいか。

そうか、それでI医師、点滴の間隔が開きがちでも焦ってなかったんだ。
先週は旅行に行くためお休みもらってたし
8月中も予定がいっぱいで「その日もあの日も治療は休みたい」とわがまま言ったんですが
あっさり認めてくださってたんですよね。
もっとしっかり継続したいって言われるかと思ってたんですが
そういうことだったんですね。

今回、白血球の数値が異常に高くて7000もありました。
好中球は、結果が出る前に診察が終わってしまったのでわかりませんが
白血球がこれだけあるんだから、少なすぎるということはないでしょうね。
白血球がそれだけ増えているってことは免疫力はアップしてるということでしょうか。
やっぱ温泉の効力は偉大かもしれません。

腹膜の再発の可能性が少ないこと、免疫力はまだ衰えていないことを確認して安心し
家に帰って熱を測ったら39度超え。
しばらくひとりでがんばっていましたが、さすがに動けなくなってきたので
母に電話をして来てもらいました。

おかゆひとつ作ってはくれませんが、リンゴくらいなら摩り下ろしてくれます。
なんだかわからない、どうすればいいのかわからない、うちと違うからわからないと
なにか頼むたびにブチブチ文句を言うのを「あぁはいはいごめんなさいね」とかわしながら
とりあえず必要なことだけ動いてもらいました。

日曜日も一日、同じようにして過ごし
今日、ようやく自分で動けるようになりました。
さっき母が来ましたが、私が起きているとわかってほっとした様子。
ようやく解放されたとばかりに「じゃあ」と帰って行きました。
そのうち今度は「あのあと私も風邪ひいたのよ」と文句を言いに来るでしょう。

娘ッ子も、私が頼まなければなんにもやってくれませんし
やっぱり私はおちおち風邪なんかひいてはいられません。
さっさと治してさっさと元気になるしかないですね。

宇宙人の気功3度目

2008-07-16 | 闘病生活
梅雨明け宣言が出たわけでもないのになんだかクソ暑い中
忙しく出歩いております。
昨日は3度目の気功を受けに宇宙人先生の元を訪ねてまいりました。

前回と同じく、全身マッサージのような感じで私はすっかりリラックス。
ただ今回は、両足・両腕・両目、実にバランスよく気を送ってくださいました。
前回、片足片腕片目に集中していたのはなんだったのでしょう?
たまたま疲れが見えたということでしょうか?

施術は今回でおしまいということになりました。
私の全身を眺め渡し「もうなにも悪いモノは見えませんから」と。
定期的に通えとも言われず、あっけなくお別れということになってしまって
なんとも寂しい限り。
ほんの数回お会いしただけですし、たいした話もしておりませんが
なんだかとても名残惜しいような気がします。
でも次の患者さんが待っていらっしゃるので、特別なご挨拶もせずにお暇してまいりました。

さてこの結果はいつ頃わかるでしょうね。
いずれ病院で、腫瘍マーカーも調べるでしょうし
腹膜の細胞診やCTスキャンなども取るでしょうから
ぼちぼち効果がわかってくるのではないかと思います。
もしも本当にガンが消えていたりしたら
私、無償で宣伝大使を務めちゃいますわよ~(いらないってか)

紹介してくれた友人もそろそろ終わりでいいと言われたそうなんですが
効果の程はどうなんでしょうね?
予約の都合でずっと別々に通っておりましたので
今度会ったら聞いてみようと思います。
でもその友人、今度はお子さん2人(小学生)を診てもらうつもりだそうですので
きっとなにか実感できる効果があったのだと思います。

かくいう我が家も、いずれ近いうち娘ッ子を連れていこうと思っております。

実は2回目の施術を受けて帰ってきたとき
娘ッ子が私の顔を見るなり「私も行ってみようかな」とボソッと言ったのであります。
なにを感じ取ったのかは、わかりません。
ずっと肩を痛めているので以前にも別の気功を受けさせたことがあったのですが
そのときは「信用ならん」と言って二度と受けようとはしませんでした。
それが今回、けっこう乗り気。
なにを思ったのでしょうね?
ひょっとしたら、おいしいケーキの店に立ち寄れるらしい・・・とか
そんな理由なのかもしれませんが。

そんなわけで、私もまた宇宙人にお会いしたいですしね
通う途中のデパートめぐりも、これっきりもうできないのはつまらないですから
夏休み中にでも再度、訪ねてみようと思っております。

アレルギー科へ行ってみました

2008-07-15 | 闘病生活
昨日の夕方、さっそくアレルギー科の看板を掲げている近所の医師を訪ねてみました。

そんなにすぐに行くつもりはなかったんですけどね。
もっといろいろ探して比べて、一番よさそうなところへ行こうと思っていたのですが
たまたま用事があって出かけたらその用事がキャンセルになり時間ができて
偶然見つけたその医院の近くにいて、たまたま保険証を持ち合わせており
ちょうど午後の診察が始まったばかりで待合室は空いている様子。
そんじゃとりあえず行ってみっか、と入って行った次第です。

俳優の小倉久寛さんを少し細長くしてヌボッとさせたような(どんなだ?)医師が
すぐに応対してくれました。

看板には内科・消化器科・アレルギー科とあります。
消化器科に詳しいのは助かりますね。
やはり胃がんのことについて触れないわけにはいきませんし
理解してもらわないと困りますから。
待合室にも「内視鏡検査設備あります」などと書かれており
内科よりもそっちに力を入れている様子です。

しかしなんだかはっきりしない医師。
問診表と私の話の内容をパソコンに打ち込んでいるのですが
その画面は、横から見ると真っ暗で私からはまったく見えません。

こりゃ、カルテとか一切患者に見せようとしないタイプか?
だとしたらかかりつけにはしないほうがよさそうだな、なんて思っていたのですが
どうやらこの医師、パソコン画面が患者に見えてないことに気づいてないだけの様子。
だって入力しながら画面を指差して「これでいいんですよね?」とか言ってるもん。
見えねぇって。

一通り私の話を聞いた後、おっしゃいました。
「運動誘発性だったら、もっとひどいですよ」と。
つまり本当に小麦+運動誘発性のアレルギーであったら
私は今頃生きていないだろう、と。
そしてパスタを食べた後の「気を失いそうなめまい」については、こう言われました。
ダンピング症状の可能性の方が強いですね

胃を摘出すると食事の際に「ダンピング症状」というものが起こることがあります。
初期ダンピング症状は、腸にいきなり食べ物が入るために腹痛やめまいを起こしたりするもの、
後期ダンピング症状は、食後1.2時間後に低血糖でめまいや手足のふるえなどを起こすものです。

パスタに使われる小麦は穀類の中でも特に消化が悪いらしく
手術後の腸にはかなり負担の大きいものなんだそうで
重度の初期ダンピング症状が起きてもおかしくないんだとか。

そうかぁ。そういう考えもあったんだ。
そう言われてみれば消化の悪そうなものを食べた後って
腸に血流が集中するのか、血圧が下がってるなぁって感じることがあります。
それのひどいものだった可能性があるわけですね。
納得がいく説明です。
そして、そういう症状が「初期ダンピング症状」というものなんだということを
そこで初めて知りました。
私ったら、いったい今までなにをしていたんでしょ。

おっさんさすが、ぼ~っとしてるように見えるけど
伊達に消化器科の看板掲げてないね、などと心の中でおちょくりながら
めらめらと湧き上がってくるI医師への疑念。

昨日の電話でのアレルギー相談では胃の摘出のことは話してませんからね
そんな話は出なくて当然。

でも、I医師ならそのくらいのこと考えてくれてもよさそうなもんじゃん。
そういや手術後、I医師もF医師もダンピング症状のことを自分から教えてはくれませんでした。
こっちが調べて気になって聞いてみてようやく答えてくれたけど
たいして気にすることじゃない、程度にしか話してくれませんでした。
だから、その程度にしか困らないことなのかなぁと思っていたし
初期症状については、具体的にどういう状況になるのかよくわかっていなくて
注意しようがなかったし
後期症状については、自分で飴玉やお菓子を持ち歩いて予防していたので
今まで困ったことはなかったんですよ。

そうかぁ、ダンピング症状かぁ。そうだったらいいなぁ。
それなら時間と共に解決していく可能性は充分ありますからね。
希望が見えてきました。

ただ、蕎麦や天ぷらについてはまだ解決しておりません。
念のため、血液検査をしてもらうことにしました。
そこでこのヌボッとしたおっさん、いやお医者さん、
アレルギーに関する本をどさっと持ってきて「どれ調べる~?」とな。
自分で選べってか?
どんな可能性があるとかないとか、そういうアドバイスはもらえないんですかね?

その本をあれこれ見ているうちに、いろんなことがわかってきました。
この前やってもらった血液検査で小麦を調べてもらいましたが
それ以外にも麦系のもの(つまり粉として使われそうなもの)はたくさんあり
特に、小麦と水を練るとできる「グルテン」という成分に関しては別の検査が必要であること
つまり小麦粉系のもの全部がすっかり大丈夫とわかったわけではなかったこと。などなど。

なんだか興味深くなってきて、ぬぼっとしたおっさんと顔突き合せ
あれがいい、これがいい、などと楽しみながら8種類を選択。
あんまりいっぺんに選ぶと検査代金高くなるからね、と
それだけはしっかりアドバイスしてくれたおっさん。
そんなことでいいのか?と不安になるくらいこちらの希望をすんなり聞き入れてくださり
その後、採血をして終了。

検査結果は1週間後です。
これでなんにも出なければ、また別の可能性を探ることになりますが
こうやって、安心して食べられるものを増やしていくしかないんでしょうね。

結果についてはまた、ご報告いたします。

アレルギー相談

2008-07-14 | 闘病生活
前に書いたアレルギー症状について、やっぱりどうしても気になるので
電話アレルギー相談なるものに電話をして聞いてみました。

電話に出てくださったのは年配と思われる女性。
医師なのか看護師なのか・・・わかりません。
口数が少なそうなのであまり親切じゃないのかなと思ったら
そうではなく、こちらが話すのを遮らずにしっかり聞き取るためらしいということに
途中で気がつきました。

以前から外食の蕎麦や天ぷらで症状が出ていたこと、
最近はパスタで気を失いそうになるほどのめまいが何度かあったことなどを話しました。

「気を失いそうになる」なんて大げさだと笑われるんじゃないかと思ったら
笑うどころか、いかにも思い当たる節があるという感じで相槌を打ってくださったので
ちょっと安心。
そして即座に、私にピッタリ当てはまるアレルギーを教えてくださいました。

小麦プラス運動誘発性アレルギー ではないか、とのことです。

小麦を食べただけではアレルギー反応は起きないけれど
それに運動が加わると
私が経験したような気を失いそうなほどの症状が出ることがある、というのです。
実際気を失ってしまったり、時には命に関わることもあるそうです。
ヒエッ。そうなんですか?

このアレルギーはかなりやっかいで
小麦を食べただけでは反応が出ないので、血液検査にもひっかからない。

食べた後に運動をすると症状が出ることがあるけれど
運動したからと言っていつも出るわけでもない。

運動の内容も、走る飛び跳ねるなどの激しい運動だけでなく
立ち上がる・トイレまで歩く、といった日常の動作や
場合によっては座ったまま手足を動かしただけでも起きることがあるそうです。

担当してくださった女性は、私の何気ない言葉を聞き逃しませんでした。
「蕎麦や天ぷらは、外食時に多かったんですよね?」と。
そうです、家で食べたときにはあまり気になりませんでした。
だからなにか特殊な小麦粉を使っているのではないかと思ったのですが
そうではないんですね。
お店で食べて外に出る、あるいは出る前にトイレに立つなどの
運動が加わっている可能性が高いということらしいです。

そういう症状が出る前や、症状が出なくてもそういうものを食べたときに
くしゃみや鼻水・咳などが出ませんか?とも聞かれました。

出ます出ます。鼻水が出ます。
ラーメンやカレーなど、一般的に鼻水が出やすい料理だけでなく
なんでもないものを食べているときでも急に鼻水が出ることがあります。
それはすでにアレルギー反応が起きている兆候なんだそうで
その時点で「抗ヒスタミン剤」を飲めば、気を失うのを防ぐことができるそうです。

また、もっと重い症状が出る可能性がある人は
エピペンと呼ばれる「アナフィラキシーショック」に使われる
自己注射を持ち歩くこともあるんだとか。

そんなに重大なアレルギーだとは思ってなかったので
この辺りで私は「どうしましょう・・・」と、ちと動揺を覚えました。

この症状が起きるのは小麦が一番多いけれど、そうではない場合もあるそうで
蕎麦・天ぷら・パスタとなると、つけ汁やソースなどに含まれる添加物の可能性もあり
そうなるとますます原因を特定するのは難しくなること、
これから先、命がけで食べるのは大変だから(そりゃそうです)
今までの記憶を呼び起こして記録をとり
それを持って早めにアレルギー専門医を受診し抗ヒスタミン剤を処方してもらうこと、
小麦以外の可能性もあるので
料理に何が入っていたかを出来るだけ詳細に思いだすこと、
などのアドバイスをいただきました。

専門家の話って、聞いてみるもんですね。
I医師は血液検査の結果だけ見て「死ぬことはない」とおっしゃいましたが
死ぬ可能性も充分あるんじゃん。

そうと決まったわけではないけれど、もしそうだったら怖いですからね
さっそく近所でアレルギー検査をしている医院を探してみました。
う~ん。個人医でいいんだろうか。
もっと大きい病院へ行ったほうがいいのかなぁ。
でも大きい病院だと診察に時間かかりそうだし。

とりあえず近々、近所の医師を受診してみて
その結果によっては大きな病院を探してみようと思います。

話はとっても役に立ったけど
現実を知ってしまったら、なんか食事するのがこわいです。