ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

27回目の点滴・・・薬剤変更なし

2008-06-21 | 闘病生活
先週は都合で診察をパスいたしましたが
今日は点滴の予定日なので、早朝から通院です。

いつも家を出るのが遅くなってしまって診察や点滴開始も遅くなり
終わると病院は真っ暗で、たまに会計窓口も閉まっていることがあります。
会計は次回に済ませればいいけれど
私のために残ってくれている看護師さんにはいつも申し訳なく思っていました。

なので今日は気合を入れて早めに家を出ました。
気持ちが前向きだと、行動力もアップしますねぇ。
かすかな雨降りも気になりません。

そして採血室へ・・・
・・・ちょっとくらい早く着いたって、意味無いんだよなぁ。

診療開始時間のずっと前から並んで待っている人たちがドッと押し寄せた後だもん。
そういやずっと前I医師から「一次ラッシュが過ぎた頃においで」って言われたっけ。
結局、採血してもらったのはいつもと大差ない時間でした。
当然、診察も点滴開始も同じ。
来週からはまた少し遅めに出かけよう。

もうひとつ、私の診察が遅くなる理由が今日わかりました。

血液検査の結果が出るのに1時間くらいかかるのですが
私の場合、再検査が多いんだそうです。
標準値に比べて異常な数値があると
機械の故障という可能性を考慮してもう一度調べるのだそうですが
私の場合それに当てはまる項目が多いらしく
結果をプリントしてもらうと、コメント欄に「再検査」を現す記号がズラッと並んでおります。
それで時間がかかるんだって。

そんなにヘンな数値が出ているのですか?
ただし、今の治療にはあまり影響のない項目なんだそうです。
安心しました。

今日も、栄養値など問題なし。
白血球4500。好中球47%で2115。
点滴には充分耐えられる数値です。

でもここで、I医師から抗がん剤変更の提案をいただきました。

やはり腫瘍マーカーの数値4種類の内、1つの数値が大幅に上がっていたんです。
調べてみたところ、子宮や卵巣にガンがある場合に数値が上がるのだそうですが
タバコの本数でも上がる んだそうですわ。

卵巣に影があるのでそれを表しているのかもしれませんが
このところタバコの本数がグンと増えたことも事実でございまして(汗)
こりゃあ、本数減らして数値が下がるかどうか試してみにゃいけませんな。
たいそうな課題を与えられた気分です。

それはさておき、他の数値が安定しているところを見ると
抗がん剤が効かなくなったわけではなさそうです。
ただ、ガンが大きくなっている可能性はあるわけだから
今までのように休み休みではなくできるだけ継続して投与したい、と。
そのためには、白血球が減るなど副作用の強いTS-1をやめて
他の抗がん剤を追加したらどうか、というお話でした。

新しい抗がん剤として候補として上がったのがCPT-11です。
シーピーティーイレブンと読むのだそうです。(そのままですな)
点滴で入れるのですが、副作用は主に下痢。
人によって、ひどい場合もあれば、全然平気な人もいるそうです。
もうひとつ使える薬としてシスプラチンというのもあるそうなんですが
これは嘔吐がひどいのでお勧めできない、と。
私が、治療よりもQOLを重視しているのをちゃんと把握してくださっているようです。

さてここでひとつ大きな問題が。

私もつい最近知ったことですが
抗がん剤の投与というのは、入院して行うのが原則なんだそうですね。
でも設備が整っていて不慮の事故に対応できるシステムがあれば
通院での投与が認められます。
それでも、投与できる薬は登録制になっていて、登録が認められない薬の場合は
やはり入院しなければいけないんだそうです。

タキソールもCPT-11も登録が認められているので通院投与ができるのですが
それは単独でのお話。
併用する場合には入院しなくちゃいけないんだって。

毎週1回、1泊2日。
娘ッ子はもう私が1晩くらいいなくたって平気だろうし
ガン保険は1泊入院から給付金が出ますから
毎週お小遣いが入ると思えばホクホクでございますわ。
でもねぇ。なんといってもねぇ。

めんどくさい

このひとことに尽きます。

それに、いまこの状態で下痢を伴う薬を使うってのもねぇ。
あれこれ考えた結果、しばらくはタキソール1本でいきたいと申し出ましたら
I医師はあっさり承諾してくださいました。

ちょうどその頃、裏手からF医師も登場。
ざっと説明を聞いたところで「CPTも登録しちゃえばいいのに」と
非常にお気楽なご意見を述べられましたが
どうして登録できないのかをI医師に教えられて(っていうか、説教されて?)納得。
そうかそうか、とニコニコして退場なさいました。

そんなわけで、しばらくタキソールの点滴のみをできるだけ継続して経過を見て
それでダメだったらCPT-11を追加することになりました。
あぁ、よかった。これで今まで通りの生活がおくれます。

とりあえずタバコを減らしましょうかね。