人生回顧録及び雑記

83歳・記憶の定かの内に日記風に書きとめておきたい。
また日頃勝手に感じた事を記載したい。

石山選鉱場の記憶・・・(14)

2021-02-14 | 回顧録

話は前後しますが・・

子供の頃、記憶に中に今でも豊羽鉱山の六軒長屋に住んでいた時が一番楽しい思い出に残っています。

その時の様子は今でも鮮明に思い起こすことが出来ます・・・
長屋には多くの子供達がおり、わんぱく盛りの小学生は小学校へ朝通学する時にグランドの下を豆腐屋の前を通り小さな橋を渡り、お寺の裏の近道である林を抜け国道へと出ます・・

豆腐屋の前にはオンコの木があり実が真っ赤になっており、食べながら行きます、又冬になると林の中の樹木が甘いも蜜が出ます・・

木に傷を付け空き缶を吊るしておきますと、帰りには蜜が溜まっています。樹液シロップですね!

選鉱場は元山から鉱石が貨車で運ばれて、左のベルトコンベアーで一番上に運ばれます。

運ばれた原石を女工たちの手で不用の石と選別されて、大きな鉄製のドラムに鉄の砲丸が入っており機械で回ることに依って石が砕かれます。砕いた粉末の原石を化学薬品で溶かし上から下へと移動します。

廃液は下の沈殿場でろ過されて汚泥沼にと移動します。

 

コメント

1947年(昭和22)当時の様子・・・(13)

2021-02-14 | 回顧録

74年前の石山小学校です・・・ご覧のように道路は砂利道で学校の付近は田圃でした。
石山選鉱場の国道沿いには「古郡商店」があり、其の向かいには少し高台に二軒の長屋があり其の前からお寺の境内へとつながっておりました。


秋になりますと稲狩りが行われ櫓に自然干しです・・この写真の前には石段を登ると「石山神社」があり秋祭りには露天が立ち並び、学校から帰ると母親に小遣いを貰って綿菓子やオモチャのピストル百連発等買い、夜になると境内に幕をはり夜間映画が始まります・・
この祭りには藤野・簾舞・常盤など遠くから子供が集まりました。
石切山駅前には大磯馬蹄店や石切山郵便局があり、私の友達が石山消防署の隣に住んでおりある時遊びに行きますとお婆ちゃんが「ボタ餅」を食べさせて貰いました?
そのボタ餅は食べると油臭く感じました・・・

後で知った事ですが戦時中に石山軟石に大きな穴を堀り入口には大木で被い、石油備蓄の大きな円形のドラムが入っており、定鉄線石切山駅から地下パイプで送っていたとの事でした・・

其の時油が地下に漏れて井戸水に入ったとの事でなるほどと思った記憶があります。

その後何度も其の場所を訪れた時穴はすう箇所もあり、未だ鉄製のドラムがありました。

コメント