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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









3万円で iPad / iPhone 向けに電子書籍を作ってくれるサービス
ちっとも知らなかったのだが、2010年6月14日、ダイヤモンド社から「DReader」という iPhone / iPad 用電子書籍ビューワーの発表会があった (らしい) 。iPhone / iPad 用の電子書籍リーダーなるものは、アップル社純正のiBooks をはじめ、i文庫HD や、CloudReaders みたいなもの、マガストアで使われているヤッパ社のビューワー等など、別に珍しくもないのであるが、この発表が面白いのが、単なる電子書籍ビューワーの発表ではないところ。

では、何を発表したのか。
実際に発表されたのは、この「DReader」という電子書籍ビューワーとセットで、App Store で販売することができるアプリを作ってくれるというサービスだ。

松竹梅の 3種類のコースがある。松、竹は、ダイヤモンド社がかなりサポートしてくれるコースで、費用なども、完全なオーダーメードだ。書籍で言えば持ち込み企画みたいなもので、内容によっては断るという但し書きもある。

注目したいのは「梅」コースだ。
こちらは、「DReader」のライセンス供与とアプリのビルドを実施するというもの。
タグ付きのテキストや画像データの作成、確認作業は、この書籍を作る人が自分で実施し、登録申請も自分でやってくださいね、というセルフメードなコースだ。

料金体系もなかなか興味深い。

・DReaderへのデータ流し込み代=30,000円(消費税別)
・レベニューシェア=お客様のアプリ売上金額の10%
 ※無料アプリはデータ流し込み代100,000円(消費税別)のみ

となっているのだ。

高いのか、安いのか、今ひとつイメージがわかないので、実際に、500円の電子書籍 を作ってみたとしよう。

● 500円の電子書籍を作ってみた時のコスト内訳
 50円 がダイヤモンド社の取り分
 150円 がアップルの取り分
 300円 が作者の取り分

この 300円の元手で、まずはダイヤモンド社に対して、3万円の作成費支払いが掛かるので、100冊は売れないと赤字になる。それで、執筆料や、作成のコストは度外視して、トントンである。

それを超えると、1冊売れるごとに 300円の収入になる。
実際に売れたと仮定して、その収入をみてみると。

・100部で、3万円
・1,000部で、30万円
・1万部で、300万円

実際に、これまでに最も売れた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (以下「もしドラ」)」の場合、5万部売れたという。となると、この梅コースで、出版していたとしたら、1,500万円の収入が得られることになる。企業収入としてみた時に決して大きくはないが、個人で作成したものであれば少なくとも 2-3年暮らしていくには困らない。

ブログとかで人気を得ている人は、その内容を編集して電子書籍化して売ってみるのもいいかも。
今なら、まだ日本語タイトルが少ないので狙い目かもしれませんぜ。
[ 取材日記 ] / 2010-08-24 03:24:19 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




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コメント
 
 
 
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