天皇陛下の退位ということが話題になりました。皇室典範とか憲法とか、きちんとした知識があるわけではないので、単なる雑感ですが、天皇陛下がリオオリンピックの時期ににその意思をビデオメッセージという形で表明されたのは、私には、「万が一にも東京オリンピック開催が喪中にあたってはいけない」というメッセージが込められているように思いました。
昭和から平成に変わるとき、年末に崩御されると社会が大混乱するからというご配慮もあったのではないかと思いますが、昭和64年は確か一週間くらいしかなかったかと思います。天皇陛下のビデオメッセージの全文が新聞に掲載されているのを拝読した時、昭和64年のことを思い出しました。
広島、長崎、沖縄、そして終戦の日を大切にしておられる天皇陛下、もちろんいつまでもお元気でおられることをお祈りしたいですが、きっとご自身の影響を誰よりもご存じだからこそ、万一、時期が重なってしまった場合、現職天皇でおられる状況と、前天皇、というお立場で迎える状況とでは大きく違うといろんなことを知らない私でも思います。
でもどのメディアをみても、そのことに言及する人は誰一人いませんでした。恐れ多くもそんな時期を特定するようなことを言ってはならない、のかもしれません。
でも、もし、そこまでご配慮されているとしたならば、その意をぜひ汲んでいただきたい、と思うのですが・・・