ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

26回目の点滴、そして再発

2008-06-07 | 闘病生活
26回目の点滴を無事、受けてまいりました。

採血室に行くと、初めてお見かけする若い女性の検査技師さんを発見。
それとなく観察していると、やはり手元が怪しいし、患者さんとの会話もあやふや。
あの人に当たっちゃったらイヤだなぁ
絶対私の腕から採血できないだろうなぁと思っていたら、見事にビンゴ!
どうしてこういうときには当たって、宝くじや懸賞には当たらないのでしょう?
採血室でのくじ運は決して悪いほうではないような気がするんですが・・・

血流を止めるためのバンドの締め方もゆるくて、血管を探すのにも苦労しておられます。
いや、それよりも先に、患者の取り違えを防ぐための名前の確認を忘れていらっしゃる。
このまま続けちゃう気ですかい?

ここは先手必勝。
私のほうから「みなさん、私の血管は難しいとおっしゃいますけど・・・」
その女性はほっとした様子で「そうですね、他のものとかわります」と
あっさり退場なさいました。
もう少し上手になったら、またお願いしますね~。

ベテランの方にかわってもらい、無事終了。
談話室でスープを飲んでから診察へ。
I医師は難しい顔をして、先日撮ったCTスキャンの写真を見ていらっしゃいました。
いやな予感。。。そして、それは見事に的中したのでございます。

卵巣に転移らしき影がありました。
それはおそらく、腹膜播種が再発した結果、卵巣へ飛んだものだろうとのこと。
ということは、卵巣だけではなくその他の臓器にも転移している可能性が大きい。
ということは、卵巣だけ切除しても無駄である。よって、抗がん剤で消すしかない。

再発・転移が認められるということは
TS-1とタキソールが効かなくなっているのかもしれない。
もしも腫瘍マーカーの数値が大幅に上がっているようなら
抗がん剤を変更することを考えなければいけないけれど
今日の結果がまだ出ていないので、次回までに医療チームで検討しておく。

もし抗がん剤を替えると、今度は消化器系の副作用つまり下痢や嘔吐が出る可能性もあるので
今の体重では耐えられないかもしれず、ひどいようなら入院での投与になるかもしれない。

今続いている下痢も、腹膜播種の影響だと考えられるので
これ以上抗がん剤の投与を待つわけにはいかない。
白血球4700。好中球47%で2209と好結果なので
タキソールもTS-1も再開しましょう、と。
今まではTS-1を飲むと下痢がひどくなる可能性があるからと
タキソールのみにしていたのですが、もう一刻の猶予もならないという感じでした。

手術からたった4ヶ月足らずで、もう再発かい!
せめて半年間の予定だった抗がん剤投与を終えて、ポートを抜いて
1年か2年でもいいから、すべてから解放された生活を送ってからにしてほしかったです。

こんなんなら手術なんてしないほうがよかったんじゃないの?
そのほうが、少なくとも食事に不自由することもなかったし
体力的にも抗がん剤に耐えられてたんだし。
手術の時期が早すぎたのかもしれません。

でもI医師は「手術はけっしてムダではなかった」とおっしゃいました。
そりゃアナタにとってはムダじゃなかったかもしれないけど
普通の生活を送りたい患者からしてみれば、ただ自由を奪われただけですよ。
結局これからずっと、解放されることなく闘っていかなきゃいけないんじゃない。
しかも今までは転移してなかった臓器に、今はすでに転移があるかもしれないわけでしょ。
いったい私はどうなるの?

まだ頭が混乱しておりまして、なんの覚悟もできておりません。
なにをどう考えたらいいのかわかりませぬ。
次回、医療チームで話し合った結果を聞きながら
今後の生活を考えていくことになると思います。

さて、化学療法室で点滴を終えたのが午後1時半すぎ。
前回の約束どおり、I医師は診察室で過去のCT写真を並べて待っていてくれました。
胃があるときのものと、切除したあとのもの。
内視鏡で見たガンの「最盛期」の写真と、手術直前の小さくなった頃のもの。
そんな写真を複数枚、デジカメで撮らせてもらいました。
「こんなことする人は初めてだなぁ」と言われました。
あまり時間をとらせてはいけないと慌てて撮ったので、ちゃんと写っているかどうか。。。

こういう写真ってブログで公開してもいいのかしら?
パソコンに取り込んで確認してみてから、考えますね。
ま、見たいと言う人もあまりいらっしゃらないかもしれないけど。

来週は娘ッ子の学校で保護者会があるので、診察はパス。
次の診察は再来週になります。
久しぶりのTS-1なので、副作用がひどくないといいのですが。。。
ちょっと不安。

CTの結果は最悪のものでしたが、ひとつだけわかってよかったことがあります。
下痢の原因が食べ物にあったわけではない、ということ。
つまり何食べたって同じなんですよ。
じゃあ、何食べてもいいってことだ。
これで安心して、乳製品も油ものも食べられます。
よかったよかった。
さっそく帰りに久しぶりの牛乳を買ってきました。
豆乳やアカディもいいけどね、やっぱ風呂上りには牛乳でしょ。