「言葉の力」で企業を伸ばす!ビジネスライター奮戦記

日々、企業様の販促、営業戦略立案、編集など仕事の中で感じること、女性の働き方、教育、エコ&オーガニックなどを綴ります。

子ども手当

2012年02月21日 01時50分39秒 | 教育

私の少し上の世代は、バブルのころにマイホーム取得時期で大変な思いをし、介護保険40歳以上でいち早く負担をし、地域振興券はすり抜けて子ども手当も高校無償化も、子どもの年齢が少し大きすぎて、遅きに失してしまった・・・という年齢かな、と思う。

私はというと、少し前の3歳以下に手当が出る、というのはかすりもしなかったけど、一応地域振興券ももらい、子ども手当は三人目だけはもらい、高校無償化は上の二人が恩恵にあずかったので、まあまあ大外れではなかったかな、とも思う。

しかし、今議論されている子ども手当、相変わらず3歳以下の子どもに増額、中学生はカット、なんて言ってるけど、子育てに本当にお金がかかるのは、高校から大学進学だ。中学受験とはケタ違いの金額がどんどん出ていく。それは、今まで経験してきた人たちもきっと同じことを実感してきたに違いない。

一浪の息子、昨年度は受験料だけで20万以上は使っただろう。ホテル代や交通費もかかった。私立の入学金で16万ほど払ったけど進学しなかった(これは安いほう)。そして、今年度は予備校代がかかり、このほど私立の一般入試で合格したので、第一志望の国立がだめだったときのため入学金28万を払わないといけない羽目に。。。

数学で失敗した!と言ってたから、内心、「これなら入学金払わなくていいかも!」と思っていたのに・・・あれほど、国公立のあとの後期入試にしようよ、と言ったのに・・・。いまどきの私立大学の入試は、同じ学部を何種類もの受験方法で出願できるだめ、受験料もいくらでもかけられるシステム。国公立も前期中期後期と一度に出願するので、前期で合格したら中期後期は捨て金になる。もちろん、機会がたくさんあることはありがたいし、中期後期までかかることも十分想定はできるのだけど、大学を救済しているとしか思えない仕組み。。。

3歳以下を手厚くする、というのは、給与が年功序列で右肩あがりに上がっていた幻想がどこかに残っているのだろう。出費は右肩上がりだけど、収入はもはや横ばいの時代なのに・・・

そして、入学金も、今は前期の授業料は納付しても入学しなかったら帰ってくるようになったからまだまし、という人もいるかもしれないけど、いまどき、手付金で28万も取る業界があったら、悪徳業者扱いだろう。なぜ大学だけが許されるのか・・・せめて高校の私立みたいに、入学金の一部6万円のみ先払い、とでもしてくれたら・・・。

同じ28万使うなら、海外に1週間くらい放浪させて社会経験を積ませるとか、本人の身になるような使い方をしてやりたい、と切に願うのだけど、この28万は、もし国立に行くことになれば、我が子は進学しないその私立大学の学生のために使われることになる。そして、新たな入学金28万を用意して国立大学に納付しなければならない。結局、我が子が進学する大学だけでなく、押さえの大学にも貢献させられる受験生の親は、受験料に入学金に、と足元見られてたかられているかのようだ。

といっても、やはりそこに進学する可能性もあるのだから、無駄金と言い切ることもできない立場もつらいもの。

余談ですが、その私立大学の一般入試が終わった直後に赤本をまたまたマーケットプレイスに出品したら、すぐに買い手がつきました。購入されたのは塾の先生。商機を逃さず有効活用できてよかった。


商機

2012年02月05日 00時27分43秒 | 広告・マーケティング

うちの困った息子たちのおかげで、必ずこの出願時に志望校が変わってしまい、昨年もちょうどこの時期、赤本入手でばたばたし、使わなかったものは、マーケットプレイスへ。初めてネットでものを売ったのだけど、すぐに買い手がついて、この時期みんな急きょ変更で探しているんだな、と感心した。そして、変更後の志望校の赤本は、マーケットプレイスで定価の3倍くらいの値がついていて買う気にならず、ネットで注文しても「在庫なし」が続く。結局書店をまわって数軒目でどうにか見つけた。ネット購入とだぶりかけたが、なんとか食いついて無事キャンセルもでき、1冊のみ購入。

その土壇場で苦労して手に入れた赤本は、その後、当初の志望校を目指して浪人したため、すぐにまたマーケットプレイスにアップするはめに。すると、数ヵ月後になぜか買い手がついた。その学部は、昨年度で募集がなくなったので、まあ売れないだろうなと思っていたら、逆にレアもの?になったのか、その大学の別な学部を受ける人だろうか、購入してくださった。しかも、まだ夏休みなのに一日を争っているからすぐに送って!というリクエスト。無駄にならずにすんでよかった。

そして、このたびの出願で、今度は次男が志望校変更。こちらは、青本なるものを頼まれてずいぶん早くに購入していたのだけど、たぶん1ページも開いていない状態?でお役御免となった。で、別な大学に出願後、再度すぐにマーケットプレイスにアップしたところ、6時間後には注文が入り、これまた探している人がいるんだと感心。翌日すぐに発送し、その翌日には届いているから、有効活用できたに違いない。

なぜすぐに買い手がついたか。それは、毎年新しいものが出る入試関連本は、冊数に限りがあり、この時期には書店にも、ネットにももうなくなってしまっていることが多いから。そのうえ、このマーケットプレイス上には、それを見越したように、定価の1・5倍~3倍くらいの値をつけて売っている業者がたくさんいる。

人の弱みにつけこんで!とすごくいやな気持になる。私自身は当事者だから、これで儲けようとは思わない。無駄もとで買ったものだから買う人がほぼ定価で買えるように値段設定しアップする。と、価格順で当然一番上にくる。本の状態もよい(悲しいことになぜかまだ手をつけておらず・・・だから志望校が変わるんだ!)。だから、すぐに買い手がつくのだろう。当然、アマゾンの手数料や送料で私は赤字になるのだけど、もともと丸損覚悟で買っているのだから、資源も無駄にならず、少しでも回収できれば万々歳。買ってくださった方の合格につながれば、言うことない。

でも、この時期に赤本求めて走り回っている受験生をカモに、あこぎな商売をしようとする業者は、もちろん商機を逃さない、ということなのだろうけど、そんなところでみんな買わずにがんばろうよ!なんて思ってしまう。

でも、もしかしたら、私の出品したものも、そんな業者の仕入れで買われているのかも・・・?なんて勘ぐってみたりして。。しかし、これって、商取引の統計に反映されるんだろうか。私の場合、赤字で売っているのだけど、損益計算していいのだろうか?著者には、最初の売り上げ分しか入らないのも、出版関連業界に携わる者としてはつらいものが。アマゾンの売り上げ的には、手数料分だけだろうから、1件につき数百円程度のもの。しかも、それはアメリカのGDPにカウントされ納税されるとか。

商機を逃さないことで悪印象をもたれるのも、損な話、と思うけど、そんな業者が多いのには驚くばかり。まだ、無茶なこじつけで縁起物商品を開発し、必死で売っている業者さんのほうがよっぽどいい。

ということで、次男が変更した大学の赤本を、これまた志望校変更で譲ってくださった長男の予備校友達に、心ばかりのお礼として、合格祈願QUOカードを、広島では売っていないようなのでわざわざ博多で購入して進呈した。 みんな、いい春が迎えられますように。