緊急経済対策で60万人の雇用創出、というけれど・・・その60万人、本当に就職するのだろうか。
被災地での復興工事で人手不足という。震災以前に建設業についていなかった人たちは、やはり以前の職に戻りたい希望があるから被災地復興の工事現場の職についているのは、地元の人ばかりではないようだ。そうすると、今回の経済対策で生まれる雇用に、どれだけの人が就職するのだろうか。たとえば今内定もらっていない大学生がそのまま就職するのか、というとちょっと違う気がする。自分が希望する職業ではなかったり、一生その仕事をするとイメージできなかったら、昔のようになんとか食べるために何でもする、ということで建設現場に行くのではなく、手っ取り早くサービス業のフリーターか、もしくは生活保護でももらったほうがいい、と思う人もいるかもしれない。
60万人といえば、この20年間?だったか、農業人口は60万人減っているとのこと。しかし今回の経済対策で農地整備に何10億もあてられているらしい。こちらも、未内定の若者たちがその業界にいくのかというと、ちょっと違う気がする。
そしてさらに60万人といえば、少し前ニート64万人、と聞いた。となると彼らがそのままそこにすっぽりはまれば、これはかなりの効果をあげるかもしれないが、まさかそういうことにもならないだろう。
なんだか数合わせで適当に、とは言わないが、無理矢理60万人を積み上げたような気がしてならない。うーん・・・