ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

そういえば1年

2009-02-25 | 闘病生活
ふと気づけば、昨年2月18日の手術から1年が経過していたのですね。
本当なら「いつのまにか元通りの生活してるなぁ・・・」となるところなんでしょうけれど
私の場合は、まだまだです。

気力体力だけは人一倍あるから、元気にやってはおりますけれどね。
この前の腸閉塞以降、腸の調子はかえって悪くなっちゃって
毎朝、毎食後、トイレにこもってグッタリするか
たまに調子がいいなぁと思えば初期ダンピング症状でやっぱりグッタリ。

いったい何を食べればお腹に力が入るようになるのか。
とにかく手当たり次第、食べられそうなものを食べております。
テルモというメーカーから栄養補助飲料も購入して飲んでいますが
1日5本も飲めねぇし。。。

焦りは禁物と自分に言い聞かせながらも
生活のことを考えると焦らざるを得ない。
春になって暖かくなれば少しはよくなるのかしら。

そんなことを言いながらも、昨日は寒い雨の中
東京ディズニーシーに行った私でございます。
あそこなら、トイレには困らないですからね。安心です。

あ、心配して損したって?

そうそう、なんだかんだいいながらも
医師が驚くほどに、私は元気なのですよ。

漢方外来&47回目の点滴

2009-02-22 | 闘病生活
1週間の休薬期間もあっという間におしまい。
ようやく気持ち悪さも消え、快適な生活が送れていたというのに・・・

まず金曜日はN医師の漢方外来の日でした。
人気のある先生なので、待合室はすごい混雑。
でも見ていると、呼ばれて診察室に入っていった人は、1分も経たないうちに出てきます。
あの先生、ちゃんと患者の話、聞いてんのか?

しばらく待って名前を呼ばれたので診察室へ。
N医師、私のカルテを見て「分厚いねぇ・・・」とポツリ。
見た感じ、何が書いてあるかさっぱり把握してないような気がします。

「あれからどうだった~?」と聞かれたので
六君子湯(りっくんしとう)を飲んで気持ち悪さは軽減されたことを話しました。

「じゃあ、その調子で続けようか」とおっしゃるので
その前に出されたお薬も腸ろうを使って入れていることを話すと
「その前に出した薬ってなんだっけ?」と。。。

あのね、その前に出された、冷えや低血圧を改善する薬を飲むと気持ち悪くなるから
それを治すために六君子湯が処方されたんですよ。

患者のことを全て覚えていろとは申しません。
でもせめて、なんのためにその薬を出したのか
カルテを見たらわかるようにしておいてほしいです。
なんでいちいち患者が、自分の治療経過を説明しなきゃなんないの?

この日は、花粉症の薬をもらえないかと相談してみました。
一番いいのは「小青竜湯」というものなんだそうですが
これは胃腸のむかつき、全身の冷えという副作用があるんだそうです。
そういう症状を治すために通っている私が飲んでいいものではありませぬ。
で、ちょっと効き目は弱いけど、と
「苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)」というものを処方してくださいました。
いったいどこで区切って読むんだろう。。。

鼻炎の他に、腹水・貧血・浮腫などにも効果があるんだそうで
なかなかありがたいです。

で、また3週間後に通院となりました。
前回は「2週間ごとにね」と言われたんですけどね。
それもカルテには書かれていないらしいです。ま。いいか。

院外薬局へ行き、薬を出してもらって薬剤師さんから説明を受けました。
すると「新しくお薬が増えてますが、頻尿でお困りですか?」と。
いいえ、そんなこと一度も申したことはございません。
でも、花粉症の薬として出されたはずのものは
薬剤師さんがどう調べても、頻尿・夜尿の薬であって
花粉症に効くとは思えないものらしい。

しかしこの薬剤師さん、そこから先、どうしたらいいのかはっきりしません。
薬局から病院へ問い合わせてもらえるのか
私がもう一度外来へ行って確認しなきゃいけないのか
いくら聞いても「そうですねぇ、どうしたらいいんでしょうねぇ」と首を傾げるばかり。
腹が立ったので「とりあえずそのまま下さい。飲まなきゃいいんだから!」と言い捨てて
いったん受け取り、めんどくさいけどもう一度、外来受付へ向かいました。

薬局で腹が立って鼻息が荒くなっているのと
この病院、迷路みたいで診察室までやたらと遠いのとで
ぜいぜいしながら受付にたどり着き、薬の確認をお願いすると
やはりN医師が間違えて処方したものだとわかりました。
薬の番号がひとつ違いだったらしいです。
お~い、そんないい加減なことじゃ困るんですけど。

新しい処方箋をもらい、薬が変わると値段も違うのでまた会計窓口へ行き
それから再度薬局へ。

すると今度は「在庫がない」と。
すでに花粉症の症状が出ている私としては、すぐにでも飲みたいところですが
ないものはしょうがない。
取り寄せ&宅配便の手配をしてもらい、プンプン腹を立てながらようやく帰路に着きました。
診察自体はほんの5分程度だったのに
3時間ほども費やしてしまい、家に着いたときにはくたくたでした。
あ~、白血球が減っちゃいそう。。。

さて翌日の土曜日は、点滴の日です。
また早朝から出かけてまいりました。

白血球が4100。好中球が28%で1148。ギリギリですねぇ。
でも肝機能の数値は落ち着いたままだし、その他も問題ないので予定通り点滴することに。
ただし、私、ちょっと今週出かける用事があるので
今回は腕からの点滴だけにしてもらいました。
I医師、ちょっとご不満そう。
できればポートの点滴を継続したいんでしょうね。すみません。

カルテに書かれた漢方薬の数を見て「こんなに飲んでるの?」と。
はい、花粉症の薬が増えましたと答えると、小難しい名前を見つけ「これがそう?」
そしてメモ帳に書き写しています。
「僕も飲んでみようっと」

そう、この先生、私よりずっとひどい症状に悩まされておられるのです。
一番ひどいときには、両方の鼻の穴にティッシュを詰め込んで
苦しげにはぁはぁ言っておられますからね
効きそうな薬があれば、なんでも飲みたいところなんでしょう。
一応「在庫がないそうですよ」とお伝えしておきました。

漢方以外に、即効性のある花粉症の薬はないか聞いてみましたが
やはりどんな薬でも継続して飲まないと効かないんだそうで
「これ以上増やせないでしょう」と言われてしまいました。
そうですね、漢方と市販の点鼻薬を使い
あとは点滴の際の抗アレルギー薬が、花粉症にも効いてくれることを願うしかありません。

I医師から処方されている薬がそろそろなくなってきたので追加をお願いすると
「オキシコンチンはどうしようか?」と聞かれました。
腸閉塞で入院中に飲んでいた痛み止めです。
主にガンの痛みを抑えるための薬なんですが、実はもうずっと飲んでおりません。
だって痛くないんだもん。
最初のうちは故意に飲み忘れていましたが、そのうちホントに忘れちゃっておりまして
このときもI医師に聞かれてハッと思い出した始末。

「すいませ~ん、飲み忘れてましたぁ」と正直に答え
結局、じゃあもう飲まなくていいね、ということに。
I医師は、あのときの激しい痛みはガンの悪化によるものと考えていたようですが
どうやら単に「詰まった」だけの痛みだったようです。
よかった。ひとつ不安が消えました。
それに、オキシコンチンを飲まなくなってから激しい吐き気に襲われることもなくなったので
おそらく副作用だったと思われます。
不要な薬は飲まないに越したことはありませぬ。

この日のI医師はなぜかとても上機嫌で、もうじき完成する新病棟の話でしばし雑談。
でも、I医師はお忙しいせいか、新病棟についての情報はほとんどお持ちでない様子。
レストランもできるし、コンビニ以外にもテナントが入るし、屋上庭園もあるそうですよと
私の方が情報提供してきました。

そして「あれだけ立派な建物を見ちゃうと(すでに外観は完成しています)
一度くらい入院してみたくなりますね」と言うと
「みんなそう言うんだよね」と笑っておられました。
実際、パンフレットを見るとホテル並みの設備が整っている様子ですから
新病棟に移ったら、ちょっと具合悪くなってみようかしら・・・なんて
不謹慎なことを考えてしまいます。

でも、ものすごいお金をかけているわりには、診察室の設備は変わらないんだって。
机が大理石になるとか、椅子が重役椅子になるとか、そういうことはないらしいです。
備品は全てそのままなんだって。
お気の毒サマです。

診察を終え点滴も無事に済ませて、また昨日の薬局へ。
今度はなんのトラブルもなく、スムーズに薬を出してもらえました。
でも、新病棟完成に合わせて新しく大きな薬局ができるみたいだから
今度はそっちにしようかな。
今利用している薬局の薬剤師さんは、他の患者さんがいる前で
大声で病状について聞いたり説明したり
人の住所や電話番号なんかも声に出して読み上げたりするんですよね。
ちょっと配慮が足りないな、と常々思っていたところなので
変更するにはいい機会かもしれません。

またTS-1も飲み始めたので、そろそろ気持ち悪くなってくるでしょう。
また不快な2週間が始まります。。。

上機嫌な母

2009-02-17 | 我が家の近況報告
昼間、母親から電話があり「明日は一日いないからね」と言われました。
そんなことわざわざ言ってこなくても、普段から滅多に顔合わせないんだし。
別にいいよと言って、なにも聞かずにいったん電話を切りました。
その直後に伝えたいことがあったのを思い出したのでかけ直すと
「明日はねぇ、うふふ、何年ぶりかしら」となにか話したそうなので
だれか懐かしい人にでも会うのかと思ったら
「パパと二人で河津の桜を見に行くのよ。
パパと一緒に出かけるなんて何年ぶりかしら~♪」だと。
普段は「一緒なんてイヤだ」と事あるごとに言ってるくせに
なぁんだ、やっぱりうれしいんじゃないか。
はいはい、行ってらっしゃいませ。お土産はいらないからね。
まったく。ごちそうさまでした。
いい天気だといいですねぇ。
(河津とは、伊豆だかどこだかにある、早咲きで有名な桜の名所でございます。)

中華風おこわに挑戦

2009-02-16 | 我が家の近況報告
突然、土鍋で炊いた中華おこわが食べたくなり
チャレンジしてみました。

もち米を買ってきて、インターネットでもち米の炊き方を検索。
でも土鍋での炊き方は見つかりません。。。

白米を土鍋で炊くときの要領と、炊飯器でもち米を炊くときの要領と
炊飯器で混ぜご飯を炊くときの要領とを頭の中で組み合わせ
ま、こんなもんだろう、とやってみたのが、コレ。


ちょっとおこげが焦げすぎて苦くなっちゃいましたけど
我ながらまぁまぁの出来栄えです。

私は手術以降ずっと、白米をあまり食べられなかったのですが
もちもちしたおこわなら食べられます。
久しぶりにおかわりもして、おいしくいただきました。
娘ッ子も気に入ってくれて、普段なら1合のご飯を2日かけて食べきるところを
この日はペロリと平らげてしまいました。

ただし。
この後の、土鍋にこびりついた焦げの処理が大変でしたけどね。

もち米いっぱい余ってるし、今度はなんのおこわにしましょうか。

バレンタインのご馳走

2009-02-15 | 我が家の近況報告
前日の天気予報では大荒れの予定だった2月14日、バレンタインデーの土曜日。
なぜか朝から暖かくよいお天気でしたが
天気予報を信じていた私は、この日は一歩も外に出まい!と決めていたので
予定通り、家にこもっておりました。
なにをしていたかと言えば
先日娘ッ子の誕生日にふるまったチョコレートの材料がたっぷり残っていたので
もったいない精神を発揮して、トリュフ作りに励んでいたのでございます。

これがその作品。

まぁまぁ見栄えよくできたかな。。と思うんですけど。

ホワイトチョコの方は、抹茶味のトリュフに玄米フレークを混ぜ込みました。

もっとサクサクした歯ざわりになると思ったら
フレークがしっとりしちゃって、歯にくっつきます。

ミルクチョコの方は、イチゴ味のトリュフにマシュマロを入れました。

こちらはなかなかおいしゅうございます。

そして、その前の日には、娘ッ子もあらためて「友チョコ」作りに精を出しておりました。

右側のウサギっぽいのが娘ッ子の作品。「ガナッシュ」と言うんだそうです。
左側のは、私が作ったトリュフのコーティング用のチョコが余ったので
適当に飾り付けてみました。

こんだけチョコがあるとねぇ。。。
うれしいんだけど、吹き出物がいっぱいできそうです。
誰もあげる相手がいないって・・・悲しいですねぇ。私も娘も。

さてお夕飯もご馳走です。
別にバレンタインだからってわけではないんですけどね。
鉄板焼きです。

先日兄にもらった松坂牛のステーキ肉が登場。
娘ッ子は「うまいうまい」を連発しながら、ありがたく食べておりました。
私は今、肉の塊が食べられないので一口だけもらいましたが
やっぱりおいしかったですねぇ。

写真ではいい感じのレアに焼き上がっておりますが
娘はレア肉が苦手なので、一切れずつ鉄板に戻し
熱々のウェルダンでいただいておりました。

私も娘もせっせと写真を撮り「どんだけ肉に飢えてるんだよ~」と笑っていましたが
こういうことで幸せを感じられることも、また幸せだと思います。

こちらは「カチョカヴァロ」。チーズです。

今や、我が家の鉄板焼きには欠かせないものとなってしまいました。
カチョカヴァロからたっぷり脂が出てくるんですが
その脂で野菜を焼いて食べると、これがまたおいしいんですよ~。

そして、鉄板焼きの間ずっと・・・

やっぱり小雪は「助けて」モード。
なにが怖いんでしょうねぇ。

腸閉塞で入院その5・・・漢方外来

2009-02-11 | 闘病生活
2.3日かと思っていた入院から早くも11日。
退院することとなりました。

この日は、以前から予約していた漢方外来受診の日。
退院手続き前に受診してしまえば、会計が1回で済むと言われたので
とりあえず荷物をまとめ、服を着替えて予約時間まで病室で待機。

看護師さんが、この日の分の栄養剤と用具一式を持ってきましたが
そんなものをやっている時間はありません。
「でももうこれ、Mさんのものだから」と言われたので
家に帰ってヒマなときがあったらやりましょうと、お持ち帰りすることにしました。

栄養剤のパッケージと腸ろうをつなぐためのチューブが
前回の入院の時には洗って再利用していたはずなのに
今回は1回ごとの使い切りになっていました。
まさか毎回捨てるわけではあるまい?
消毒して再利用するのよね?
でなければ、なんとももったいない話です。

さて、診察時間になり名前を呼ばれたので外来診察室へ。
テレビでは何度か拝見しているN医師ですが
実際にお会いするのは初めてです。
どんなお方なんでしょう。

テレビは実際よりも太めに映ると言いますが、本当なんですね。
診察室に入ってお顔を見るなり「え?この人?」と思いました。
思っていたよりもずっとほっそりしていて、小柄。
ずいぶん違うもんだなぁ。。。

私が診察室に入ると、N医師は
「今、どんなことで困ってるの?なんでもいいから自分の言葉で話してみて」と
ただひたすら私に話を促します。

これがなかなか難しいですよ。
えっとぉ。。。と、しどろもどろになりながら相談したいことを並べてみましたが
そんなにすらすらと話せるものでもありません。
ちょっと言葉に詰まるとすかさず「なんでもいいよ、自分の言葉でいいからね」と
やさし~く急かされます。
言葉自体は優しく親切で患者主体に考えてくれていると思われますが
実際にその場にいると、ただ焦るばかりです。

だいたいねぇ、どんなことで困ってるかって?
それはさっき問診表に書いて渡してあるでしょ。
なんのために丁寧に書いてきたと思ってんの?
それ読んでくれりゃいいじゃん。

それでもどうにかこうにか症状を話し終えると
いくつか質問がありました。

私、本当は手術後の下痢のことをどうにかしたくて受診したんですけどね
この日は冷え性外来の日。
紹介状を書いてくれるI医師のご機嫌を損ねないために
「冷えと低血圧をどうにかしたい」とちょっとばかりウソをついたために
この日の受診となったわけですが
さて、下痢のことをどう切り出すべきか・・・と思っていたら
N医師の方から「下痢はしてないの?」と質問がありました。

ここぞとばかり、手術以降ずっと悩んでいることを打ち明けると
「そういうのは西洋医学ではどうにもならないからねぇ
漢方でどうにかしてあげたいねぇ」と言ってくださいました。
ここで初めて私、この医師に好感を持ちました。
どうにかしてあげたい、と言ってくれるだけでもうれしいですもん。

お腹の状態を見たあと「舌を出して」と言われました。
舌を見るとむくみがわかるんだそうです。
そんなこと初めて知りました。
私は、脱水症状になりやすいわりには、むくみも出やすい体質なんだそうです。

その後、N医師はなにも言わずに処方箋を書き始めました。
おいおい、どんな薬を出すのか、説明なしですか?
そして「僕の顔を見るなら週1がいい?月1がいい?」と聞きます。

おいこら、人気者を気取ってんじゃねぇぞ。
今後の治療にどの程度の通院が必要で、どんなペースが理想的なのか
そこから決めるもんじゃないのかい?
先生の顔を見に来てるわけじゃないんですけど。(興味はあったけどさ)
せっかく好感を持ったのに、ここで少々の反感を覚えました。

月に2回くらいなら無理なく通えますと答えると、ようやくそこで薬の説明。
前にも書きましたが、補中益気湯と当帰芍薬散です。
胃腸の働きを助け、血流を良くして冷えやむくみを改善し
さらに抗がん作用もあるとのこと。

どのくらい飲むものなのか、どの程度で効果が出てくるのかも、説明なし。
まぁ漢方ですから即効性がないのはわかっていますし
効果の出方も人それぞれなんでしょうけど
もう少し今後の見通しを聞かせてほしかったなぁ。
ただいきなり、じゃあこの日にまた来てね、と言うだけでした。

全般にせっかちで、独特のペースをお持ちの先生でしたね。
ちょっとやりにくい感は否めませんが
今の私にとっては、頼みの綱でもあります。
担当医師団に相談できないことを話す機会を与えてもらえるわけですからね。
I医師はあまりN医師の診察内容に関わりたくないご様子ですが
そこんとこはうまくご機嫌をとって
どうにか、この不調を乗り切れるように持っていきたいと思います。

これで入院中のイベント終了。
退院手続きに行くと、思いがけない金額を請求されました。
4人部屋に入ってたんですが、差額ベッド代を徴収すると言うんですね。
でも、私が自分で4人部屋を希望したわけではなく
6人部屋が空いていないからという病院側の都合で入れられただけだし
入院時に「差額を払う」という承諾書も書いていません。
当然払う必要はないので、会計カウンターで一悶着。
もちろん、払わなくていいことになりましたよ。
あったりまえです。

迎えに来た母と、大量の荷物を持って退院。
いきなりの退院だったので、事前にちょっとずつ持って帰ってもらうということができず
たった11日間の入院でもかなりの荷物になりましたね。
まぁ私があれこれコンビニで買いこんだお菓子とか飲み物や雑誌が
かなりの量を占めておりましたけれど。。。
これも元気で過ごしていた証拠と思えば、ね。
母はあきれておりましたけれど。

入院のお話はこれでおしまいです。
長々読んでいただきありがとうございました。
まだまだ今後、通院が続きますので、ヨロシクお願いいたします。

腸閉塞で入院その4

2009-02-10 | 闘病生活
入院5日目。
大腸検査をすることになりました。

その前にやった小腸の検査でも
腸ろうから入れた造影剤が大腸を通過する様子をレントゲンで確認して
どこも詰まっていないことはわかっていたのですが
静止画像ではなく、ちゃんとリアルタイムで確認しておきたいとのこと。

お尻から造影剤を入れての検査です。
手術前にもやったことはありますが、2回目だから平気ってもんでもないです。
不快な検査であることにかわりはないです。

遊園地のアトラクションのような、縦横に動く機械に乗せられて
上を向いたり横を向いたり、時には体を揺すられたり。

その結果、大腸はどこも塞がっていないことが再確認されました。
でも腸壁にはまだ老廃物が頑固にこびりついているので
今後、定期的に下剤を飲んで強制排出したほうがいいだろうとのこと。
ただでさえ下痢が治まらないってのに、その上さらに下剤ですか?
いったいいつ飲めばいいんだい?

そして、肛門に程近い直腸の一部が狭くなっているのがわかりました。
これは長引く下痢のせいでそうなってしまった可能性もあるけど
その周辺にモヤモヤした影が映っているので
ひょっとするとガン細胞が圧迫しているのかもしれないとのことです。

直腸の周辺は、重力の関係でどうしても水分が溜まりがちになるところだそうです。
そして当然のことながら、水分に含まれたガン細胞も集まってきます。
そのため腸閉塞をおこしたり、直腸に転移したりすることが少なくないそうです。
もしそうなった場合、直腸を外科処置で広げることはできないので
人工肛門を作るしかないとか。

じょーだんじゃないっすよ。
人工肛門なんて。
今後、要注意です。
・・・が、なにをどうやって注意したらいいんだか。

検査の際、造影剤だけじゃなく、空気もたっぷり送り込まれました。
それで腸が広がったのか、おなかの中が心なしかスッキリした感じ。
検査結果は芳しいものではありませんでしたが
体調はだいぶよくなりました。
そして、どこも詰まっていないことが確認できたため
翌日から食事が始まることになりました。
あとは体力をつけて一日も早い退院を目指すのみです。

お風呂も解禁。
点滴のチューブをラップでグルグル巻きにしてもらって早速お風呂に入り
体を3回くらいゴシゴシ洗って久しぶりにさっぱりしました。

翌朝には点滴もはずしてもらえました。
そのかわり、今度は腸ろうからの栄養補給開始です。
コーヒー牛乳みたいな色の栄養剤を直接小腸へ入れるのですが
前回の手術後に使った栄養剤は乳脂肪分が多くお腹がゴロゴロしてしまって
かえって体力消耗しそうなのであんまり使いたくありません。

またアレやるのか、トイレ通いが始まるなぁと思っていたら
ここでもまた新製品が登場。
脂肪分を控えているとかで、確かにお腹に優しく下痢を誘発しません。
これなら使えるなぁと思ったら、まだ保険認可されていないんだとか。
病院内で使うにはいいけど、自宅で使うために処方することはできないので
使いたい場合には自分で直接メーカーから取り寄せるしかないとか。
う~ん、医師からは「体力回復のために家でも栄養剤を使うように」と言われていますが
せっかくいいものがあっても自費になるんじゃ使えないじゃん。

さて、栄養剤がお腹に優しいと安心していたら
今度は昨日の造影剤がなかなか出てきません。。。
また詰まったか?
で、下剤。
いろいろ忙しいこと。

さらになぜか入院1週間後くらいから、やけに眠たくて
体もだるくて、時には熱が上がることも。
食事が始まって、腸が動き始めて体が疲れちゃったのでしょうか。
8日目には猛烈な吐き気に襲われ
普段、ちょっとくらいの熱なら我慢できてしまう私が、氷枕をもらって一日中寝ていました。

なんだろう。。。
食事が始まったのをいいことに、お菓子とかお菓子とかお菓子とかジュースとか
勝手に飲み食いしちゃったからかしら。。。

そんな具合の悪さを訴えても、検査結果に問題なければ意に介さないのが
西洋医学の医者ってもん。
食事は3分粥からあっという間に全粥になり
おかずも通常の食事と同じものがでてくるようになりました。
いきなり春雨だの海藻サラダなんぞが出てきたのを見たときには
また詰まらせる気かいっ!と憤りを覚えましたわ。
症状によってメニューを変えるってことはないのね。

吐き気があると言っても、吐き気止めをくれるだけで原因を考えてはくれず
さっそく抗がん剤の点滴を再開したいとの話がありました。
医師は、このままもうしばらく入院してその間に点滴をやってしまおうと言うのですが
そうすると退院までさらに4.5日かかりそうな気配です。
あまり体調がよくないのであと2日くらい入院して寝てようかなと思っていたのですが
4.5日と言われると、さすがにそれはちと長い。
結局、いったん退院して外来で点滴を受けに来ることにしましたが
「それじゃあ明日退院ね」と言われてビックリ。
しょうがない、家で寝てるか。ということで
吐き気や熱の原因もわからないまま、バタバタと退院することになったのでありました。

次回に続きます。


緊急入院のわりには、しっかりデジカメを持っていた私。
というわけで、病院食コレクション。

入院後、初のお食事はこれ。

こんなものでも、食べられるだけで幸せを感じました。

なぜかデザート大盤振る舞い。


そうかと思えばおかずばっかり。


ポーチドエッグだけでご飯を食べろと・・・?


全粥になって、やっとまともなお食事が。


と思えば、次はやっぱり寂しいし。


入院中、料理本を読み漁り、退院したらアレ作ろうコレ作ろうと考えていた私の気持ち
少しわかっていただけます?

娘ッ子の誕生祝い

2009-02-09 | 我が家の近況報告
昨日は両親と兄を呼んで、娘ッ子の誕生祝いをしました。
実際の誕生日は5日なので、ちょっと遅めのお祝いです。


誕生日はいつもこれ。不二家のイチゴショートケーキ。
スポンジの間にもイチゴが丸ごと入っているので
イチゴ好きの娘ッ子には、これが一番。
ろうそくは、ちょっと恥ずかしいけどちゃんと年齢の分(大きいの1本と小さいの7本)
もらってきました。

兄からの誕生日プレゼント。

「歯」の形をしたゲーム。
虫歯とか金歯とか使って、ダウトゲームをするんだそうです。
小さい歯は、ちゃんと28本揃っています。
かわいいので、遊ぶよりは飾っておきたいです。

プレゼントその2。サイコロ。


娘ッ子が望む面は「テレビ」と「睡眠」だけですな。

そしてこれは私に。

どこで見つけてくるんだか、こんなもの。。。
6面の内、「一服」は1面だけ。
そう簡単には吸えません。ありがたいような、迷惑なような。。。

そしてなにを思ったか、こんなプレゼントまで。

松坂牛のステーキ肉。

私、最初はステーキ肉の形をしたゲームなんじゃないかと疑いましたわ。
そしたらホントの肉でした。
さて、うんとおいしく食べなくちゃね。いつ食べようか。。。

バレンタインが近いので、私からはチョコレートを。

バナナにチョコを塗って飾りつけただけの、バナナチョコ。
これが意外にウケました。
奥に見えるのは、板状に伸ばしてやはり飾りを付けたチョコですが
こちらは出来栄えも味もいまいちでした。

ケーキと紅茶を味わったあとは、いつもの通りババ抜きと七並べを楽しみ
夕飯は、両親から提供の毛ガニを使ったカニ鍋。
その後、今度はドンジャラをして遊びました。

娘ッ子は他に「現金」のプレゼントをもらって、ホクホク。

クリスマス、お正月、誕生日と
娘ッ子が儲かるばかりのイベントが続きましたが、これで一段落です。
両親も兄もほっとしていることでしょう。