Xbox360 の超大作「HALO」シリーズの最新作にして、最後の「HALO」だ。
「HALO REACH」は、Bungie社が制作する最後の「HALO」になるという。
「HALO」シリーズにおけるストーリー的には、この「HALO REACH」が時間的に最初になる。つまり、初代 Xbox 用に発売された「HALO」「HALO2」よりも時間的に前に位置する作品と言うことになる。「HALO REACH」の名称は、本作の舞台となる惑星リーチ (REACH) から来ている。
「HALO」シリーズを簡単に振り返ると、この惑星リーチでの戦いに敗れた人類は、リーチから撤退。ここ惑星リーチで開発・編成されていた「スパルタン-II」も多大な損害を受けてしまう。しかし、惑星リーチから撤退した一人のスパルタン (後のマスターチーフ) が、惑星リーチを救うべくやってきた艦隊の中で、戦艦「オータム」に救助される。戦艦「オータム」は、コブナント達を、少しでも地球から遠ざけようと自ら囮となり、行き先不明の地点へとワープを開始する。
そして、その戦艦「オータム」の中で、蘇生されたスパルタンII がマスターチーフとなり、「HALO」へとストーリーはつながっていくのだ。その後はご存じの通り、惑星HALO は破壊されるが、舞台は地球へ。破壊し尽くされた地球をコブナントたちから取り戻すことに成功するのが、「HALO 3」だ。
というわけで、「HALO REACH」という作品は「HALO」シリーズとして最後の作品なんだけど、「HALO」シリーズの最初のコブナント戦を戦うストーリーになっているのであった。
まずは、最初の1時間だけだが、キャンペーン (シングルプレイ) の序盤をプレイしてみた。
私は、「HALO」シリーズは、結果として全作品遊んでいる。
ということで、それらの作品との比較にもなるわけだが、その中でも、「HALO REACH」は、「HALO」シリーズの最後を飾るにふさわしく、「HALO」シリーズの基本的なおもしろさであるカジュアルな FPS である点を失っていない。また「HALO」シリーズの虜にさせられた SF感満載の美しい惑星の中を縦横無尽に冒険していくというゲームシステムも健在だ。惑星リーチは、これまでの惑星HALO や、地球と同じように自然が美しいし、今回は、惑星リーチ上に生息するチョコボのような生物も走り回っている。とにかく美しい自然と、突撃ありきでも結構なところまで進めちゃう「HALO」というゲームの魅力がシリーズ最高峰にまで高められた作品なのである。
また、今回は、プレーヤーは、スパルタンII チームの新人として参戦することになる。
自分は「ノーブル6(シックス)」と呼ばれることになる。名前から分かるとおり、このチームには元々 5人のスパルタンから編成されているチームだ。キャンペーンシナリオ中、この 5人の先輩スパルタン達は無敵として扱われる。自分が影に隠れて逃げ惑っていても、いつの間にやら先輩達が敵を片付けてくれるなんてことも、しばしばあった。
一方で、自分だけが、チームから離れて戦っていると、思わぬ敵の大群に阻まれて、バンバン死んじゃったりするのであった。
それでは紹介していこう。
まずは、YouTube で紹介されていた予告編のビデオ。
メインメニュー。
これだけのゲームが選択できるぞ。
それにしても、HALO: ODST 頃に完成されたシステムであることは間違いない。
キャンペーンシナリオのメニュー。
こちらも細かい設定ができる。難易度は「アドバンス」が標準とのことだが、最低レベルの「ビギナー」を選択した。これはゲーム下手な私にとっては、いつものことだ。
2nd ステージの後半。自分のワートホグが攻撃されているところ。
敵のニードルを奪って敵を捜索中。
相手の兵器も健在。
うわー、やられた。目の前が一瞬真っ白に。
そんな攻撃を食らっても、シールドゲージが半減する程度。
さすが、スパルタン。
それでも特攻だ~。
あえなく死んでしまった自分。ノーブル6 。
直前のチェックポイントから自動的にプレイが再開される。
このあたりからは、設定メニューだ。
ちなみに、初めてこのメニューを選択したときに、ボーナスを入手することができる。
このボーナスは、過去にプレイした HALO シリーズに依存しているようで、私の場合、「HALO 3」 と 「HALO: ODST」 がカウントされていた。「HALO」、「HALO 2」もプレイしたのだけど…と思ったが、ハードウェア的に初代 Xbox でプレイしているので、カウントされなくて当然といえるかもしれない。「Halo Wars」がカウントされていないのは、やはり、制作スタジオが違うから?
こちらがプレーヤー設定。
性別を見てもらうと分かるのだが、「女性」も選択することが可能だ。
コントローラー設定もお馴染みのもの。
チャレンジというのは、目標設定みたいなものみたいだ。
「ネットワークの状態」というのもよくできている。今回はキャンペーンモードしかプレイしていないため、記録がないように見えるが、自動的に NAT のタイプを識別してくれたり、パケットロス率などを表示してくれるようになっているようだ。これらは、オンライン対戦などを楽しむときに、自分のネットワーク環境を改善するために役に立つ情報なんだろうと思う。
そして、最後のメニューは「HALO WAYPOINT」という、Haloポータルに接続するためのメニュー。こちらを選択すると、「HALO REACH」を終了して、「HALO WAYPOINT」を起動する。ちなみにインストールされていない場合には、自動的にダウンロード画面が表示され、無料で入手することができるぞ。ただ、日本語化されたコンテンツはほとんどないので、残念な感じかもしれない。