ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

免疫学医師の話と、宇宙人医師の話

2008-06-18 | 闘病生活
正直申しまして、再発を知らされてからというもの
さすがの私もけっこう落ち込んでおりました。
「再発=なす術がない」という構図が頭の中に出来上がっていましたし
「体重減少=体がガンに負けている」としか思えませんでしたからね。
もうそろそろいいかな、覚悟を決めるかな、この体をガンに明け渡すときがきたのかな、と
心の半分くらいでは、そんなふうに思い
ここ(ブログ)では残り半分の強気な部分を押し出すようにしてはおりましたが
実際には、来月予定している家族旅行もキャンセルしようか
どうせ行けないんじゃないかと、かなりくじけていたのでございます。

先日、名古屋在住の、やはり病と闘う知人が
免疫学の分野で高名なある医師の話を教えてくださいました。

ガンの転移は恐れてはいけない
ガンが逃げ場を探して移ったのだから慌てて悲観してはいけない
原発より弱っているはず


さらに

カラダは転移ガンに栄養を与えないように、やせて対処しようとすることがある

そうだったのか。
私の体は負けていたのではなく、闘っていたのか。
体力が落ちればガンに負けるとばかり思っていたけれど
ガンも一緒に弱っているのかもしれない。

かつて旦那だった男が「俺の金は俺のもの、お前の金も俺のもの」と言って
家にある金を全部使い果たしていたけれど
こんなヤツに使わせるくらいならドブに捨てたほうが
イヤ、トイレに流したほうがマシ、とばかりに
最低限の生活費つまり栄養だけ確保して
あとは全部排泄しちゃいましょう、ってな感じでしょうか。

ならば情けは無用。
旦那はその後改心して(?)ちゃんと生活費をくれるようになったけど
ガン細胞は絶対改心なんかしないでしょうからね
思いっきりやっつけるに限る。
体が闘っているのなら、精神力をもって加戦しなくてはなるまい。

そう思ったら、俄然闘志が湧いてきたのでございます。
来月の家族旅行も「行ってやろうじゃねぇか」と思えてきました。
もちろん、今後の治療内容によってどうなるかはわかりませんけれど
今の私に必要なのは楽しい目標を持つこと。
私にとってはそれが一番の薬、っていうか、それしか効かないし。

根が単純な私は、すっかりやる気になってしまったのでありました。

さてその後。
別の友人に誘われて「宇宙人」と呼ばれている気功の先生に会ってきました。
施術を受けたのは友人だけで、私はあくまでも付き添い。
私もかつて別の気功を受けたことがありますが、効いたんだか効かなかったんだか。
宇宙人という呼び名も、なんだかなぁ。。。
一人で入るのがためらわれるような、汚い怪しげな部屋だし。
それだけ有名だと言うわりにはヒマそうだし。

でも、ヒゲもじゃの宇宙人サマ。
帰り際に私を見ておっしゃいました。

最初からそちらのお嬢さんの方が気になってたんですけどね
お嬢さんって私のことですかい?
胃に大きな病を抱えているんじゃないですか?

鳥肌が立ってしまいました。
なんか私の顔、死相でも出てますか?

胃は無くなってしまいました、と告げると
肩を落として「そうですか、そうだったんですか、残念です」と。

なんかそうなると、ちょっと見てもらいたくなっちゃいます。
溺れるものはワラでも宇宙人でもヤブ医者でも掴みたくなるもの。
一応、病気を判断する知識だけは備えているようだし
見てもらって損をすることはあるまい。

次回、友人が予約をする際に、私も一緒に入れてもらうことにしました。
まさか奇跡が起きるとは思ってないですが
そうやって友人と出かけて行って、おいしいもの食べて帰ってくるだけでも
気晴らしになりますしね。

そのご報告は、また後日。

おいしいものと言えば、宇宙人先生に会いに行ったときも
友人と「柿安ダイニング」というお店のランチビュッフェをいただいてきました。
私いつの間にこんなに食べられるようになっていたんでしょう、って
びっくりするくらい食べてきました。
食べた量をちゃんと写真に撮ってくるべきでした。
食べ終わって満足してから「あっ」と思いましたけど、後の祭り。残念。

かわりに、娘ッ子へのお土産のケーキを。

最近、こういうじかにスプーンですくって食べるケーキが気に入っておりまして
(このお店では「スコップタイプ」と呼ぶらしいです)
フルーツ違いで2種類買ってきちゃいました。
もう1種類は写真撮影の前に、すでにお腹の中です。

これだけでも、私の食欲を想像していただけるのではないかと・・・