人生回顧録及び雑記

83歳・記憶の定かの内に日記風に書きとめておきたい。
また日頃勝手に感じた事を記載したい。

長屋にお婆ちゃんが D

2021-02-08 | 回顧録

いつ頃か記憶が定かではありませんが長屋に父の母親が来ました、私のお婆ちゃんです!!

丸髷のお婆ちゃんは品の良い容姿・言葉使いで何故に何処から来たのか?は分かりません。

部屋は6畳二間の畳部屋で夫婦・子供2人同居では狭すぎますので、空いている同じ長屋の隣に一部屋借りてお婆ちゃんが住み始めました。

お婆ちゃんの夫は亡くなった時私と同名で、これらの事から大変可愛がられていました。

お婆ちゃんは函館から来た事と考えられますが背筋が真っすぐで針仕事をしていた記憶があります。

縫物が得意で近所の着物の洗い張りや仕立てをしていました。

着物をほぐし洗いのりを付けて長い張り板に貼り付け又30cm位の細い竹ひごに半円を描くように張り、お手伝いをしたことがあります。

お婆ちゃんの楽しみは映画を見る事です、長男の私だけ連れて札幌の映画館に映画を見に行きました、帰りに食堂で旨い物を食べさせてくれました。

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長屋での生活 C

2021-02-08 | 回顧録

各戸には1.5畳ほどの流し台が通路側にあり大きなカメが設置してあり水くみは私の役目でした。

バケツで水をカメに入れるのですが、横着に玄関の入り口を通さず流し前の窓から入れます・・

土間から窓は高く造られています。

私は背が低い為バケツを持ち上げカメに入れる際、逆に自分にかぶりずぶ濡れで大変な思いをした記憶があります。

又冬のトイレは厳しい寒さの為汚物が凍り便器の近くまで高く積み重なります?

便槽内に平らにはなりません・・

春になると近隣農家から肥溜め付き馬車で汚物の汲み取りに各長屋に来ます。

当時肥料が無い為農家では貴重な肥料でした。

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