前回訪れた大学とは別の大学のオープンキャンパスへ行ってきました。
今回のところは、芸能人のご子息ご令嬢も多く在籍しているという
いわゆる「お嬢様お坊ちゃま学校」。
娘ッ子が通うようなところではないとは思いましたけれど
まぁ参考までに、と行ってみた次第です。
最寄駅に降り立った時点で、もう世界が違うと感じました。
オープンキャンパスの看板どころか街の案内図さえありません。
高級住宅地の景観と雰囲気を保つことを最優先としているのでしょう。
同じ目的地に進むと思われる学生の後に着いて行くと
マンションかと思ったら一戸建てだった、というほどの大きなお屋敷が並ぶ中に
ひっそりとその学校はありました。
部活紹介などの派手な宣伝もなし。
「ぜひ来てください」という感じではありませんね。
「我々が学生を選びます」ってとこでしょうか。
いや、選ばれた学生はすでに幼少の頃から付属校に通っておられるのでしょうから
いまさらわざわざ入ってきてくれなくても・・・って感じかな。
我が家はどう考えても選ばれそうにありませんわ。
それでも一応、学部説明会を聞きにいきました。
先生の話はまぁまぁわかりやすく聞き心地のいいものでしたが
これといって面白みもなし。
卒論やゼミの厳しさをことさらに強調するあたり
お遊び感覚で通う学生はお断り、といった姿勢が見て取れます。
資料も簡単なものしか置いてなく
それ以上のものが欲しかったら個別面談を受けること、となっておりましたので
そこでもう振るい落とされること必至。
もちろん受けませんでしたよ。
だってものすごく居心地悪かったんだもん。
さて、せっかく来たのだからやっぱり学食へ。
セレブな学校の学食とはいったいどんなものやら、楽しみです。
やたらと礼儀正しい案内の男子学生(やっぱ育ちがいいんだろうねぇ)を横目に見ながら
地下の食道へと降りて行きました。
あれ?なんか暗い。寂しい。・・・汚い?
どんなにおしゃれなカフェテリアかと思ったら、そこは昔ながらの「学生食堂」。
メニューもありきたり。
働いているおばちゃんは小中学校で見慣れた「給食のおばちゃん」風。
ここだけが別世界のように、やけに庶民的な雰囲気でした。
私はオムライス、娘は冷やし坦々麺を注文。
私の食券を受け取ったおばちゃんは、おもむろに背後の冷蔵庫ならぬ保温庫の扉を開け
作り置きされたオムライスをそのまま「はいどうぞ」と渡してくれました。
表面はかろうじてほんのり暖かいけれど、中のチキンライスは冷たく
デミグラスソースはすでに表面が乾燥していました。
そして、添えられたコロッケはコンビニ弁当のお味。
コーヒーと一緒に差し出されたスティックシュガーの袋には
いつ付いたのかわからない古いコーヒー染みがあり
中のお砂糖はガチガチに固まっています。
娘ッ子の頼んだ坦々麺は、さすがに作り置きではなかったものの
その中身は味噌ラーメン。
豆板醤をちょっと加えてピリ辛にしたスープに、茹でておいてあった麺を入れただけ。
(やっぱ作り置きじゃん)
冷やし坦々麺って、こんなにぬるいものですか?
確かに熱くはなかったけどね。
安物の味には慣れっこの私たちは、文句を言いながらもお腹を満たし
さて食器の後片付け。
返却口には大きな流し台があって、そこでまず食器を各自がざっと洗ってから
プールのような大きな洗い場へ放り込むシステムです。
うまくやらないと、手も洋服も汚れます。
ヘタすれば荷物ごと汚れ水の中へボッチャン!です。
いかに安いとは言え、おいしくない料理を食べた後
そんな面倒くさいことをしなければならない食堂に
セレブな学生たちがいったいどれだけ集ってくるんだろう?
なんでもっと学校の雰囲気に合わせたおしゃれな学食にしないのでしょう?
私たちが出した結論。
付属校から上がってくる育ちのいい学生は、みんな外に出て
1500円とか3000円とかするフレンチかなにかのランチコースを食べ
それができない学生のために、この学食はかろうじて存在するのだと。
だとしたら、万が一入学しても、ここに来るのは肩身が狭いですね。
なんともとっても不思議な空間でしたねぇ。
大学を後にして、駅へ向かう道すがらあらためて街の様子を見てみると
まぁおしゃれなお店が多いこと。
一応マックなんかもあるにはあるけどね。
こんなとこに通ったら、お茶代だけでもずいぶんかかりそうです。
おそらく二度と来ることはあるまいと思われる街で
せっかくだからとケーキ屋さんに入り、プリンを3個購入したところ
6個入りのデカイ箱に入れられ、さらに大きな紙袋に入れて渡されました。
イヤミか。
やっぱ庶民の町と、庶民の通う学校がいいです。
ちなみにこの大学。
20数年前、私もいちおう受験したんですよねぇ。
まったく記憶に残ってないけど、あの頃もこんな高級住宅地だったのかしら。
もしも受かっていたら、私はどんな人生を送ることになっていたんでしょうか。
っていうか、あの時点ですでに振るい落とされていたのかもね。
今回のところは、芸能人のご子息ご令嬢も多く在籍しているという
いわゆる「お嬢様お坊ちゃま学校」。
娘ッ子が通うようなところではないとは思いましたけれど
まぁ参考までに、と行ってみた次第です。
最寄駅に降り立った時点で、もう世界が違うと感じました。
オープンキャンパスの看板どころか街の案内図さえありません。
高級住宅地の景観と雰囲気を保つことを最優先としているのでしょう。
同じ目的地に進むと思われる学生の後に着いて行くと
マンションかと思ったら一戸建てだった、というほどの大きなお屋敷が並ぶ中に
ひっそりとその学校はありました。
部活紹介などの派手な宣伝もなし。
「ぜひ来てください」という感じではありませんね。
「我々が学生を選びます」ってとこでしょうか。
いや、選ばれた学生はすでに幼少の頃から付属校に通っておられるのでしょうから
いまさらわざわざ入ってきてくれなくても・・・って感じかな。
我が家はどう考えても選ばれそうにありませんわ。
それでも一応、学部説明会を聞きにいきました。
先生の話はまぁまぁわかりやすく聞き心地のいいものでしたが
これといって面白みもなし。
卒論やゼミの厳しさをことさらに強調するあたり
お遊び感覚で通う学生はお断り、といった姿勢が見て取れます。
資料も簡単なものしか置いてなく
それ以上のものが欲しかったら個別面談を受けること、となっておりましたので
そこでもう振るい落とされること必至。
もちろん受けませんでしたよ。
だってものすごく居心地悪かったんだもん。
さて、せっかく来たのだからやっぱり学食へ。
セレブな学校の学食とはいったいどんなものやら、楽しみです。
やたらと礼儀正しい案内の男子学生(やっぱ育ちがいいんだろうねぇ)を横目に見ながら
地下の食道へと降りて行きました。
あれ?なんか暗い。寂しい。・・・汚い?
どんなにおしゃれなカフェテリアかと思ったら、そこは昔ながらの「学生食堂」。
メニューもありきたり。
働いているおばちゃんは小中学校で見慣れた「給食のおばちゃん」風。
ここだけが別世界のように、やけに庶民的な雰囲気でした。
私はオムライス、娘は冷やし坦々麺を注文。
私の食券を受け取ったおばちゃんは、おもむろに背後の冷蔵庫ならぬ保温庫の扉を開け
作り置きされたオムライスをそのまま「はいどうぞ」と渡してくれました。
表面はかろうじてほんのり暖かいけれど、中のチキンライスは冷たく
デミグラスソースはすでに表面が乾燥していました。
そして、添えられたコロッケはコンビニ弁当のお味。
コーヒーと一緒に差し出されたスティックシュガーの袋には
いつ付いたのかわからない古いコーヒー染みがあり
中のお砂糖はガチガチに固まっています。
娘ッ子の頼んだ坦々麺は、さすがに作り置きではなかったものの
その中身は味噌ラーメン。
豆板醤をちょっと加えてピリ辛にしたスープに、茹でておいてあった麺を入れただけ。
(やっぱ作り置きじゃん)
冷やし坦々麺って、こんなにぬるいものですか?
確かに熱くはなかったけどね。
安物の味には慣れっこの私たちは、文句を言いながらもお腹を満たし
さて食器の後片付け。
返却口には大きな流し台があって、そこでまず食器を各自がざっと洗ってから
プールのような大きな洗い場へ放り込むシステムです。
うまくやらないと、手も洋服も汚れます。
ヘタすれば荷物ごと汚れ水の中へボッチャン!です。
いかに安いとは言え、おいしくない料理を食べた後
そんな面倒くさいことをしなければならない食堂に
セレブな学生たちがいったいどれだけ集ってくるんだろう?
なんでもっと学校の雰囲気に合わせたおしゃれな学食にしないのでしょう?
私たちが出した結論。
付属校から上がってくる育ちのいい学生は、みんな外に出て
1500円とか3000円とかするフレンチかなにかのランチコースを食べ
それができない学生のために、この学食はかろうじて存在するのだと。
だとしたら、万が一入学しても、ここに来るのは肩身が狭いですね。
なんともとっても不思議な空間でしたねぇ。
大学を後にして、駅へ向かう道すがらあらためて街の様子を見てみると
まぁおしゃれなお店が多いこと。
一応マックなんかもあるにはあるけどね。
こんなとこに通ったら、お茶代だけでもずいぶんかかりそうです。
おそらく二度と来ることはあるまいと思われる街で
せっかくだからとケーキ屋さんに入り、プリンを3個購入したところ
6個入りのデカイ箱に入れられ、さらに大きな紙袋に入れて渡されました。
イヤミか。
やっぱ庶民の町と、庶民の通う学校がいいです。
ちなみにこの大学。
20数年前、私もいちおう受験したんですよねぇ。
まったく記憶に残ってないけど、あの頃もこんな高級住宅地だったのかしら。
もしも受かっていたら、私はどんな人生を送ることになっていたんでしょうか。
っていうか、あの時点ですでに振るい落とされていたのかもね。