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「言葉の力」で企業を伸ばす!ビジネスライター奮戦記

日々、企業様の販促、営業戦略立案、編集など仕事の中で感じること、女性の働き方、教育、エコ&オーガニックなどを綴ります。

再び、起業家教育

2004年11月23日 23時42分44秒 | 教育
起業家教育についてお話しするとき、必ず私のプロフィールを聞いていただく。高校時代、マークシートのような選択肢の中から正解を選ぶ、という試験・受験勉強は得意、でも将来なりたいものなんて何もわからなかった。

何となく「政治経済」の授業に興味があったので経済学部へ行きたい、と三者懇談で希望したが、その場で親の反対にあって、あっさりと志望校を外国語大学へ。フランス語がかっこいいな、と思ったけど共通一次の点数に自信がなくて、これまたあっさりイタリア語へ志望変更。夢も何もないから、その場その場で安易に選択する人生。勝てない勝負は避けて通る、という風に自然になっていた。だめもとでやってみよう、とか挑戦、ということは、なんだか恥ずかしいような・・・

で、大学卒業時、就職活動しようにも、業種、職種、エリアなど無数の選択肢のなかからどうやって選べばいいのかわからない。(先生になりたい、という夢をもって教育学部から教員試験、と言う方は本当にうらやましい)
結局、いわゆるBtoCといわれる、一般消費者の目に触れる業種、企業しか知らないし、その中でどんな仕事があるのか、なんてまったくわからない白紙の状態。

で、就職活動は見事に撃沈(まあ、研究もしなければ勉強もしないんだから、当然といえば当然)地元に帰って、求人誌の広告営業、という仕事について初めて、世の中には、川上から川下までいろんな企業で成り立っていて、その企業の中にも、それぞれの部署で支えている人がいてこそ回るんだ、ということを知った。

例えば車を一台作るには、素材部品メーカーはもちろん、素材を作る機械、組み立てる機械を作る機械、部品の型を作る機械、など機械ひとつ取っても川上から川下まで幅広い。

まったく社会人としての知識がなかったと恥ずかしくなる。社会に出て初めていろんなことを学んだ。

起業家教育、というのは、こんな社会の大きな流れを、なんとなく、かもしれないけど、感じたり体験することのできる教育ではないか、と思う。それを小学生なりの、中学生、高校生なりの視点で肌で感じれば、自分の将来を考えるときの大きなヒントになる。
(写真は、起業家教育について語った校長会)


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