ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

痛みとの戦い

2006-11-13 | 闘病生活
手術後、意識朦朧としている中、看護士さんの声が聞こえました。
「Mサン(私のこと)にはメンタルケアが必要になるから」
さらに、あちこち転移していて手遅れだったというようなことを言っているのが聞こえました。
夢か、聞き間違いか。まぁいい。

そのうち激しい痛みが襲ってきたので、看護士さんを呼んで痛み止めの点滴をしてもらいました。
ところが全然痛みがひかない。
痛い痛いと訴えても、一度痛み止め使ったら数時間は使えないと言われるだけ。
私があまりにも騒ぐので、医師が駆けつけてきて点滴をチェック。
「これさぁ、この点滴(痛み止めじゃない方)にこの痛み止めは効かないよ」
あぁそっか!と看護士は走って行って、別の痛み止めを持ってきました。
それをセットしながら「さっきの痛み止めも、人によってはよく効くんだけどねぇ、
Mさんには合わなかったみたい
うそをつくな。
さっき、医師に駆け寄って行ってひたすらあやまっていただろうに。
意識朦朧として何もわからないと思ってるんでしょうけど、けっこうわかってんのよ。
ただ、さすがにあんたの顔と名前はチェックできなかったけどね。
あれ、いったいどの看護士だったんだろう。

手術

2006-11-13 | 闘病生活
寝不足&お腹からっぽ、その上手術ときたら平静でいられるわけがない。
朝からボロボロ泣きっぱなしです。

私の手術は朝1番だったので、起床後すぐに手術着に着替え手術室へ。
手術室までって、ストレッチャーで運んでくれるのかと思ってたら、自分で歩いてくのね。
エレベーターを待っていたら他にも手術着の人がチラホラ。
そうか、朝一番って言ったって、手術室いっぱいあるんだもんね。
私が一番乗りってわけじゃないんだ。

手術室に通じる待合室はさらににぎやかで大勢の患者さんが一列に座っている。
向こうでカウンター越しにカルテのやり取りをしている様子は、まるで みどりの窓口 のよう。
一番奥の壁がガラス張りになっていて、その向こうから手術の担当医と思われる人達が
「ボクの患者さんはどの人かなぁ」って感じでこっちを見渡している様子は、
まるで 開始直前のお見合いパーティ
手術って、こんなににぎやかに始まるんですねぇ。

ガラスの向こうから指名されて、じゃなく名前を呼ばれて、手術室へ。
手術台に横になると、どこからか大勢の人達がドワーッと寄ってきて
(さっきまで確かに誰もいなかった!)
「こんにちわ~麻酔担当の○○で~す」って、頭上のあちこちから挨拶の嵐。
私がまたボロボロ泣き出すと、
これまたあちこちから「大丈夫ですよ~」「心配しないでね~」と優しいお言葉の嵐。
そして、いつのまに全身麻酔をかけられたのかもわからないうちに、全ては終わっておりました。