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「言葉の力」で企業を伸ばす!ビジネスライター奮戦記

日々、企業様の販促、営業戦略立案、編集など仕事の中で感じること、女性の働き方、教育、エコ&オーガニックなどを綴ります。

家事って何?

2005年03月19日 22時04分21秒 | 働き方

さてさて、仕事と家庭の両立、何が大変か、と独身女性や男性にインタビューされることがある。
我が家は子どもが三人いるので、たいてい
「洗濯物が多いんでしょうね」
「食事の準備とか大変でしょうね」
「掃除もありますよね」
とご心配いただくことが多い。

しかし、働く主婦にとって、何が一番大変か、というと私の実感では、毎日のルーチンな家事、掃除や洗濯、食事の支度や後片付けではない。
そんなことは、毎日の流れの中で何とかこなすし、いざとなれば外注(洗濯はクリーニング、食事は外食・・・)できるもの。
ただし、クリーニングに出しに行くよりは、自分の家で洗濯したほうが取りに行く手間を考えると楽だけどね。
子どもが少し大きくなれば、ごみだし、掃除、洗濯、料理、後片付け、すべて手分けして対応できる。

私にとって大変なのは、そういう日常の生活の中に組み込まれていないこと。
例えば、車の税金をいつまでに払わないといけない!
運動会の前にゼッケンをつけなければならない!
衣替えだ、夏服出さなきゃ!

この前は、娘の足の小指のつめがはがれてしまった。原因は、というと、なんと上靴が小さくなりすぎて、無理してはいていたから!?
それは極端にしても、ついつい秋が来たのに、うちの子だけまだ半袖だ、とか、気がついたら洋服が全部つんつるてんになっていた、、、
予防接種など、元気な子どもを病院に連れて行く余裕もなく、ほとんど受けていない。

いきなり、「明日、これをもっていかなきゃ」と子どもが言い出すのも、かなり難易度が高い。それも、図工の準備でプリンのカップ、牛乳パック、空き箱やきれいな紙、など、コンビニに走っても対応できないものもある。プリンは買って食べればいいんだけど。
最近は、子どもたち、「昨日言ってなくてごめんなさい!実は・・・」と神妙に申し出る。まあ、あまり早く言っても、母の頭からはどうせ抜け落ちてしまうからね。

この春は、引越し、入学、年度末、転校、息子のバレー選抜大会と何重にも重なってしまって、もう何がなんだかわからない状態。
それなのに、ああ、まだ抱えている仕事に追われて、それをこなしている片端から、「これだけ頼まれて!」と次の仕事依頼が入ったりして、家庭の諸案件準備は、いつになったら取り掛かれるのか。
本当に始業式・入学式までに移動できるのか、不安を抱えつつ、今も原稿書いてます!
働くママたち、がんばろう!

次世代を創るのは、「食べ物」

2005年03月10日 23時49分59秒 | スローライフ

この前、小六の長男が学校の家庭科実習で卵料理を作る、といって我が家の(1個68円の!)卵を4個持っていった。私が卵にこだわっているのを家庭で見ていて、「私はたまねぎ」「ボクはケチャップ」など分担するときに、「ボクは卵を持ってくる!」と申し出たようだ。

その日、帰ってきて息子がなんと言ったか。
「お母さん、なんでうちの卵は黄色いの?みんなの卵は、もっとオレンジ色だった」
それで、さっそく、鶏の食べるものによって黄身の色が変わること、今は、濃い色をみんなが好むので、とうがらしやパプリカで色を濃くしていること、場合によっては、着色料を食べさせられている鶏もいる、という話をしたら、色の違いに納得していたようだ。
このように、比べるチャンスがあれば、その違いに気づくことができるが、そもそも、濃い色の卵しか見たことが無い場合、そのことに疑問をもつ機会さえなくなってしまう。

私が、長男を妊娠したときに、「お母さんが薬を飲むと、おなかの赤ちゃんに影響します」と医者に、育児書に、さんざん脅された。母乳を与えているときは、「お母さんの食べたものが、全部母乳に溶け出しますよ」と、これまた散々脅されたものだ。
その自然の摂理を考えたときに、母親鶏が、健康に過ごし、自然で害のないエサを食べるということがいかに大切か、母親なら自分の体験から知っているはずだ。それなのに、口に入れる「卵」という独立した商品になってしまうと、抗生剤入りのエサを食べていようが!?(法律で規制はされているはずですよね)、気にならないというのは、どういうことだろう。
母親が飲んだ薬が胎児に移行する、ということは、母親鶏の食べた着色料も、そのまま卵に入っている、ということであり、それが有害なものであれば、食べた人にも害を及ぼすということは、簡単に想像できる。

次世代を育てる母親なら、自らの体験をもとに、卵と牛乳だけには、正確にいうと、卵と牛乳を供給してくれる母親鶏と母親牛のえさや健康状態には、もっともっと気を遣うべきではないだろうか。
科学がどんなに進歩しようとも、人間は人間からしか生まれないし、その人間は、食べたものでしか成長できない。

卵という商品において、30年、50年前と価格が変わらない「物価の優等生」が、なぜ実現できたのか、デフレを喜ぶ前に、母親ならもっとその裏の現実を学ぶべきだろう。

その知恵や知識を、またさらに未来の大人たちへと伝えていかなければならない。それは、次世代を育てる私たちの責任、ではないだろうか。

体験は力

2005年03月06日 23時22分35秒 | ビジネス
4日・5日と東京へ行ってきた。マミサミ10周年記念大会。
地域密着型子育て情報誌を発行している各地のグループが10年前に福岡に集まったときも、スタッフの一人として走り回っていた。
今回は、司会をさせていただいた。

10年前は、パワフルな育児サークルの集まり、といった感じもあったけれど、10年たって、NPO法人や有限会社になったグループあり、各地で子育て支援を支える核となる人材へと成長している。

体験者、実践者の言葉はなんて力強いんだろう。
裏を返すと、体験の無い知識だけの言葉は薄っぺら、ということ。
力強い言葉で語れる人間になりたい。